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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

「ザ・サン」のおすすめプレーヤー、本田圭佑がマンチェスター・ユナイテッドに逆オファー⁉

Give me an offer. I don’t need money but I need to play with great team and great team mate!(オファーをください。お金は要らないが、偉大なチームや仲間とプレイする必要があります)」。フリーエージェントの本田圭佑が、Twitterを通じて逆オファーしたのは、「ザ・サン」の記事がきっかけでした。ロメウ・ルカクを手離したマンチェスター・ユナイテッドは、ファン・ハール時代からの慢性的な疾患であるゴール欠乏症にあえいでいます。ラシュフォード、マルシアル、ポグバが負傷で戦列を離れ、2節以降のプレミアリーグ4試合でわずか3ゴール。ELでもカザフスタンのアスタナにホームで1-0と大苦戦。カラバオカップのロッチデール戦も1-1でPK戦にもつれ込み、オールド・トラフォードに詰めかけたサポーターを落胆させています。

Five strikers Man Utd could get for free amid injury crisis including Giuseppe Rossi and Wilfried Bony(ジュゼッペ・ロッシ、ウィルフリード・ボニー…負傷者続出の危機のなかで、マンチェスター・ユナイテッドがフリーで獲得できる5人のストライカー)」と題された記事は、メルボルン・ヴィクトリーとの契約が切れた元日本代表ストライカーを獲得候補としてピックアップ。「厳密にはストライカーではなく、クリエイティブなワイドのプレーヤーであるホンダとの契約は、アンドレアス・ペレイラの穴を埋めることができる」「カンボジア代表のマネージャーという彼の娯楽から引き離し、完全に集中させる必要あり」とレポートしています。

タブロイド紙らしい怪しい人選の記事は、「FOX SPORTS」のオーストラリアドメインに転載され、ご本人の知るところとなったのでしょう。ノーギャラですか。ならば、マーケティング目的も兼ねて「あり」ではないでしょうか。プレミアリーグで最も稼いでいるクラブは、2018-19シーズンの総収入が過去最高の6億2700万ポンド(約834億円)と発表したばかりですが、スポンサーとマッチデイの売上は横ばい。チャンピオンズリーグ出場に伴うテレビ放映権料の18%UPにより、前期の5億9000万ポンドからプラス6.3%で着地しています。

プレミアリーグNo.1の売上と5000万ポンドの利益を支えているのは、SNSのフォロワー11億人という数字が示すとてつもない注目度です。プレミアリーグのライバルクラブに宗旨替えすることがない熱狂的なサポーターが短期間で激減するとは考えられず、この先数年はトロフィーを手に入れられなくてもスポンサーの満足度は下がらないでしょう。

本田のオファーに対して、Twitterのコメント欄は賛否両論。「これ以上ややこしいことを増やさないでくれ」といった声と、「ぜひマンチェスター・ユナイテッドへ!」という期待が入り混じっておりますが、多くのファンは逆オファーというエキサイティングなネタを楽しんでいる雰囲気です。入団となれば、日本のプレミアリーグファンの目線が集まるのは間違いありません。

リヴァプールやマンチェスター・シティなら、「今のチームには必要ない」「クロップやペップが求めるレベルにはない」といった否定的な意見が大半となりそうですが、マン・ユナイテッドサポーターの間には「これ以上悪くならないだろう」という開き直りがあるのではないでしょうか。次節のプレミアリーグは、マンデーナイトのアーセナル戦。アウェイではおとなしくなるチームではあるものの、こちらは最前線がグリーンウッドの一択となりそうで、オーバメヤンを擁するスカッドを押しまくる姿は想像できません。

「3月よりオーレとコーチングスタッフが力を注いできた結果、成功する基盤ができたと思う」「今後も長期的な戦略に集中していく」「再びトロフィーを獲得できるカルチャーを根付かせるベースを創出した」。え?…ウッドワードさんはツッコミ待ちなのか、あるいはリーグ2で10位のコルチェスター・ユナイテッドの話をしているのかとワクワクしてしまいましたが、ワン=ビサカ、マグワイア、ダニエル・ジェームズといった今季のニューフェイスが悪くなさそうなのはささやかな希望です。

ホンダケイスケ…いいんじゃないでしょうか。最近、あまりにもしょっぱいニュースが多かったために、ポジティブな刺激がほしいだけなのかもしれませんが。前線総崩れのなかでガナーズを迎えるという恐怖から、逃避したくなる週末の朝なのであります。いやー。(本田圭佑 写真著作者/Светлана Бекетова)

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“「ザ・サン」のおすすめプレーヤー、本田圭佑がマンチェスター・ユナイテッドに逆オファー⁉” への4件のフィードバック

  1. プレミア より:

    負傷者組が復帰した後どれくらい早くコンディションを取り戻せるかにもよりますが、このままだとレスターや他の中堅に押し出されてELすら出れなさそうになってるので、
    ジョーカーとして経験豊富なベテランである本田を使えるのはアリだと思います

    攻撃陣が若く未来があるといっても周りがそれを悠長に待ってくれないのは明白ですし、これ以上悪くなりようもないので駄目元で試してみて欲しい

  2. 名無しの浪人 より:

    今から挑戦するにはちょっと無理があるのではないでしょうか?

    フィジカルで難しいめんがありますし、つい最近までプレミアのクラブにいたなら、わかりますがメキシコ、オーストラリアとレベルでいえばプレミアよりさがっているのでなれるまでそうとうかかると思います。

    それに本田じゃなくて若いペレイラでも五十歩百歩な気がするので個人的にはやめてほしいですね

  3. プレミアリーグ大好き! より:

    本田が入ったユナイテッド見てみたい!

  4. ルーニー より:

    イブラがいいです

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