「敗れたら解任されるだろう」…スペインの名門との決戦間近、ペップがCLへの思いを激白!
最後にビッグイヤーを獲得したのは、バルサを率いていた2010-11シーズン。スペインでは優勝とベスト4しかなかった名将は、バイエルンで3季連続の4強止まりと足踏みし、マンチェスターでは準々決勝でプレミアリーグ勢に敗れるのがお約束となっています。
2010年以降の9シーズンで、プレミアリーグを4回制している盟主マン・シティにとって、欧州戴冠は最大のミッション。「BBCラジオ5」の「フットボール・デイリー」でペップが語った「レアル・マドリードに敗れたら解任されるだろう」というコメントは、ご本人にとっては決して大げさではないのでしょう。
「彼らを倒さなければ、会長かスポーツディレクターがいうだろう。『この結果は充分なものとはいえない。われわれはCLを求めている。君はクビだ』とね。そうなれば『オッケー、ありがとう。楽しかった』と返すしかない」。プレミアリーグで16勝3分6敗と苦しいシーズンを過ごしている指揮官にとって、2月26日のサンティアゴ・ベルナベウは、最も重要な試合のひとつです。
「われわれには、ファンを幸せにしてきた素晴らしい選手たちがたくさんいる。ファンはシーズンの一部を楽しんだ。彼らに、いつも『いいね』『足りないね』などといわれるのはわかっている。受け入れるよ。チャンピオンズリーグで優勝したい。レアル・マドリードとの対戦で夢を見て、楽しむんだ。自分が何ができるかを見届けるために」
「2週間のこのプロセスで、彼らを打ち負かすために何ができるか、想像している。私の職業における最も幸せな時間になるはずだ」
CLで早期敗退となれば、自らの立場が脅威に晒されると繰り返したペップは、常に勝利とタイトルを求められる苦しさを吐露しています。「人々はいつも、すべてのタイトルを制し、20億ポイント、20億ゴールをゲットしなければならないと信じている。時にそれは不可能だ。タイトルを手に入れられるのは1チームだからね。無理だよ。勝者とトロフィーばかり数えるのは、次世代や子どもたちに対するよくないメッセージだと思うよ。シーズンは大惨事だといわれていても、CLで勝てばセンセーショナルだ。なぜ?」。タイトなスケジュールを強いられるなかで、すべてのゲームで勝利に向かわなければならない状況に疲弊しているのかもしれません。
ユヴェントスが、ペップの招聘を画策していると報じられました。CLでベスト8にも残れなければ、名将は環境を変えることを望むような気がしてなりません。ダヴィド・シルヴァはラストイヤー。アグエロはおそらく、残り1年半。フェルナンジーニョのキャリアも晩年に差しかかっています。今まで以上にチームづくりにパワーがかかりそうな状況で、彼は踏みとどまり、シティズンが切望する欧州のタイトルを置いていこうとするでしょうか。激戦必至のレアル・マドリードとのホーム&アウェイは、プレミアリーグに注目するわれわれにとって、未来を左右する大事なイベントなのではないかと思います。彼が飽いているであろう言葉を避けましょう。決戦に向けて、ベストなプロセスを!
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更新有難うございます。
解任されるかどうかはともかく、レアルに負けたらチームを去るかもしれないですね。
まさかのニュースが…