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アーセナルが13億円オファー⁉ プレミアリーグ出場わずか71分、どうする?ペトル・チェフ!

「ザ・サン」の記事なので、これ自体は眉唾なのかもしれませんが、自クラブのGKに満足していない欧州のトップクラブの首脳陣はもちろん、プレミアリーグマニアをはじめとする多くのサッカーファンがペトル・チェフの動向を気にしているのは間違いありません。件のタブロイド紙は、アーセナルがチェコ代表GK獲得のために700万ポンド(約12億7000万円)を用意していると報じています。この冬の補強予算を2000万ポンド(約36億円)に設定したと伝えられているロンドンのライバルクラブは、CBとGKを獲れればOKと考えているということでしょうか。うーん、夏に獲ったオスピナが負傷したとはいえ、代表クラスのGKを2人抱えるアーセナルが、さらにもうひとりというのは考えづらいですね。移籍市場再開まで1ヵ月半という時間があるので、ヴェンゲル監督とアーセナル経営陣は幅広くリストアップ、リサーチしている段階と思われますが、ガナーズとしては、たとえ興味はあるとしても「安く獲得できるのであれば、ぜひ」という程度なのではないでしょうか。

今季、レンタル先のアトレティコ・マドリードからチェルシーに復帰したベルギー代表GKクルトワとのポジション争いに敗れる形となり、チェフのプレミアリーグ出場はわずか71分。チャンピオンズリーグも、アウトサイダーと目されているマリボルとの2試合に留まっており、出場が約束されているゲームは国内カップだけとなれば、プレミアリーグでトップクラスの実績を誇るGKは、当然、移籍を考えるでしょう。先日、ポジション争いの当事者クルトワが「自分がペトルの立場だったら移籍を考える」と発言。守備を安定させるためにGKを固定するのは当然とはいえ、これだけレギュラーと控えの差がはっきりしている状況では、モウリーニョ監督の「ふたりとも必要」という言葉に、チェフを翻意させる力はないと思われます。

チェフは先日、「自分の将来はクラブ次第。残ってほしいといわれれば残るし、去ってくれといわれれば去るだけ。シンプルな話だ」とコメントを残していますが、彼の受け取り方は「試合に出られない=去ってくれ」なのかもしれません。最近、アーセナル以外で噂になっているクラブは、レアル・マドリード、マンチェスター・ユナイテッド、パリ・サンジェルマン、リヴァプール、ASローマ。カシージャス、デ・ヘア、シリグがいるクラブがレギュラーポジションを確約するとは思えず、チェフの現在の境遇が明確に改善されそうなのは、ベルギー代表のエースGKではなく第2GKミニョレとの争いにハードルが下がるリヴァプールと、37歳のデ・サンクティスががんばっているローマのみでしょう。できればあの名人芸をプレミアリーグで見続けたいので、ヴィクトル・バルデスと物別れに終わったリヴァプールが手を上げてくれればいいのですが、以前にデンバ・バの国内移籍に難色を示したことがあるモウリーニョ監督が、プレミアリーグ内での移籍を許すかどうか。昨季、レアル・マドリードのカシージャスがそうだったように、この冬、しばらくの間はチェルシーの世界的GKの去就が新聞紙上を賑わしそうです。

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