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現地記者が一斉にツッコミ!マン・シティの「反論の余地のない証拠」を揺るがす矛盾とは?

「マンチェスター・シティ・フットボールクラブは、2026年10月1日木曜日の午後7時に、プレミアリーグの懲戒問題に関して、委員会の見解に対する包括的な控訴を申し立てたことを認めます。クラブの確固たる立場は、当該意見には法律、原則、事実に関する明白かつ重大な誤りが含まれており、複数の根拠に基づいて不当であるというものです」

「クラブはプレミアリーグによる告発に対して無実であり、本件に関するすべての立場を裏付ける反論の余地のない包括的な証拠が存在します。私たちは、引き続き適正な手続きを尊重します。すべての手続きが完了するまでは、発言できる内容には必然的に制限があります」(2026年10月2日 マンチェスター・シティ公式サイトより)

2009年から2018年の間に、8億3000万ポンドのスポンサーフィーの水増しと、9000万ポンドのコストの隠蔽。独立委員会の衝撃的な告発を受け、マン・シティは控訴したと明言しています。プレミアリーグの規則では、控訴審は申し立てから12週間以内に完了し、そこから30日以内に判決を下さなければならないと定められています。スムーズに進めば、最終ジャッジは2月です。

マン・シティの経営ボードは一貫して無罪を主張しており、ステートメントのなかでも「反論の余地のない包括的な証拠が存在する」といっています。スポンサー契約の一部は、ルール違反と指摘されているクラブのオーナーの出資ではなく、アブダビ政府によるものという論陣です。プレミアリーグは、政府によるスポンサードを認めています。

この主張については、独立委員会が既に「事実無根」と却下しており、「クラブが偽装資金提供スキームの実態を隠蔽するために、事件からかなり経ってからでっち上げた説明である」と切り捨てています。さらに今回の控訴を受けて、「BBC」のアドワイド・ラジャン記者と、「テレグラフ」のサム・ウォレス記者、ジェームズ・ダッカー記者が一斉にツッコミを入れています。

「エティハド航空が2015年に提出した文書は、クラブの主張と真っ向から対立している」と指摘した「テレグラフ」の記事は、11年前の国営航空会社に関する調査における陳述書を引用しています。アメリカの商務省、運輸省、国務省に提出された60ページのドキュメントには、「エティハド航空は、スポンサーシップの費用を自社の資金で賄った」と明記されていました。

「アブダビ政府がエティハド航空によるイングランド・プレミアリーグのサッカークラブ、マンチェスター・シティへのスポンサーシップ費用を支払ったという主張は誤りです。2011年、エティハド航空とマンチェスター・シティは10年間のスポンサーシップ契約を締結し、そのなかにはマンチェスター・シティのスタジアムの命名権も含まれています」

この後、アメリカ政府に追加で提出した資料にも、「当社は設立以来、政府所有の航空会社ですが、アブダビ政府からはいかなる補助金も受けていません。株主からの融資と株式、商業融資によって資金調達していると常に明確にしてきました」と記されています。マン・シティは「エティハド航空が、アブダビの振興のために政府から得た資金だった」とでもいうのでしょうか。

2020年7月、UEFAによるCL出場停止処分を不当としたマン・シティは、スポーツ仲裁裁判所による審議でエティハド航空の元CEOであるジェームズ・ホーガン氏の証言を得ています。「シェイク・マンスールもADUGも、いかなる事業体も、エティハド航空のスポンサー契約に資金を提供したり、支払いを弁済したりしたことはない」。こちらも、今回の説明と矛盾しています。

今まで何度もこすられてきた反論をそのまま持ち込んでも、瞬殺で終わると思われますが、矛盾を解消して説を補強するようなスーパーイリュージョンがあるのでしょうか。プレミアリーグもクラブもファンも、控訴審を早期に終えて今季中に決着がつくことを望んでいます。弁護団の作戦が時間稼ぎではないことを祈る次第であります。


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