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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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後釜はダニー・イングス!? シュートを打てないセルヒオ・アグエロは、今季でチームを去るのか?

2019-20シーズンはプレミアリーグ38試合22ゴール2アシスト、今季は22試合8ゴール3アシスト。リヴァプールでは度重なる負傷に苦しみ、サウサンプトンで復活したストライカーは、不動のエースの後釜としてリストの最上位にいるようです。「スカイスポーツ」が、マンチェスター・シティの夏のターゲットと報じたのはダニー・イングス。ドルトムントのアーリング・ブラウト・ハーランドを追いかけていたプレミアリーグ最強クラブは、1億ポンドという高額の移籍金を払うつもりはなく、イングランド代表に選出された点取り屋を注視していると報じられています。

リアル・トーマス記者のレポートを読みながら、彼はやはり去ってしまうのかとあらためて思いました。6月には33歳になるセルヒオ・アグエロ。プレミアリーグ8試合1ゴール、7本のシュートと4つのオンターゲットは、彼のスタッツとは思えません。膝の負傷で出遅れ、ハムストリングの不調とコロナウイルスに苦しんだエースは、3月13日のフラム戦でシーズン初のフル出場を記録したばかりです。

この試合で決めた今季プレミアリーグで唯一のゴールは、フェラン・トーレスが倒されて得たPK。マン・シティ入団以降、27本めのペナルティをゴール左に決めたアグエロは、自らに何かを言い聞かせるような小さなガッツポーズを見せただけでした。チャンピオンズリーグのボルシアMG戦では17分の出場で3タッチに留まり、「アイツらはボールを出さない」と不満を漏らしたストライカーは、1試合あたりのシュート数が1本未満という現状にストレスを溜めているようです。

ペップ・グアルディオラは、開幕して間もなく「10番がいないチーム」の構築に取り組み、スターリングを中央にシフトするだけでなく、デブライネらMFを前線に上げる偽9番も定着させています。アグエロがいなければ、レギュラーのはずだったガブリエウ・ジェズスは途中出場が6試合。左右のウイングをまかされるゲームもありました。流動性が高まったチームは、年末からプレミアリーグ15連勝で首位を快走。その頃のエースは、突如ゴールマシンに変貌を遂げて10ゴール2アシストを叩き出したギュンドアンでした。

「みんながバルサ、バルサ、バルサと書き立てる。待ってくれ。しばらく状況を見守ってほしい。僕はまだシティにいる」。バルセロナと合意間近と報じられたストライカーは、来季以降に関する話は何もないと主張していますが、インテル、チェルシーと新天地に関する噂が続々と流れています。「シーズンが終わった後、エージェントを交えて話す」とコメントしているペップは、本人の意向を尊重するのではないでしょうか。そして、おそらく…!

マン・シティで過ごした10年で、プレミアリーグ優勝4回、FAカップ制覇1回、リーグカップ5回。公式戦383試合257ゴール73アシスト、プレミアリーグ271試合181ゴール46アシストというとてつもない数字を残した最強の外国人ストライカーには、花道となりえる2つの記録を期待したいと思います。ひとつは、プレミアリーグレコードをさらに更新する13回めのハットトリック。もうひとつは、チャンピオンズリーグファイナルで初めて決めるゴール。


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“後釜はダニー・イングス!? シュートを打てないセルヒオ・アグエロは、今季でチームを去るのか?” への1件のコメント

  1. ペップの街 より:

    トウーレ・ヤヤ、コンパニー、ダヴィド・シルバが相次いで去り、そしてクン・アグエロもですか。去就はさておき、CLで彼のゴールで優勝できれば最高なんですが。

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