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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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今やチームのキーマン!「アーセナルに満足している」と語るダニ・セバージョスの去就に注目!

「アレ、アレ、アレ!」「ダニ、ダニ、ダニ!」。無観客ゆえ、監督の指示がマイクを通じて聞こえてくる最近のプレミアリーグやFAカップで、アルテタ監督が頻繁に叫んでいる2つの言葉が耳に残っています。前者は、フランス語を解するニコラ・ペペ、ラカゼット、オーバメヤンを一斉に上がらせることができる便利なワード。日本語にすると、「いけ、いけ、いっとけ!」といった感じでしょうか。後者は、チームのキーマンの名前です。ジャカの相棒として中盤センターに据えられてから、真価を発揮するようになったダニ・セバージョス。「スカイスポーツ」がまとめたスタッツを見れば、アルテタ監督のチームにとって彼がいかに重要な存在であるかが一目瞭然です。

ボールタッチ504回、キーパス10本、ドリブル成功9本、タックル成功15回、インターセプト17回、リカバリー52回、走行距離78km。再開後のプレミアリーグ8試合で残したこれらのスタッツは、すべてチームNo.1です。エメリ時代は左のインサイドをまかされることが多く、つなぎ役に徹していた感がありましたが、より視界が広くロングフィードが活きる今のポジションがベストなのだと思われます。電池が切れるまで走り続ける23歳のMFの評価を聞かれたアルテタ監督は、「とても満足している」と即答。来季もチームに残ってほしいと語っています。

「彼はサッカーがとても好きで、トレーニングや試合において常に情熱を注いでいる。私は、その姿勢をとても気に入っている。ピッチでもベンチでも、人生を捧げているんだ」
「彼は適切なプロセスで成長しており、とても重要な選手になっている。しかし、今はわれわれの選手ではない。引き続きクラブとコミュニケーションを取って、何ができるかを見極めなければならない」

今までは「レアル・マドリード復帰が既定路線で、アーセナル残留の可能性はない」と報じられていたダニ・セバージョスですが、直近のプレミアリーグでの活躍が作用したのか、風向きが変わりつつあります。スペインメディア「エル・コンフィデンシャル」によると、アルテタ監督との信頼関係が厚い同郷のMFは、来季もアーセナルでプレイしたがっているとのこと。補強予算が少ないクラブの希望はレンタル延長ですが、レアル・マドリードは2300万ポンド(約30億円)の移籍金を要求しているようです。例年ならバーゲン価格、しかし…。彼を残すためには、ムスタフィやパパスタソプーロスの売却が必須条件となりそうです。

「ファンの歓迎とチームメイトのサポートがあったので、居心地がよかった。アーセナルに来たことを後悔していない。しかし今は、次の試合のことだけを考えている。シーズンが終わったら、落ち着いて考えないとね。レアル・マドリードとは3年の契約が残っている。決断を下すのは彼らだ」
「家族や友人と話して、ベストな決断をしようと思う。アーセナルにとても満足しているというのは事実だ。1年やってきたから、戻るのは簡単だろう。新しいリーグ、クラブ、選手や監督にフィットするための時間は必要ないからね。でも、自分の将来はレアル・マドリード次第だ」(スカイスポーツより)

ウィリアム・サリバが合流し、パブロ・マリとティアニーがさらにフィット感を高め、ダニ・セバージョスを軸に中盤を固められれば、押し込まれながらもリヴァプールとマンチェスター・シティに勝ったチームは、上位と常に勝ち負けになる体制を構築できるのではないでしょうか。引き続き、ダニ・セバージョスの去就を巡るニュースを追いかけたいと思います。もちろん、オーバメヤンも…ですね!


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