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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

売上は総額1億ポンド!? マンチェスター・シティが15人を放出するってホントですか?

プレミアリーグのトップクラブにのし上がってからのマンチェスター・シティは、思い切った投資で大物選手を獲得する姿ばかりが目立っていました。1年前は、ジョン・ストーンズ、ギュンドアン、レロイ・サネ、ノリート。スターリングやデブライネ獲得が話題になった一昨年ほどの派手さはありませんが、4750万ポンドのジョン・ストーンズを筆頭に高価な選手を集めており、総額1億5000万ポンド以上の大商い。この夏も、プレミアリーグのライバルに先駆けてベルナルド・シウヴァとエデルソンをゲットしています。ペップ2年め、勝負の年。いつもどおりマン・シティの快進撃は続くものと思われました。

一方で例年と違ったのは、契約満了となった30代の選手をまとめて放出したことです。サバレタ、ヘスス・ナバス、クリシー、サニャ、カバジェロ。いずれもピークを過ぎた感はありますが、カバジェロは昨季プレミアリーグ後半戦のレギュラーGK、ヘスス・ナバスとクリシーは20試合以上出場していた選手です。30代が12人と高齢化が進んでいたとはいえ、ペップは思い切りました。さらにエネス・ウナルをビジャレアルに送り出すと、アーロン・ムーイはハダースフィールドへ。34歳のヤヤ・トゥレは残したものの、ベテランとサブの選手を大量放出して筋肉質になったスカッドは、あとは新戦力を迎えるのみ…と思いきや、アメリカメディア「ESPN FC」は、これからの大掃除は今まで以上に忙しいと主張しています。

彼らがリストアップした退団候補は、何と8人。ついつい忘れがちですが、他クラブにレンタルされていた4人はすべて夏のセールの目玉商品です。エデルソンとブラボがいるチームでは出番がないジョー・ハートには、ニューカッスルとウェストハムがローンで獲りたいといっているようですが、マンチェスター・シティは完全移籍でなければ受け付けず。週給10万ポンドの元エースGKに、1800万ポンド(約26億5000万円)というタグをつけてエデルソンに費した移籍金の一部を取り戻そうとしています。

セヴィージャで活躍したサミル・ナスリは、積極的に起用してくれたホルヘ・サンパオリ監督がアルゼンチン代表監督に就任したため、残留は望み薄。ドーピング疑惑の結末が気になるものの、1000万ポンド(約14億7000万円)はお買い得です。バレンシアでプレイしていたエリアキム・マンガラにはリヨンが興味を持っていると報じられており、1800万ポンドあれば商談成立の可能性大。マン・シティで振るわなかったボニー・ウィルフリードは、ストークでもプレミアリーグ11試合2ゴールと沈黙しており、1000万ポンドで売りさばくのは難しいかもしれません。

残りの4人は、昨季プレミアリーグでパッとしなかったノリートとデルフ、新シーズンは出番がまわってこないかもしれないイヘアナチョとフェルナンドです。イヘアナチョについては、「BBC」がレスターに移籍間近と伝えており、2500万ポンド(約36億8000万円)で決着する見通し。アーロン・ムーイとエネス・ウナル売却で既に2000万ポンドをゲットしているクラブは、在庫一掃セールでトータル1億ポンド(約146億円)の売上をめざしているそうです。こんなにお金をかき集めて、誰を獲ろうとしているのでしょうか。アレクシス・サンチェスの希望年収が1560万ポンド(約22億4000万円)、移籍金が5000万ポンドとしてもおつりが…。

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