イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

おおっ!ギグスが契約延長…本日、出場すれば1000試合出場達成!

マンチェスター・ユナイテッドサポーターにとってはビッグニュースです。昨日、ライアン・ギグスの契約1年延長が発表されました。39歳になり、ベンチで過ごす時間が増え、今季限りかと思われておりましたが、2014年までプレーすることになります。MFという運動量が多く、難しいポジションでついに現役のまま、40代に突入です。これは素晴らしいのひとこと。

マンチェスター・ユナイテッドでは、クラブ史上最多記録の931試合に出場しており、2位のボビー・チャールトンの758試合を大きく引き離してぶっちぎりのトップ独走中。1990年のデビューから毎年得点しており、プレミアリーグが始まって以来、すべての年に得点を挙げている唯一の選手でもあります。リーグ優勝12回、チャンピオンズリーグ優勝2回など、数多くのタイトル獲得に貢献してくれていますが、彼の活躍で一番印象深いのは、何といってもコレでしょう!

そう、1998-99シーズン、マンチェスター・ユナイテッドがトレブル(リーグ、FAカップ、CLの三冠)を達成した年のチャンピオンズリーグ決勝、バイエルン戦です。90分までバイエルンが1-0でリード。追加タイムは3分。マン・ユナイテッドはこの3分で2度のCKを活かし、2-1で奇跡の逆転勝利を果たすのですが、シェリンガムの同点ゴールのアシストがギグスの右足です。このシーンは、今観ても涙腺が緩くなります

当時、彼は25歳。あれからもう、14年も経つんですね…。弟の奥さんと不倫するなど、かなり微妙なニュースが取り上げられた時期もありましたが、この10数年、大きなスランプもなく、サイドハーフやウイングだけでなく、センターミッドフィールダーとしてのキャリアを積み、奥行きのある選手へと変貌を遂げました。そして今季もすでにプレミアリーグで2点を挙げ、未だチームには必要な存在です。勝っている試合で好守のバランスをとってゲームを落ち着かせ、負けている試合に途中出場すれば必ずチャンスメイクしてくれる。いつまでも頼ってはいけないと思いながらも、彼がピッチに立っているときのマン・ユナイテッドは安心して観ていられるのです。

そして、もうひとつ。彼はここまで、代表チームも含めると通算999試合に出場しており、今日のノーウィッチ戦に出場すれば1000試合の大台に乗っかります。こんな日はワインでも用意して(結局、いつもどおりビールになる予感…)、彼の勇姿に祝杯をあげたいと思います。おめでとう。そしてありがとう、ライアン・ギグス!

—–

おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


コメントを残す