2023.03.04 マンチェスター・ユナイテッドの話題
トータル20発は欧州TOP!マンチェスターユナイテッドが途中出場の選手のゴールが多い理由。
FAカップ5回戦で、ウェストハムを3-1で下したマンチェスター・ユナイテッド。ベンラーマに先制された後、オウンゴールで追いつくと、90分にガルナチョの素晴らしいコントロールショットが決まって逆転!さらに95分、ナイフ・アゲールのトラップミスをヴェグホルストが引っかけ、フリーだったフレッジがアレオラの脇を抜きました。
86分にザビッツァーと代わったばかりだったフレッジのフィニッシュは、今季公式戦で20発めとなる途中出場の選手のゴールです。
この数字を「エリック・テン・ハフのスーパーサブマジック」と称えた「テレグラフ」が、関連するさまざまなスタッツを紹介しています。イアン・ウィッテル記者が最初に挙げたのは、プレミアリーグにおける下位クラブのゴール数。ノッティンガム・フォレスト、ウルヴス、エヴァートン、サウサンプトンは、25節までのチーム全体のトータルが20を下回っています。
次に紹介しているのは、欧州のランキングです。マンチェスター・ユナイテッドの途中出場20ゴールは、欧州No.1。2位がナポリとビジャレアルの17ゴールで、バルサは14ゴール、マドリードの2クラブとフィオレンティーナが13ゴールで続いています。プレミアリーグのライバルを見ると、リヴァプールは5ゴールで、マンチェスター・シティは3つのみです。
さて、今季のマンチェスター・ユナイテッドは、なぜ途中出場の選手のゴールが多いのでしょうか。「テレグラフ」の記者は、「こういう姿は、必然的にサー・アレックス・ファーガソン時代のユナイテッドと比較されることになるが、ひとつだけ重要な違いがある」と前置きしながら、指揮官の交代策がポイントと解説しています。
「あの頃のユナイテッドは土壇場で勝負強く、イングランドサッカーの辞書に”ファーギータイム”という言葉を載せていた。しかしテン・ハフ率いるチームは、同じ結果を得るために、違うモデルを採用している。メロドラマのようとはいわないが、より効果的な方法である。戦術センスがあるテン・ハフ(天才と呼ぶには少し早いかもしれない)は、16人の枠をフル活用しているのだ」
これまでのゲームを振り返ると、スーパーサブマジックが多い理由が見えてきます。ひとつめは、前半が低調なゲーム、あるいは先に失点を喫する展開が多いからです。見切りが早いゲームチェンジャーは、18試合でハーフタイムにサブの選手を投入しており、後半の打ち手の多くは、勝ち越しや逆転をめざす「攻めの交代策」です。
もうひとつの理由を説明する前に、20ゴールの内訳を見てみましょう。ラシュフォードが6ゴール、マルシアルが4ゴール、フレッジが3ゴールで、ジェイドン・サンチョとガルナチョが2ゴール、アントニー、マクトミネイ、クリスティアーノ・ロナウドが1ゴール。10番が6つも決めているのは、「格下のクラブとのゲームで、主力を後半から投入することが多いから」です。
プレミアリーグで途中交代から決めたのは、寝坊してミーティングに遅刻し、スタメンから外されたウルヴス戦のみ(0-1の決勝ゴール!)です。残りの5ゴールは、2発ゲットしたチャールトン戦&オモニア・ニコシア戦と、ヘディングで決めたシェリフ・ティラスポリ戦。ELの2試合はハーフタイムから、FAカップは残り30分からと、予定通りの登場だったゲームです。
マルシアルの4ゴールはすべて負傷欠場明けで、フル出場が望めない状況でした。サンチョも同様で、長期離脱から復帰した直後の2発。プレミアリーグ4シーズンで6ゴールしか決めていないフレッジの3発は謎ですが、「カゼミーロの隣でプレイできて、めっちゃ元気」「トップの背後でプレスをまかすための投入が多く、シュートレンジに顔を出しやすい」といったところでしょうか。
5人の交代枠を目いっぱい活用し、劣勢を打開してしまうテン・ハフ采配の素晴らしさを称えつつ、短い時間で結果を残してきたスーパーサブたちにも拍手を送りましょう。ただし、ひとつだけ注文があります。ハーフタイムのタバコを減らしたいので、前半からリードして逃げ切る試合を増やしてください。できれば、明日からお願いしたいのですが…。
86分にザビッツァーと代わったばかりだったフレッジのフィニッシュは、今季公式戦で20発めとなる途中出場の選手のゴールです。
この数字を「エリック・テン・ハフのスーパーサブマジック」と称えた「テレグラフ」が、関連するさまざまなスタッツを紹介しています。イアン・ウィッテル記者が最初に挙げたのは、プレミアリーグにおける下位クラブのゴール数。ノッティンガム・フォレスト、ウルヴス、エヴァートン、サウサンプトンは、25節までのチーム全体のトータルが20を下回っています。
次に紹介しているのは、欧州のランキングです。マンチェスター・ユナイテッドの途中出場20ゴールは、欧州No.1。2位がナポリとビジャレアルの17ゴールで、バルサは14ゴール、マドリードの2クラブとフィオレンティーナが13ゴールで続いています。プレミアリーグのライバルを見ると、リヴァプールは5ゴールで、マンチェスター・シティは3つのみです。
さて、今季のマンチェスター・ユナイテッドは、なぜ途中出場の選手のゴールが多いのでしょうか。「テレグラフ」の記者は、「こういう姿は、必然的にサー・アレックス・ファーガソン時代のユナイテッドと比較されることになるが、ひとつだけ重要な違いがある」と前置きしながら、指揮官の交代策がポイントと解説しています。
「あの頃のユナイテッドは土壇場で勝負強く、イングランドサッカーの辞書に”ファーギータイム”という言葉を載せていた。しかしテン・ハフ率いるチームは、同じ結果を得るために、違うモデルを採用している。メロドラマのようとはいわないが、より効果的な方法である。戦術センスがあるテン・ハフ(天才と呼ぶには少し早いかもしれない)は、16人の枠をフル活用しているのだ」
これまでのゲームを振り返ると、スーパーサブマジックが多い理由が見えてきます。ひとつめは、前半が低調なゲーム、あるいは先に失点を喫する展開が多いからです。見切りが早いゲームチェンジャーは、18試合でハーフタイムにサブの選手を投入しており、後半の打ち手の多くは、勝ち越しや逆転をめざす「攻めの交代策」です。
もうひとつの理由を説明する前に、20ゴールの内訳を見てみましょう。ラシュフォードが6ゴール、マルシアルが4ゴール、フレッジが3ゴールで、ジェイドン・サンチョとガルナチョが2ゴール、アントニー、マクトミネイ、クリスティアーノ・ロナウドが1ゴール。10番が6つも決めているのは、「格下のクラブとのゲームで、主力を後半から投入することが多いから」です。
プレミアリーグで途中交代から決めたのは、寝坊してミーティングに遅刻し、スタメンから外されたウルヴス戦のみ(0-1の決勝ゴール!)です。残りの5ゴールは、2発ゲットしたチャールトン戦&オモニア・ニコシア戦と、ヘディングで決めたシェリフ・ティラスポリ戦。ELの2試合はハーフタイムから、FAカップは残り30分からと、予定通りの登場だったゲームです。
マルシアルの4ゴールはすべて負傷欠場明けで、フル出場が望めない状況でした。サンチョも同様で、長期離脱から復帰した直後の2発。プレミアリーグ4シーズンで6ゴールしか決めていないフレッジの3発は謎ですが、「カゼミーロの隣でプレイできて、めっちゃ元気」「トップの背後でプレスをまかすための投入が多く、シュートレンジに顔を出しやすい」といったところでしょうか。
5人の交代枠を目いっぱい活用し、劣勢を打開してしまうテン・ハフ采配の素晴らしさを称えつつ、短い時間で結果を残してきたスーパーサブたちにも拍手を送りましょう。ただし、ひとつだけ注文があります。ハーフタイムのタバコを減らしたいので、前半からリードして逃げ切る試合を増やしてください。できれば、明日からお願いしたいのですが…。
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喫煙者として一言!
ハーフタイムの時点で3-0なんかで勝ってると結局気分良くタバコ休憩になっちゃうので本数は変わらないと思いますよ!勝っても負けても言い訳のように喫煙タイムに入るのはスモーカー観戦者のサガだと思います。
これは、自信たっぷりで反論できます(笑)
ハイライトを何度も見るか、背を向けるかで1~2本の差。