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スペイン代表でまたもミス…⁉ どうした、ダヴィド・デ・ヘア!

マンチェスター・ユナイテッドで誰が一番好きかと問われれば、間髪入れずにダヴィド・デ・ヘアと答えていました。2011年の夏にアトレティコ・マドリードから移籍したスペイン人GKは、9シーズンという長い時間をオールド・トラフォードのゴールマウスで過ごしてきた絶対的守護神。入団2年めの2012-13シーズンには最後のプレミアリーグ制覇に貢献し、PFA年間ベストイレブンに5回選出されています。プレミアリーグ316試合出場で113回のクリーンシート。2017-18シーズンには18試合を完封し、念願のゴールデングローブを獲得しました。順調なら、2021-22シーズンにはティム・ハワードとエドウィン・ファン・デル・サールの持つ132回を上回り、マンチェスター・ユナイテッドに所属したGKとして歴代TOPに躍り出るはずでした。

2017-18シーズンまでは、プレミアリーグNo.1のショットストッパーとして絶賛されていた守護神から自信と冷静さを奪ったのは、FIFAワールドカップロシア大会の緒戦で対峙したクリスティアーノ・ロナウドでしょう。開始4分にPKをゲットしたCR7が、勝ち越しゴールを決めたのは44分。正面に飛んだミドルを後逸してしまったGKは、88分にロナウドが蹴った完璧なFKにも一歩も動けず、オンターゲット3本をすべて決められるという屈辱のドローで大会をスタートさせました。モロッコ戦でも2失点を喫したデ・ヘアは、決勝トーナメントのロシア戦でもPK戦でセーブミスを犯し、あっけなく敗退。PK戦の4本を含む12本のシュートのうち、1本しか止められなかったエースGKは、母国のメディアから容赦ない批判を浴びせられました。

失意のうちに帰国したデ・ヘアは、ショックを払拭できなかったのか、それまでとは別人のようにミスを繰り返すGKになってしまいました。2017-18シーズンまでの7年で、失点に直結するミスは6回しかなかったのですが、アフターロシアの2シーズンで7回も記録しています。2019年4月21日のエヴァートン戦では、中途半端なポジショニングでシグルズソンとディーニュのミドルを止められず、4-0惨敗。2020年3月1日のエヴァートン戦でも、バックパスを前に蹴り出そうとしてカルヴァート・ルーウィンの足に当て、先制ゴールを献上しています。

コロナウイルス感染拡大による中断後のトッテナム戦では、ベルフワインが強引に打った正面へのシュートをキャッチミス。チェルシーと戦ったFAカップ準決勝でも、メイソン・マウントが正面に蹴ったボールを後ろに逸らしています。「テレグラフ」に、「奇妙なテクニックでマンチェスター・ユナイテッドの足を引っ張った」と酷評されたGKは、2020-21シーズンに入っても以前のプレイを取り戻せずにいます。プレミアリーグ開幕節のクリスタル・パレス戦で、ザハに喰らった3点めはポジショニングミス。ファーのコースをマグワイアがカットしていたのに、ニアをガラ空きにしていたのを咎めた一撃でした。スパーズ戦の6失点も、昔の彼なら4つに留めていたのではないでしょうか。

一昨日のウクライナVSスペインでも、デ・ヘアの中途半端な飛び出しが話題になりました。ヤルモレンコが前線に送ったボールをツィガンコフがトラップした瞬間、ボックスを出ていたデ・ヘアはクリアできないと気づき、後ろに下がってしまいます。コースが空いたのを見たMFがゴール右に流し込んで1-0。シュート数2対21と圧倒していた強豪が敗れるアップセットの主役となってしまいました。ファビアンスキやシュマイケルなら前に出ず、エデルソンは勇敢に足元に飛び込み、アリソンはあえて動かずにコースを切って左右に外させていたでしょう。唯一、やってはいけなかった後退という選択肢を取ったGKは、またしてもメディアの批判を呼び込んでしまいました。

マンチェスターでは、23歳のディーン・ヘンダーソンを起用すべきという声が強まっています。デ・ヘアの迷いと最終ラインの混乱が共鳴し合っているのであれば、プレミアリーグは若き守護神にまかせ、背番号1はトルコのクラブとのCLや国内カップで自信を取り戻してもらうという手もあると思います。どうした、デ・ヘア。29歳はGKとしてはピークの手前で、まだまだ老け込む年ではないはずです。プロデビューからの11シーズンで73.3%という高いセーブ率を誇る稀代のショットストッパーは、今季プレミアリーグでは42.9%という信じられない数字に留まっています。好きな選手を聞かれると、「ブル…」といってしまう自分に戸惑いつつ、お世話になり続けた守護神の復活を祈り続けているのですが…。


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