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ジェイドン・サンチョに値下がりの噂…マン・ユナイテッドが今度こそ獲得ってホントですか!?

2019-20シーズンのブンデスリーガで32試合17ゴール17アシスト。負傷で2ヵ月欠場した今季も24試合8ゴール11アシストと、まずまずの数字を残しています。21歳になったジェイドン・サンチョについて、1年前と同じような噂が流れていますが、マンチェスター・ユナイテッドは高額な移籍金を払えるのでしょうか。「インサイドフットボール」のディーン・ジョーンズさんは、「これまで以上に可能性は高い」と主張しているものの…。

「ユーロスポーツ」に掲載された彼のレポートによると、プレミアリーグの名門が初めてジェイドン・サンチョに興味を示したのは、2018年10月だったそうです。当初は、ジョゼ・モウリーニョの希望案件。その年の暮れに指揮を執ることになったオーレ・グンナー・スールシャール監督も、右サイドからゴールを狙えるウインガーを欲しがっており、アプローチは継続されました。2020年の夏に獲得をめざした際は、ドルトムントが設定した1億2000万ユーロ(当時のレートで約150億円)を高すぎるとして撤退。冬のマーケットでは、動く気配はありませんでした。

今回、可能性が高まったとしている最大の理由は、ドルトムントの値下げです。コロナウイルスの感染拡大以降、財政が厳しくなっているクラブは、移籍金の額を1億ユーロまで下げているとのこと。9末のリーグ開幕以降、2020年のブンデスリーガをノーゴールで終えた時点では、5000万ポンド(約77億円)に向かっているという見方もありましたが、その後の活躍によって価値が目減りしたという報道は立ち消えています。このご時世で8500万ポンド(約131億円)は、かなりの高額ではあるものの、6500万ポンド(約100億円)でオファーするといわれているクラブは、交渉次第で値段は下がると期待しているようです。

エディンソン・カバーニ、エリック・バイリーと新契約を締結したマンチェスター・ユナイテッドが、主力の売却によって資金を捻出するのは容易ではありません。CBやセントラルMFも必要としているクラブが手離せるのは、アントニー・マルシアル、ファン・マタ、フィル・ジョーンズ、ダニエル・ジェームズ、ネマニャ・マティッチといったあたりでしょうか。今季プレミアリーグで4ゴールのマルシアルや、出場機会が激減したダニエル・ジェームズも高値では売れないでしょう。ユーロ2021が終わった後、開幕までの短期間で決着しなければ、マンチェスター・ユナイテッドは早々に諦めるかもしれません。

プレミアリーグは2位、ヨーロッパリーグは決勝に進出したクラブが進化をめざすなら、マンチェスター・シティと伍する布陣と戦術が必要になります。不用意なミスが減らないリンデロフをベンチに追いやるCBの獲得と、中盤センターの強化は必須でしょう。2年めを迎えるファン・デ・ベークが真価を発揮するようになったとしても、新戦力はウインガーのみというわけにはいきません。

ジェイドン・サンチョはプレミアリーグ復帰を望んでおり、ドルトムントとの間には「容認できるレベルのオファーがあれば移籍を認める」という紳士協定があるといわれていますが、ドイツとイングランドの間にある2000万ポンド程度の溝は埋まるのでしょうか。ジョン・マータフFDとダレン・フレッチャーTDの立ち回りに注目しましょう。


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