プレミアリーグNo.1のファッションアイコン、最も地球に優しいSB…ああ、ベジェリンはどこへ行く!?

エクトル・ベジェリン。当初のキャッチコピーはプレミアリーグ屈指の快足SB、いつしかリーグNo.1のおしゃれ番長、その後はバリバリの環境活動家。2020年9月にFIFAと国連が世界で最も環境に配慮したチームと認定したフォレストグリーン・ローヴァーズFCの株主になると、2021年2月にはH&Mとのコラボレーションで環境に優しい素材を駆使したファッションアイテム「Edition By Héctor Bellerín」をリリースしています。森林再生を願って始めた植樹は、5万本を超えました。2014-15シーズンのプレミアリーグデビュー以来、183試合8ゴール20アシストというスタッツの紹介が蛇足に感じられてしまうほど、幅広い活動が伝えられています。
そして今、ロンドンをこよなく愛する彼は、アーセナルから離れようとしています。
ベジェリンの動向に関心を示している母国のクラブは、アトレティコ・マドリード、ビジャレアル、セヴィージャ、レアル・ベティス。スペインメディアは、「アーセナルはベジェリンに2000万ポンド(約31億円)のタグを設定」「アトレティコ・マドリードはキーラン・トリッピアーとのスワップも画策中」と報じています。
10代の頃、右サイドから快足を飛ばしてオーバーラップする姿に胸をときめかせたグーナーのなかには、エメリ時代の前十字靭帯断裂による9ヵ月のリタイアの後はもの足りないと感じている方もいるでしょう。ゴール前で競り負けて失点の原因となると落胆、SBを中央に絞らせるアルテタ戦術を忠実に遂行しようとする姿勢に拍手、時折見せる高速グラウンダーや劇的なゴールに歓喜しつつ、戻りが遅れてピンチを招くと沈黙…。
逆サイドのティアニーや、ライバルクラブのアーノルド、リース・ジェームズ、ジョアン・カンセロ、ワン=ビサカを見ると、スピードでも守備力でも勝負できない彼ではダメかもしれないと思いつつ、いなくなると寂しいというやっかいな存在となった感があります。スペインメディア「スポルト」は、ベジェリン獲得を狙っているユーヴェが、プレミアリーグに戻りたがっているアーロン・ラムジーとのスワップを目論んでいると報じています。
そんなことをされたら、より複雑な気分をもてあますグーナーを増やすだけでしょう。プレミアリーグ262試合40ゴール46アシストのベテランMFは、セリエAでは46試合5ゴールと本領を発揮できず。かつての運動量を失った30歳が、ビッグチャンスでシュートミスを連発したら、ベジェリンに対するよりも大きなブーイングが世界じゅうを駆け巡るのではないでしょうか。
ウェールズ代表を巻き込んだゴシップについては、とりあえず笑ってスルーしましょう。ああ、ベジェリン。どうする、ベジェリン。噂は玉石混交のようですが、次のシーズンは青空が眩しい国でプレイするのは間違いなさそうです。グーナーでなくても、これほどキャラが立ったプレーヤーをプレミアリーグで見られなくなるのは寂しい限りです。スペインか、イタリアか…。
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ベジェリン、良いですよね❗️フットボーラーとしてはどうかなと思うけど、生き方としては憧れます。
次の行先はイタリアかスペインか分かりませんが、もう少し旅をしてもらいたいですね‼️