美談、弱点、常識はずれ…イギリス紙が紹介する「問題児バロテッリにまつわる18の笑い話」
プレミアリーグのファンや、リヴァプールサポーターの評価も賛否両論のようです。「イングランドを出たのは間違いだった、と語っているバロテッリは、もう後がないという自覚はあるはず。今度こそブレイクしてくれるだろう」という擁護派と、「人間の性格は簡単には変わらない。最初はおとなしくしているかもしれないが、また何かやらかして、プレミアリーグから去っていくだけ」と冷ややかにみる否定派。どちらが当たるのかは、最低でも今季1年の彼のプレイと新聞のゴシップ欄をみてみないとわかりませんが、なかには、こんな方もいるのではないでしょうか。「バロテッリって、なんで問題児扱いなの?」。
…そうですよね。プレミアリーグにいたのは3年。それ以外の時間をすべてイタリアで過ごしてきたバロテッリについて、ピンとこない方もいるでしょう。そんな方は、先日、イギリス紙「インディペンデント」のWebサイトがスライドショー形式で掲載していた、「リヴァプールの新しいストライカー、マリオ・バロテッリにまつわる笑い話(Mario Balotelli: Funny stories about the new Liverpool striker)」をチェックするといいと思います。美談からトホホなネタまで、18のエピソードが紹介されておりますので、まずはそちらをダイジェストで紹介しましょう。
■マリオ・バロテッリとは?その1「正義感が強く、弱者に優しい好青年」
→マンチェスター・シティ時代、毎日、彼らの練習場に来てサインをねだっていたある少年が、学校でいじめに遭っているのを知ったバロテッリ。練習場で少年を見かけると、彼と母親をクルマ(愛車マセラティでしょうか)に乗せて学校に直行。いじめていた生徒と、自分の目の前で握手をさせて、颯爽と立ち去った
→カジノで2万5000ポンド(約430万円)をゲットしたバロテッリは、家に帰る途中でホームレスの男性を見かけると、カジノで稼いだお金の中から1000ポンド(約17万円)を彼に渡して颯爽と立ち去った
→ファンを大事にするバロテッリ。ACミラン時代、ピッチに乱入してきたふたりの「不届きものサポーター」と、カメラ目線で3ショット!
→「人種差別を認めることはできない。もし、街を歩いているときにバナナを投げられたら、僕は刑務所行きになるだろう。たぶん投げたヤツを殺してしまうから」と、人種差別に対する激しい怒りを表明している
■マリオ・バロテッリとは?その2「常識は無力?危ないいたずら好き」
→マンチェスター・シティに所属していた頃、27回に渡って現地で駐車禁止を取られた。罰金総額は1万ポンド(約172万円)
→退屈したバロテッリは、ユース所属の選手めがけて何とダーツを投げた
→マンチェスターにあった自宅に友人4人を招いて浴室で花火をしていると(友人も友人ですね)、火がタオルに燃え移ってしまい、消防車が出動するボヤ騒ぎに発展
→ジェコに対して、ケガするかもしれない豪快なコカしをかます。チームメイトへのいたずらや警察&消防沙汰はたびたび周囲の怒りを買っており、前回のプレミアリーグ時代には、テベスやヤヤ・トゥレから車に小麦粉をぶっかけられるなどのお仕置きをされていた
→親子のような関係だったマンチーニ監督に、練習場から出て行けといわれて反抗的な態度を取り、つかみ合いのケンカ!
→ブレシアで女性刑務所の周囲をうろうろしながら覗いているところを、職務質問される
■マリオ・バロテッリとは?その3「ピュアで天然な不思議ちゃんキャラ」
→アイロンをかけながら、読書しつつのダンス!
→誰も理解できないような、わけのわからないチキン帽子をかぶって登場
→「もしイタリアがコスタリカに勝ったら、エリザベス女王からキスを受けたい(If we beat Costa Rica i want a kiss,obviously on the cheek, from the UK Queen)」と周囲をハラハラさせる発言!
→マンチェスター・シティ時代にゴールを決めると、どうしていつもオレなの?(WHY ALWAYS ME?)と書いたTシャツの文字を見せてささやかな抗議
→母親に家具の購入を頼まれて出かけたバロテッリは、巨大なトランポリン、スクーター2台、ラジコンセットを買って帰宅
■マリオ・バロテッリとは?その4「意外な弱点とカッコよさ」
→マンチェスター・シティがヨーロッパ・リーグでウクライナ遠征をし、ディナモ・キエフに負けたとき、バロテッリは顔が腫れ上がって57分で交代。 その後、ある種類の芝生アレルギーであることが明らかになった。
→バロテッリが上半身の筋肉を誇示するパフォーマンスはユーロ2012のイメージとして使われていたが、バロテッリ自身はこう語っている。 「私は自分のゴールを祝福したりしない。自分の仕事をしただけだからね。郵便配達人が手紙を届けたとき、それを祝ったりはしないだろう?」(I don’t celebrate goals, I’m just doing my job.Does a postman celebrate when he delivered the mail?)
いかがでしょうか。私なりにまとめると、「純粋まっすぐな天然キャラ。みんな期待してるのだから、そろそろオトナになろうぜ!」といったところ。この夏、プレミアリーグに復帰してからは、今のところ「マンチェスターに住みたいといって周囲を困惑させた」以外は、おとなしくしているようですね。結局、新居はリヴァプール郊外にあるプール、サッカー場、ヘリポート、ベッドルーム5つを備えた時価8億円の大邸宅に決まったようで、多少のいたずらで大騒ぎになることはなさそうです。
ファウラー、ベラミー、スアレスなど、悪童といわれたストライカーの扱いにはプレミアリーグナンバーワンの経験を誇るリヴァプール。スアレスがいちばんつらい時に、親身になってフォローして、彼を英雄に復活させたブレンダン・ロジャース。そのスアレスが心酔しているアニキ・ジェラード。これだけ「一流のスタッフ」が揃うリヴァプールなら、バロテッリの才能を開花させてあげられるのではないでしょうか。バロテッリさん、この環境でコケたら、次の職場探しは相当、難易度高いですよ。ぜひ、相手チームのGKをも感動させるような、素晴らしいゴールを量産してください!
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アッガーさんの記事も見て見たいなぁなんで…
リバサポさん>
はーい。検討します。