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ジニの後釜はローマのキャプテン!? イタリアメディアが「リヴァプールがオファー」と報道!

ワイナルドゥムのパリ・サンジェルマン入団が秒読みとなっているなか、プレミアリーグの王座奪還をめざすリヴァプールが中盤の補強に動いているようです。新たなニュース(あるいはゴシップ)の発信源は、イタリアメディア「コリエーレ・デッロ・スポルト」。マイケル・エドワーズSDとユルゲン・クロップ監督のターゲットは、ローマでキャプテンを務めるロレンツォ・ペッレグリーニです。リヴァプールは既に2580万ポンド(約40億円)でオファーを出しており、ワイナルドゥムを取り逃がしたバルセロナとの一騎打ちになると伝えられています。

ローマのアカデミーで育った24歳のMFは、ゴールに近いエリアで決定的な仕事ができるアタッカー。2019-20シーズンはセリエA27試合1ゴール11アシストと、味方を使うゴールシーンが多かったのですが、2020-21シーズンは34試合7ゴール6アシストと自らのフィニッシュを増やしています。ヨーロッパリーグでは、ノックアウトラウンドに入ってから調子を上げており、7試合3ゴール3アシスト。マンチェスター・ユナイテッドとのアウェイゲームは6-2で敗れたものの、PKを冷静に決めた後、アシストを記録しています。

昨季プレミアリーグで顕著になったリヴァプールの悩みは、中盤の得点力のダウンです。ヘンダーソン、ミルナー、ファビーニョは重心が後方にいきがちで、チアゴ・アルカンタラがシュートを放つエリアはミドルレンジ。ナビ・ケイタ、シャキリ、チェンバレンといった攻撃的なタレントたちは負傷が多く、3人合わせて1ゴール3アシストという数字に留まっています。

セントラルMF、インサイドMFに加えて前にも入れるペッレグリーニは、いかにもレッズにフィットしそうなプレーメイカー。前線を走らせる長短のパスの精度は高く、チアゴやヘンダーソンよりもゴールに直結するボールを出せるのが魅力です。統率力があるニューフェイスによって、刺激を受けたカーティス・ジョーンズがゴールに絡むプレイを増やせれば、レッズは優勝争いを続けられるのではないかと思われます。

ペッレグリーニとローマの契約は2022年まで。ローマを離れたいという選手の意志が強ければ、経営ボードはこの夏のマーケットで売りさばくべしと考えるはずで、「コリエーレ・デッロ・スポルト」は、首都のクラブは既に後釜のピックアップを始めていると報じています。3000万ポンド前後で着地できるなら、間違いなくお買い得案件。リヴァプールは、バルサを制して即戦力を手に入れることができるでしょうか。イタリアメディアの記事をフォローしている「ザ・サン」「デイリー・スター」以外が、大々的に取り上げるようになるのを期待しましょう。(ロレンツォ・ペッレグリーニ 写真著作者/@cfcunofficial (Chelsea Debs) London)


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