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スタリッジ、アルテタ、キャリック…負傷者続々復帰で、昨季上位クラブの巻き返しが始まる!

アーセナル、リヴァプール、エヴァートン、マンチェスター・ユナイテッド。ケガ人の多さゆえに取りこぼしが多く、苦戦中の昨季プレミアリーグ上位クラブにとっては、2週間試合がないインターナショナルマッチウィークは「恵みの雨」だったに違いありません。ここにきて、彼らの主力選手の復帰が続々と報道されています。

エジル、コシールニー、ウォルコット、アルテタ、ラムジー、モンレアル、ヤヤ・サノゴ、ドゥビュシー、ジルー、ニャブリ。総勢10人が負傷者リストに名を連ねているアーセナルですが、ヴェンゲル監督が、4人の選手が復帰間近と語っていると、イギリス紙「エクスプレス」が報じています。ウォルコットとニャブリは既にチームに合流しており、ウォルコットは、ヴェンゲル監督曰く「そう遠くない」タイミングでゲームに復帰できるとのこと。早ければ25日に行われるプレミアリーグ第9節のサンダーランド戦、あるいは11月1日のバーンリー戦で、久しぶりに快速サイドアタッカーのプレイを観ることができそうです。アルテタは今週末のチーム合流でサンダーランド戦、ラムジーは今週末からトレーニング開始で、おそらく11月上旬の復帰となる見通しです。

そして、クラブとサポーターにとって最大のニュースは、コシールニーのケガが軽くて次戦のハル・シティ戦には出られそうなことでしょう。前線には豊富にタレントがおり、エジルやラムジーの不在はチェンバレン、ロシツキ、ポドルスキ、カソルラらがカバーするにしても、コシールニーがいなくなれば、ベジェリンやヘイデンなどの若手抜擢でやりくりするしかない状況です。大黒柱のCBが1試合も休まずにプレミアリーグを戦えるのは、もう勝ち点を落とせないガナーズにとって最高の朗報。11月上旬までの対戦相手は、ハル・シティ、サンダーランド、バーンリー、スウォンジーと、チャンピオンズリーグのアンデルレヒト戦が2試合。しばらくは、さほど厳しい相手と当たらなくて済むのも、アーセナルにとっては幸運です。できれば全勝、最低でもドローひとつでここを切り抜けられれば、チェルシーの背中を完全に見失うことなく、プレミアリーグ4位以内に食い込めるはずです。

エムレ・カン、デヤン・ロブレン、サコ、フラナガンらが離脱しているリヴァプールにとって、いちばんのうれしいニュースはダニエル・スタリッジの復帰でしょう。9月上旬に太ももを痛めてリタイアしたイングランド代表のエースストライカーは、19日のQPR戦に復帰できるのではないかといわれています。スタリッジ不在時のリヴァプールは、プレミアリーグで1勝1分け2敗、チャンピオンズリーグが1勝1敗と停滞。昨季の爆発的な攻撃力を考えれば、この間の6試合で6ゴールしか決められていない得点力のなさが、彼らが9位にとどまっている最大の理由です。スタリッジがピッチにいれば、プレミアリーグで未だノーゴールのバロテッリにチャンスが増えるのではないかと思います。最終ラインの頭数不足、ジェラードの調子が上がらないことなど、課題は得点力だけではないリヴァプールですが、レアル・マドリードとのCL連戦はともかく、QPR、ハル・シティ、絶不調ニューカッスルには3連勝を決めて、チェルシーとの大一番を迎えたいところです。

7月18日の離脱から、3ヵ月弱。ケガ人の多さではアーセナルに負けないマンチェスター・ユナイテッドに、ようやくマイケル・キャリックが戻ってきます。最終ラインと前線を結ぶ重要な役割を担うキャリックを開幕時に欠いたのが、ファン・ハール監督の新生チームが予想以上につまずいた理由のひとつなのではないでしょうか。ただし、復帰戦となるWBA戦で、キャリックはロホとブラケットしかいなくなってしまったCBに入ることになるかもしれません。月末からのチェルシー、マンチェスターダービーと続く2連戦に勝てるイメージはありませんが、ケガ人が多いライバル相手なら、キャリックを中盤に据えたマンチェスター・ユナイテッドは、そこそこいい勝負ができるのではないかと期待しています。

さらに、復帰ニュースがもうひとつ。「エヴァートンのロス・バークリーが明日からトレーニングを再開する」とイギリスメディア「スカイスポーツ」でロベルト・マルティネス監督がコメントしています。若手CBストーンズが年内絶望と報じられ、ミララスとコールマンまで欠いて降格ゾーン近くに低迷しているエヴァートンに、攻撃を仕切れるバークリーが戻ってくれば、プレミアリーグ7試合でわずか1勝という厳しい状況からは抜け出すことができるはずです。

各クラブとも、少しずつ明るい話題が出てきており、上記のうち少なくとも2チームは、すぐにでも巻き返しモードに入るのではないでしょうか。話は変わりますが、深夜にフランスとポルトガルの親善試合を観ていたのですが、プレミアリーグのスタメン選手がサニャしかいないフランス代表は寂しいなと思いました。「代表スタメンの最大勢力はアーセナル」となっている青いユニフォームを早く観たいものです。こちらは年明け、ですね。

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“スタリッジ、アルテタ、キャリック…負傷者続々復帰で、昨季上位クラブの巻き返しが始まる!” への2件のフィードバック

  1. リバサポ より:

    ここからどのチームが一番巻き返せるか楽しみですね。やはり、アーセナルが有利でしょうか。怪我前のウォルコットが戻ってくれば殴り合いの試合にも勝算が高くなりますし。
    あとフランス代表はシュナイデルランがいたと思うのですが

  2. makoto より:

    リバサポさん>
    私の言葉足らずですね。「スタメンに」という意味で書いてました。終盤、シュナイデルラン出てましたね。

    当初はアーセナルが有利になりそうですが、スタリッジとエムレ・カン、CBのケガ人が戻ってくればリヴァプールがいいと思います。

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