2023.09.29 マンチェスター・ユナイテッドの話題
現地記者が絶賛!プレスをさぼらないハンニバル・メイブリが残した3つの秀逸なスタッツ。
ハンニバル・メイブリのプレミアリーグデビューが2年前と聞くと、驚く人もいるかもしれません。2020-21シーズンの最終節、ウルヴス戦の82分にファン・マタの後を継いだ時は18歳でした。昨シーズンは、ローン移籍でバーミンガムへ。ジョン・ユースタス監督の下でひたすら走ったMFは、テン・ハフのチームで大ブレイクする予感を漂わせています。
今季プレミアリーグで最初にベンチに入ったのは、エミレーツのアーセナル戦。マイヌー、メイソン・マウント、マクトミネイなど主力の大量リタイアがなければ、声はかからなかったかもしれません。初出場は、5節のブライトン戦。カゼミーロの代役として64分にピッチに入ると、73分に強烈なミドルを右隅に叩き込みました。
ガッツポーズ連発のセレブレーションには、「3-1で負けている状況で、はしゃぎすぎ」という声もあったようですが、持ち場に戻りながらのアクションゆえ温かい目で見てあげてもいいでしょう。オールド・トラフォードに集う73592人の前で、プレミアリーグ初ゴールを決めるという経験は、誰でもできることではありません。
続くバーンリー戦では、トップ下で初先発。シュートゼロ、パス成功22本、チャンスメイク2回、タックル成功2回は、まずまずと表現するのが妥当なスタッツですが、「スカイスポーツ」のアダム・ベイト記者は「目を見張るパフォーマンス」と絶賛し、3つの素晴らしい数字を挙げています。
ひとつめは、走行距離。ターフ・ムーアのピッチで20歳のMFが記録した12.9kmは、2019年以降のマンチェスター・ユナイテッドで誰も届かない堂々のレコードです。2つめは、プレスの回数。90分あたりで100回は、チームメイトのホイルンドの78.7回を大きく上回るぶっちぎりのリーグTOPです。
最後のひとつは、時速25km以上のスプリントによるプレスで、90分あたりで14.4回。こちらも、タヴェルニエ、ソン・フンミン、アンソニー・ゴードン、ウーデゴーアをしのぐNO.1です。「完璧な仕事だった」というテン・ハフ監督の言葉は、「ゲームをコントロールするためには適切なプレッシングが必要」という自らの哲学を実践してくれたことに対する称賛でしょう。
「今はディテールが重要で、もっと努力しなければならないと理解している。自分がベストと思っていても、実際にはもっと優れた人がいる。だから懸命に働かなければならない。そういう気持ちがプレイの一部になっている。僕よりフィジカルが強い選手が相手でも、ボールを奪いたければアグレッシブにいかないと。それができた後に、テクニックを発揮できるんだ」(ハンニバル・メイブリ)
グリーンウッド、サンチョ、アントニー…将来が楽しみだった生え抜きと高額の移籍金を投じたワールドクラスを、トラブルによって次々と失ったダメージは甚大です。ガルナチョ、ペリストリ、そしてハンニバル・メイブリ。テン・ハフのコンセプトを体現する彼らのブレイクによって、再びビッグタイトルを争えるチームになってもらえればと期待しています。(ハンニバル・メイブリ 写真著作者/Ardfern)
今季プレミアリーグで最初にベンチに入ったのは、エミレーツのアーセナル戦。マイヌー、メイソン・マウント、マクトミネイなど主力の大量リタイアがなければ、声はかからなかったかもしれません。初出場は、5節のブライトン戦。カゼミーロの代役として64分にピッチに入ると、73分に強烈なミドルを右隅に叩き込みました。
ガッツポーズ連発のセレブレーションには、「3-1で負けている状況で、はしゃぎすぎ」という声もあったようですが、持ち場に戻りながらのアクションゆえ温かい目で見てあげてもいいでしょう。オールド・トラフォードに集う73592人の前で、プレミアリーグ初ゴールを決めるという経験は、誰でもできることではありません。
続くバーンリー戦では、トップ下で初先発。シュートゼロ、パス成功22本、チャンスメイク2回、タックル成功2回は、まずまずと表現するのが妥当なスタッツですが、「スカイスポーツ」のアダム・ベイト記者は「目を見張るパフォーマンス」と絶賛し、3つの素晴らしい数字を挙げています。
ひとつめは、走行距離。ターフ・ムーアのピッチで20歳のMFが記録した12.9kmは、2019年以降のマンチェスター・ユナイテッドで誰も届かない堂々のレコードです。2つめは、プレスの回数。90分あたりで100回は、チームメイトのホイルンドの78.7回を大きく上回るぶっちぎりのリーグTOPです。
最後のひとつは、時速25km以上のスプリントによるプレスで、90分あたりで14.4回。こちらも、タヴェルニエ、ソン・フンミン、アンソニー・ゴードン、ウーデゴーアをしのぐNO.1です。「完璧な仕事だった」というテン・ハフ監督の言葉は、「ゲームをコントロールするためには適切なプレッシングが必要」という自らの哲学を実践してくれたことに対する称賛でしょう。
「今はディテールが重要で、もっと努力しなければならないと理解している。自分がベストと思っていても、実際にはもっと優れた人がいる。だから懸命に働かなければならない。そういう気持ちがプレイの一部になっている。僕よりフィジカルが強い選手が相手でも、ボールを奪いたければアグレッシブにいかないと。それができた後に、テクニックを発揮できるんだ」(ハンニバル・メイブリ)
グリーンウッド、サンチョ、アントニー…将来が楽しみだった生え抜きと高額の移籍金を投じたワールドクラスを、トラブルによって次々と失ったダメージは甚大です。ガルナチョ、ペリストリ、そしてハンニバル・メイブリ。テン・ハフのコンセプトを体現する彼らのブレイクによって、再びビッグタイトルを争えるチームになってもらえればと期待しています。(ハンニバル・メイブリ 写真著作者/Ardfern)
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