7発ゲットのセルヒオ・アグエロが2月MVP!負傷に泣いたエースは、今年こそ年間MVPなるか⁉
1月末には5ゴール差をつけられていたモー・サラーを一気にかわし、18ゴールで得点王争いのトップに躍り出た10番は、最後までハイペースをキープできるでしょうか。直近6試合で1ゴールと今季最大の不振に陥っているサラーが調子を取り戻せず、優勝が遠のいたハリー・ケインが得意の追い込みを見せられなければ、プレミアリーグのトロフィーも得点王もアグエロのものとなるはずです。
プレミアリーグ在籍8シーズンめで、20発以上を5回も記録しているアグエロですが、得点王の座を射止めたのは1回のみ。モウリーニョ監督のチェルシーが制覇した2014-15シーズンに33試合26ゴールという数字を残しており、この年ブレイクしたハリー・ケインに5本差をつけて頂点に立っています。ハットトリック11回は、アラン・シアラーと並ぶ最多記録。2月27日のウェストハム戦で決めたPKでプレミアリーグ通算161ゴールとなり、イングランドにやってきた南米選手では、カルロス・テベスを70発以上も引き離すぶっちぎりのTOPです。これだけの選手が得点王1回に留まり、年間MVPに1度も輝いていないのは、シーズンを通じてコンスタントに活躍したという印象がなかったからでしょう。
マン・シティ初年度の2011-12シーズンは、彼にとって唯一の「長期離脱がなかったシーズン」でした。その後の7年は、どこかで必ず4試合連続以上のお休みがあり、25試合21ゴールの昨季も2月10日のレスター戦で4発の固め獲りに成功した後、11試合中8試合を欠場しました。PFAのベストイレブンは、2017-18シーズンが初めての選出。2006-07シーズンのアトレティコ・マドリードでミスタをベンチに送り込んでから、レギュラーの座を明け渡したことが1度もない選手ですが、不思議なぐらい年間表彰に縁がありません。
そんなベテランストライカーに、最大のチャンスが訪れています。4月のスパーズ戦で決めれば、ビッグ6との直接対決で全チームからゴールゲットとなります。前回の得点王の際は、最後の7試合で9ゴールという確変を起こしていますが、同じようなペースで量産できれば、今度こそ文句なしでMVPを獲得するのではないでしょうか。
サラーとハリー・ケインに1年前の勢いはなく、オーバメヤンはベンチスタートを強いられることもしばしばあります。デブライネは負傷が多いシーズンを過ごしており、身内に敵なし。ポール・ポグバは前半戦の沈黙を咎められるでしょう。最も怖いのは、リヴァプールを革命的に変えたヴィルジル・ファン・ダイク。直近7試合で6ゴールと好調のサディオ・マネには負けるわけにはいきません。レッズに優勝をさらわれることになれば、鉄壁CBか快足ウインガーにもっていかれる可能性大。久しぶりのプレミアリーグ連覇に加えて、チャンピオンズリーグとFAカップをさらうことができれば、30歳の大台に乗ったストライカーはバロンドールまで手に入れられるかもしれません。
残り9試合、リヴァプールとの差は1ポイント。アグエロにまず望むのは、ケガなくシーズンを終えることです。マン・シティ、レッズ、スパーズ、ガナーズ…エースストライカーたちが、最後まで真価を発揮し続けるエキサイティングなシーズンになることを期待しています。リヴァプールの初優勝を観たい気分はありながら、アグエロが評価されるシーズンになってほしいという願望も捨てられません。いやー、ここはフットボールの神様に決めていただきましょう。今夜の相手は、難敵ワトフォードです。ゴールゲットなるか、アグエロ⁉
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5回も20ゴール決めててコンスタントに活躍してないとは厳しいですね
ビッグマッチでも他のストライカーよりゴールを決めているのに
まあ今季も怪我ですでに離脱してますが笑