負傷が増え、出場時間が減った35歳のジェームズ・ミルナー。キャリアにピリオドを打つのは…!?
「偉大なプロフェッショナルとともに戦えるのは、幸運なことだ。彼は100%、TOP5に入る選手だね。そう、完璧なプロだ」(ユルゲン・クロップ)
「とてもよくしてくれた。プロとしてのお手本。誰もが、彼の本に挟んである栞から学べる。彼に助けられた」(アンディ・ロバートソン)
「いつもいってるけど、非常に大きな存在。初めてプレシーズンツアーに参加した17歳の時、彼の守備やポジショニング、ビルドアップでのアクションを見ていた。いつも正しい道を示してくれる。感謝している」(カーティス・ジョーンズ)
プレミアリーグにおける最後のシーズンになるかもしれない…この言葉から、現地メディアやファンが今、想起するのは、契約満了の時期が近づいているセルヒオ・アグエロではないかと思います。私には、もうひとり気になっている選手がいます。35歳になったジェームズ・ミルナー。キャリアの晩年を迎えたバイプレーヤーは、昨年から負傷が増え、出場時間を確実に減らしています。
「既にプレミアリーグと国内カップで優勝を経験していた彼の野望は、チャンピオンズリーグ制覇であり、リヴァプールの方がチャンスがあると感じていた。電話で入団すると聞いたとき、とても幸せな気分だった」(ブレンダン・ロジャース)
マンチェスター・シティで国内のタイトルをすべて制し、リヴァプールにやってきたのは2015年。初年度のプレミアリーグ28試合5ゴール11アシストは、アストン・ヴィラ時代の7ゴール12アシストに次ぐパフォーマンスでした。3862分の出場時間を得ていたセントラルMFは、2016-17シーズンになるとユルゲン・クロップの要請でSBにコンバートされ、3425分を左サイドで過ごしています。MFとしてプレイしたのは、EFLカップ準々決勝のリーズ戦の8分のみでした。
2017-18シーズンは、ロバートソンの入団によって中盤に復帰。チャンピオンズリーグで歴代最多のシーズン9アシストを記録した素晴らしい1年でしたが、決勝のレアル・マドリード戦は無念の負傷リタイアで、準優勝に終わりました。リベンジを誓った2018-19シーズンは、前年の2787分を上回る2836分に出場。主力として12試合2ゴール2アシストという数字を残したCLは、決勝でトッテナムを下して念願のビッグイヤー獲得を果たしています。
ユルゲン・クロップは、「ミリーの試合前のスピーチがなければ、チャンピオンズリーグで優勝できなかっただろう」と、百戦錬磨のリーダーの影響力を絶賛。稀代の名将がアンフィールドにやってくる前に、欧州で勝つならリヴァプールと思い定めていたというエピソードを聞くと、その慧眼を称えるしかありません。
2019-20シーズンは、リヴァプールが悲願だったプレミアリーグ初制覇を果たした最高のシーズンでしたが、34歳のセントラルMFにとっては苦しい1年だったのではないかと思います。後半戦に入ってから、臀部、ハムストリング、太腿を立て続けに痛め、13試合を欠場。総出場時間は1708分に留まりました。2020-21シーズンは、公式戦29試合ノーゴール1アシストで1345分。数年前と比べると、運動量が落ちてしまった感がありますが、本人の衰えなのか不振のチームが抱える課題なのかはわかりません。
あと1試合で、ピーター・クラウチをかわしてプレミアリーグの途中出場159試合というレコードを達成。クラブレベルで手に入る栄誉はすべてさらったミルナーは、どんなタイミングでキャリアにピリオドを打つのでしょうか。「来季、チームの復活を見届けてから」「リヴァプールに必要とされなくなったら」「自らが限界を感じたら」。移籍をすべて成功させてきたフットボールセンス抜群のMFには、アンフィールドでプレミアリーグのトロフィーを抱えてファンに別れを告げる姿がふさわしいのではないかと思います。来年、再来年、あるいはその先、まさか今年…?(ジェームズ・ミルナー 写真著作者/Eric The Fish from UK)
「とてもよくしてくれた。プロとしてのお手本。誰もが、彼の本に挟んである栞から学べる。彼に助けられた」(アンディ・ロバートソン)
「いつもいってるけど、非常に大きな存在。初めてプレシーズンツアーに参加した17歳の時、彼の守備やポジショニング、ビルドアップでのアクションを見ていた。いつも正しい道を示してくれる。感謝している」(カーティス・ジョーンズ)
プレミアリーグにおける最後のシーズンになるかもしれない…この言葉から、現地メディアやファンが今、想起するのは、契約満了の時期が近づいているセルヒオ・アグエロではないかと思います。私には、もうひとり気になっている選手がいます。35歳になったジェームズ・ミルナー。キャリアの晩年を迎えたバイプレーヤーは、昨年から負傷が増え、出場時間を確実に減らしています。
「既にプレミアリーグと国内カップで優勝を経験していた彼の野望は、チャンピオンズリーグ制覇であり、リヴァプールの方がチャンスがあると感じていた。電話で入団すると聞いたとき、とても幸せな気分だった」(ブレンダン・ロジャース)
マンチェスター・シティで国内のタイトルをすべて制し、リヴァプールにやってきたのは2015年。初年度のプレミアリーグ28試合5ゴール11アシストは、アストン・ヴィラ時代の7ゴール12アシストに次ぐパフォーマンスでした。3862分の出場時間を得ていたセントラルMFは、2016-17シーズンになるとユルゲン・クロップの要請でSBにコンバートされ、3425分を左サイドで過ごしています。MFとしてプレイしたのは、EFLカップ準々決勝のリーズ戦の8分のみでした。
2017-18シーズンは、ロバートソンの入団によって中盤に復帰。チャンピオンズリーグで歴代最多のシーズン9アシストを記録した素晴らしい1年でしたが、決勝のレアル・マドリード戦は無念の負傷リタイアで、準優勝に終わりました。リベンジを誓った2018-19シーズンは、前年の2787分を上回る2836分に出場。主力として12試合2ゴール2アシストという数字を残したCLは、決勝でトッテナムを下して念願のビッグイヤー獲得を果たしています。
ユルゲン・クロップは、「ミリーの試合前のスピーチがなければ、チャンピオンズリーグで優勝できなかっただろう」と、百戦錬磨のリーダーの影響力を絶賛。稀代の名将がアンフィールドにやってくる前に、欧州で勝つならリヴァプールと思い定めていたというエピソードを聞くと、その慧眼を称えるしかありません。
2019-20シーズンは、リヴァプールが悲願だったプレミアリーグ初制覇を果たした最高のシーズンでしたが、34歳のセントラルMFにとっては苦しい1年だったのではないかと思います。後半戦に入ってから、臀部、ハムストリング、太腿を立て続けに痛め、13試合を欠場。総出場時間は1708分に留まりました。2020-21シーズンは、公式戦29試合ノーゴール1アシストで1345分。数年前と比べると、運動量が落ちてしまった感がありますが、本人の衰えなのか不振のチームが抱える課題なのかはわかりません。
あと1試合で、ピーター・クラウチをかわしてプレミアリーグの途中出場159試合というレコードを達成。クラブレベルで手に入る栄誉はすべてさらったミルナーは、どんなタイミングでキャリアにピリオドを打つのでしょうか。「来季、チームの復活を見届けてから」「リヴァプールに必要とされなくなったら」「自らが限界を感じたら」。移籍をすべて成功させてきたフットボールセンス抜群のMFには、アンフィールドでプレミアリーグのトロフィーを抱えてファンに別れを告げる姿がふさわしいのではないかと思います。来年、再来年、あるいはその先、まさか今年…?(ジェームズ・ミルナー 写真著作者/Eric The Fish from UK)
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