アーセナルが13億円オファー⁉ プレミアリーグ出場わずか71分、どうする?ペトル・チェフ!
今季、レンタル先のアトレティコ・マドリードからチェルシーに復帰したベルギー代表GKクルトワとのポジション争いに敗れる形となり、チェフのプレミアリーグ出場はわずか71分。チャンピオンズリーグも、アウトサイダーと目されているマリボルとの2試合に留まっており、出場が約束されているゲームは国内カップだけとなれば、プレミアリーグでトップクラスの実績を誇るGKは、当然、移籍を考えるでしょう。先日、ポジション争いの当事者クルトワが「自分がペトルの立場だったら移籍を考える」と発言。守備を安定させるためにGKを固定するのは当然とはいえ、これだけレギュラーと控えの差がはっきりしている状況では、モウリーニョ監督の「ふたりとも必要」という言葉に、チェフを翻意させる力はないと思われます。
チェフは先日、「自分の将来はクラブ次第。残ってほしいといわれれば残るし、去ってくれといわれれば去るだけ。シンプルな話だ」とコメントを残していますが、彼の受け取り方は「試合に出られない=去ってくれ」なのかもしれません。最近、アーセナル以外で噂になっているクラブは、レアル・マドリード、マンチェスター・ユナイテッド、パリ・サンジェルマン、リヴァプール、ASローマ。カシージャス、デ・ヘア、シリグがいるクラブがレギュラーポジションを確約するとは思えず、チェフの現在の境遇が明確に改善されそうなのは、ベルギー代表のエースGKではなく第2GKミニョレとの争いにハードルが下がるリヴァプールと、37歳のデ・サンクティスががんばっているローマのみでしょう。できればあの名人芸をプレミアリーグで見続けたいので、ヴィクトル・バルデスと物別れに終わったリヴァプールが手を上げてくれればいいのですが、以前にデンバ・バの国内移籍に難色を示したことがあるモウリーニョ監督が、プレミアリーグ内での移籍を許すかどうか。昨季、レアル・マドリードのカシージャスがそうだったように、この冬、しばらくの間はチェルシーの世界的GKの去就が新聞紙上を賑わしそうです。
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