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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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「ポグバはユナイテッドに満足している」…契約延長交渉は、EL終了後にスタート!

ジョゼ・モウリーニョとの確執が騒がれた2年前、スペイン移籍間近と連日のように報じられた1年前。やきもきさせられる夏を繰り返してきたサポーターとしては、夢のような話に聞こえます。マンチェスター・ユナイテッドとポール・ポグバは、ヨーロッパリーグが終わった後、契約延長交渉をスタートさせるようです。プレミアリーグ2019-20シーズンは、16試合1ゴール4アシストという不本意な戦績に終わりましたが、最終盤に見せたブルーノ・フェルナンデスとの絡みは期待感充分でした。現在の契約は2021年までですが、マンチェスター・ユナイテッドは1年延長のオプションを握っており、切羽詰まった交渉にはならないスケジュールです。

「ポグバはユナイテッドに満足している」といっているのは、「スカイスポーツ」のダルメシュ・シェスさんです。「アレクシス・サンチェスの退団によって高額のサラリーから解放されたユナイテッドは、シェフィールド・ユナイテッドから戻ってきたディーン・ヘンダーソンやポグバとの交渉において、いいポジションにある」。プレミアリーグで3位をゲットし、来季のステージはチャンピオンズリーグとなりました。契約締結の期限まで2年もあり、選手はポジティブ。7番放出によってサラリーの原資ができたため、フラットなオファーが可能です。「スカイスポーツニュース」のプレゼンターは、「ポグバについては、テーブルに着くすべての関係者の間で、彼を懸念から遠ざけるという意志統一がなされている」と付け加えています。

2019年6月、日本を訪れた際に行われたインタビューで「新たなチャレンジをする時」「キャリアや年齢を考えると、ステップアップすべきタイミング」と移籍をほのめかしていたプレーメイカーは、何をきっかけに残留に傾いたのでしょうか。2シーズン連続でラウンド16敗退となったレアル・マドリードの停滞か。プレミアリーグ2019-20シーズンを14戦連続無敗で終えたチームに感じた手応えか。あるいは指揮官の信頼か。最も大きかったのは、ブルーノ・フェルナンデスの入団ではないでしょうか。プレミアリーグ14試合8ゴール7アシストという素晴らしいスタッツを残したアタッカーとともにプレイし、ビッグタイトル獲得の可能性を感じたのではないかと思います。

センターにコンバートされたアントニー・マルシアルはラインの裏を狙う意識が高まり、右サイドに定着したメイソン・グリーンウッドはカットインからのシュートの精度を向上させています。速攻を仕掛けられる状況と見ると、瞬時にもらえる位置に動くラシュフォードも、プレミアリーグ17ゴールと得点力がUPしました。スペースを創るのも使うのもうまいブルーノ・フェルナンデスが加わったことで、パスコースが4つに増えたポグバにとって、今まで以上に長短の正確なパスが活きる環境が出来上がりつつあります。

「彼は残留するね。今でもポールとは親密だ。ユナイテッドのユースにいた頃からの付き合いで、お互いの家族とも親しく、しょっちゅう連絡を取り合っている。この関係は変わらないよ」。6月にポグバは残ると断言していたアドナン・ヤヌザイの言葉を信じたいと思います。27歳になったポグバが本領を発揮し、2シーズンめのイガロがフィット感を高め、攻めのオプションとなるタレントを1~2枚足せれば、マンチェスター・ユナイテッドは優勝争いに食い込めるのではないかと思います。朗報は、9月でしょうか。期待してます!


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