イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

獲るのはシメオネ?ナポリ? データから見えるクリスティアーノ・ロナウドの功罪。

獲得に興味ありといわれていたバイエルン、チェルシー、パリは揃ってNG。レヴァンドフスキを押さえたバルセロナも、可能性ゼロでしょう。マンチェスター・ユナイテッドから離れたがっているクリスティアーノ・ロナウドの行き場は、限られています

プレミアリーグでプレイする可能性は、オールド・トラフォードに残る以外にありません。マンチェスター・シティはアーリング・ブラウト・ハーランド、リヴァプ―ルはダルウィン・ヌニェス、アーセナルはガブリエウ・ジェズスと、いずれもエース候補を獲得。ハリー・ケインとリシャルリソンがいるスパーズも間に合っています。

ルカクがいたポジションが未だ空いているチェルシーは、トゥヘル監督が難色を示しています。昨季プレミアリーグで18ゴールという得点力は魅力ですが、90分あたりのプレスの回数はリーグのFWで最下位を争うレベルです。ブルーズの指揮官は、前線の守備が脆弱になるのを嫌ったのかもしれません。

2020-21シーズンのプレミアリーグで73ゴールを決めていたマンチェスター・ユナイテッドは、ロナウドが18発決めたのに57ゴールと、得点力を落としてしまいました。彼がマドリードからユヴェントスに移籍した際も、同じことが起こっています。2017-18シーズンに86ゴールだったユーヴェは、ロナウドが21発でもトータル70ゴール。翌シーズンから31ゴール、29ゴールとさらなる量産モードに入ったにもかかわらず、チームの勝率は下落する一方でした。

「アスレティック」でデータアナリストを務めるマーク・キャリーさんは、トリノとマンチェスターで発生した現象について、「すべての攻撃の道はロナウドに通じていた」「ベストポジションにいようといまいと、彼はボールを要求する」と指摘しています。

ロナウドの加入で強くなる可能性があるのは、計算できる点取り屋が抜けてしまったチームでしょう。たとえば、オシムヘンにバイエルン移籍の噂があるナポリ。ルイス・スアレスが退団し、サラリーが高いモラタを売ろうとしているアトレティコ・マドリードもあてはまります。「ESPN」は、「ロナウドのプラス面のみを引き出し、機能させることができるアンチェロッティがいるレアル・マドリード復帰」を提案しています。

マンチェスター・ユナイテッドのサポーターとして、今いえるのは、「この話がどう転ぶとしても、ストライカーとプレミアリーグ経験があるセントラルMFを早く獲っておきましょう」といったところです。とはいいつつも、プレミアリーグの開幕前に白黒はっきりしていただけると、ありがたいのですが…。


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