2022.06.02 マンチェスター・ユナイテッドの話題
ついに退団決定。「BBC」の記者が語る「ポール・ポグバがうまくいかなかった理由」
「POGBACK」。われわれにとっても彼にとっても、この6年で最もハッピーだったのは、2016年8月9日だったのかもしれません。ポール・ポグバがマンチェスター・ユナイテッドに戻ってくるとアナウンスされた日。ジョゼ・モウリーニョが率いるチームは、ズラタン・イブラヒモヴィッチ、ヘンリク・ムヒタリアン、エリック・バイリーも獲得し、サー・アレックス・ファーガソンの成功を再現できるのではないかという期待に満ち溢れていました。
移籍金は、当時のワールドレコードとなる8900万ポンド。「BBC」のサイモン・ストーン記者は、ポグバのサラリーについて、こう記しています。基本年俸は775万ポンドで、375万ポンドのロイヤリティボーナスが付加。チャンピオンズリーグに出場した場合は、185万ポンドが加算されます。肖像権は年間300万ポンド。これらをすべて足すと、1635万ポンド(約26億6000万円)になります。代理人のミーノ・ライオラは、4100万ポンドという巨額の報酬を手に入れました。
あれから6年、プレミアリーグ154試合29ゴール38アシスト。ポール・ポグバは、移籍金とサラリーにふさわしいパフォーマンスを披露できないまま、マンチェスター・ユナイテッドとの契約が満了になったと発表されました。イングランドの名門クラブからビッグマネーを引き出したミーノ・ライオラは、次のクラブを決めるテーブルに着くことなく、4月30日に逝去。「BBC」の記者は、ポグバ退団の報を受けて、刺激的なタイトルのレポートを配信しています。
「Where it went wrong at Man Utd for the World Cup winner(ワールドカップウィナーは、マンチェスター・ユナイテッドでどこを間違えたのか)」
プレミアリーグに精通したジャーナリストの指摘は明快です。ジョゼ・モウリーニョもオーレ・グンナースールシャールも、もちろんラルフ・ラングニックも、フランス代表で素晴らしいパフォーマンスを見せているプレーメイカーに適切なポジションと役割を用意できなかった…。
2センターの左、インサイドMF、2列めの左。ジョゼ・モウリーニョは攻撃で活かすよりも守備時の速やかな帰陣を要求し、スールシャールは左サイドの交通整理をできずに終わりました。彼が出ていきたいエリアには、ズラタン、マルシアル、ラシュフォード、サンチョがいて、フレッジやマクトミネイは、彼が空けたスペースをカバーできずにいました。
ポグバの強みを最もうまく引き出したのは、2021年8月14日のブルーノ・フェルナンデスでしょう。プレミアリーグ開幕節のリーズ戦でハットトリックを達成した18番は、ポグバが出しやすいスペースにいち早く動いていました。驚異の4アシスト、いよいよ「ポグバのシーズン」がやってくる…淡い期待は、クリスティアーノ・ロナウドの入団によって断ち切られました。
「フランス代表はシンプルだ。自分の役割はわかっているし、監督と選手たちの信頼を感じている。マンチェスター・ユナイテッドで違和感があるのは当然だろう。自分のポジションとシステム、パートナーがしばしば変わるため、一貫性を保つのが難しかった」
フランスメディア「フィガロ」のインタビューに応じたポグバは、自らの問題について的確に把握していたようです。最後のシーズンは、プレミアリーグ20試合1ゴール9アシスト。微妙な額の移籍金を得るより、契約延長の可能性を選んだマンチェスター・ユナイテッドのギャンブルは失敗に終わりました。
2-0から2ゴールを決め、逆転勝利に導いた2018年4月7日のマンチェスターダービー。先制ゴールをゲットした2017年5月24日のヨーロッパリーグファイナル。印象的なパフォーマンスは、すべて散文的なエピソードです。13ゴール8アシストの2018-19シーズンも、ゴールの過半はPKで、ジョゼ・モウリーニョとの確執のほうが話題になった1年でした。
ペップのチームなら、どうなっていたのか。クロップは活かせたのか。この数年、頭のなかを駆け巡っていた問いを封印したいと思います。次のステージは、アッレグリが待つユーヴェでしょうか。フットボールの世界でときどき起こるボタンのかけ違いが、ようやく終わりました。無念と安堵。気持ちの整理がつくまでに、もうしばらく時間が必要です。
移籍金は、当時のワールドレコードとなる8900万ポンド。「BBC」のサイモン・ストーン記者は、ポグバのサラリーについて、こう記しています。基本年俸は775万ポンドで、375万ポンドのロイヤリティボーナスが付加。チャンピオンズリーグに出場した場合は、185万ポンドが加算されます。肖像権は年間300万ポンド。これらをすべて足すと、1635万ポンド(約26億6000万円)になります。代理人のミーノ・ライオラは、4100万ポンドという巨額の報酬を手に入れました。
あれから6年、プレミアリーグ154試合29ゴール38アシスト。ポール・ポグバは、移籍金とサラリーにふさわしいパフォーマンスを披露できないまま、マンチェスター・ユナイテッドとの契約が満了になったと発表されました。イングランドの名門クラブからビッグマネーを引き出したミーノ・ライオラは、次のクラブを決めるテーブルに着くことなく、4月30日に逝去。「BBC」の記者は、ポグバ退団の報を受けて、刺激的なタイトルのレポートを配信しています。
「Where it went wrong at Man Utd for the World Cup winner(ワールドカップウィナーは、マンチェスター・ユナイテッドでどこを間違えたのか)」
プレミアリーグに精通したジャーナリストの指摘は明快です。ジョゼ・モウリーニョもオーレ・グンナースールシャールも、もちろんラルフ・ラングニックも、フランス代表で素晴らしいパフォーマンスを見せているプレーメイカーに適切なポジションと役割を用意できなかった…。
2センターの左、インサイドMF、2列めの左。ジョゼ・モウリーニョは攻撃で活かすよりも守備時の速やかな帰陣を要求し、スールシャールは左サイドの交通整理をできずに終わりました。彼が出ていきたいエリアには、ズラタン、マルシアル、ラシュフォード、サンチョがいて、フレッジやマクトミネイは、彼が空けたスペースをカバーできずにいました。
ポグバの強みを最もうまく引き出したのは、2021年8月14日のブルーノ・フェルナンデスでしょう。プレミアリーグ開幕節のリーズ戦でハットトリックを達成した18番は、ポグバが出しやすいスペースにいち早く動いていました。驚異の4アシスト、いよいよ「ポグバのシーズン」がやってくる…淡い期待は、クリスティアーノ・ロナウドの入団によって断ち切られました。
「フランス代表はシンプルだ。自分の役割はわかっているし、監督と選手たちの信頼を感じている。マンチェスター・ユナイテッドで違和感があるのは当然だろう。自分のポジションとシステム、パートナーがしばしば変わるため、一貫性を保つのが難しかった」
フランスメディア「フィガロ」のインタビューに応じたポグバは、自らの問題について的確に把握していたようです。最後のシーズンは、プレミアリーグ20試合1ゴール9アシスト。微妙な額の移籍金を得るより、契約延長の可能性を選んだマンチェスター・ユナイテッドのギャンブルは失敗に終わりました。
2-0から2ゴールを決め、逆転勝利に導いた2018年4月7日のマンチェスターダービー。先制ゴールをゲットした2017年5月24日のヨーロッパリーグファイナル。印象的なパフォーマンスは、すべて散文的なエピソードです。13ゴール8アシストの2018-19シーズンも、ゴールの過半はPKで、ジョゼ・モウリーニョとの確執のほうが話題になった1年でした。
ペップのチームなら、どうなっていたのか。クロップは活かせたのか。この数年、頭のなかを駆け巡っていた問いを封印したいと思います。次のステージは、アッレグリが待つユーヴェでしょうか。フットボールの世界でときどき起こるボタンのかけ違いが、ようやく終わりました。無念と安堵。気持ちの整理がつくまでに、もうしばらく時間が必要です。
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リンガードの退団も発表されましたね。何かひとつ時代が終わる感じがします。ポグバには新天地でのびのびとプレーしてほしいです。
ユヴェントスと代表では輝いていました。マンユナイテッドでも昨シーズン後半に、ブルーノやカバーニなどと連動が上手くいってたので期待がありました。
来シーズンはワールドカップもあるし、輝きを取り戻すかもしれませんね。
うまくいかなかった理由?
本人はグダグダ言ってるけど、要は努力不足でしょ。
シーズン中は安定して一定レベルのプレーが続けられずに
オフシーズンは毎シーズン移籍をほのめかして、周囲を振り回す。
チームのファンからしたら「給料分の仕事もせず言いたい放題なんてふざけんな!」
です。
フランス代表でのカンテ、ユーヴェではビダルみたいな
守備の負担を軽減してくれるような相棒がいればってことなんでしょうが
モドリッチを見ていれば、そんなものは甘えに過ぎないことは、よーく解る。
(比較対象にするのは気の毒かもしれないが)
ユナイテッドにはカゼミーロのような選手がいないので単純比較は出来ないけど
5、6歳?も上なのに、運動量、献身性、プレー強度等の総合的なパフォーマンスの安定性が全然違う。
利他的なプレーが出来ないポグバが、仮にモドリッチの年齢まで現役を続けられても
クラブチームでの成績は到底及ばないでしょう。
どこのクラブに行くかなんて、知ったこっちゃありませんが
公私で王様扱いしてくれるトコで気儘にプレーすりゃいいんじゃないか、と思います。
彼の件では在籍当時からストレスが溜まっていたもので
グダグダと駄文を書き連ねてしまいました。
長文のコメント失礼いたしました。