2021.06.30 選手トピックスマンチェスター・ユナイテッドの話題
度重なる「彼」の非難に反撃したルーク・ショー!僕らはあなたの素晴らしさを知っている!
ジャック・グリーリッシュが一瞬タメを創り、左から上がったルーク・ショーに優しく転がすと、完璧なグラウンダーがスターリングの足元に届いて1-0。ニャブリからボールを奪取したルーク・ショーが中央からドリブルで上がり、左のグリーリッシュを使うと、左足のクロスがハリー・ケインにピタリと合って2-0。マンチェスター・ユナイテッドのレフトバックの躍動を見ながら、さすがに「彼」もディスるネタが尽きただろうと思いました。
ジョゼ・モウリーニョ、来季はローマの指揮官。現在の肩書きは「Talksport」のユーロ2020解説者です。
マンチェスター・ユナイテッドの元監督は、イングランドVSチェコのラジオ解説を務めた際に、ルーク・ショーのセットピースを徹底的にこき下ろしました。「very poor(非常に貧弱)」「dramatically bad(著しく悪い)」。試合を観戦していた多くのプレミアリーグファンが、そこまで悪しざまにいわなくてもと訝しんだのではないでしょうか。
昨季プレミアリーグで2位フィニッシュに貢献し、PFAのチーム・オブ・ザ・イヤーに選出されたSBは、元ボスのアタックについて問われると、「代表のチームメイトもいっているよ。What’s his problem?」と返しました。意訳すると「アイツ、何なん?」。その後のコメントが挑発的だったのは、不当な評価をスルーするつもりはないと心に決めていたからでしょう。
「Clearly I am in his head a lot and he clearly thinks about me a lot(彼の頭の中に僕がたくさんいるのは間違いない。僕のことばかり考えているのは明らかだね)」
「僕たちがうまくいってなかったのは隠しようがない。彼は素晴らしい監督だったけど、過去は過去だ。そうだろう?前に進む時が来た。僕は前に進もうとしているけど、明らかに彼はできてない」
「彼はしょっちゅう僕のことを話題にする。不思議だね。何人かの選手が、『彼は何なの?』『何であんなことを言い続けるんだ?』といってるよ」
とにかく気に入らない、あるいは気になって仕方がないのでしょうね…。モウVSショーの最初の事件は、2014年7月。チェルシーを率いていた頃、10代だったルーク・ショーの争奪戦に敗れたポルトガル人マネージャーは、マンチェスター・ユナイテッドがセインツに支払った移籍金2700万ポンドと、週給10万ポンドを非難しています。
「19歳の若者が求めてきたものを支払ったら、われわれは死んだ。ファイナンシャル・フェアプレーの下で実現する安定を殺し、ロッカールームの安定も殺したはずだ。19歳にそんな大金を払ったら、次の日に選手たちにいわれるだろう。ここで200試合もプレイし、あれこれ勝ち取った自分より、クラブに来たばかりの19歳が多くもらえるなんてありえない、と。バランスを失うわけにはいかなかった」
チェルシーを離れ、マンチェスター・ユナイテッドにやってきたときは、既に色眼鏡で見ていたのでしょう。「トレーニング時の態度や集中力、情熱を他の選手と比べたくない」「ユナイテッドに来て2年も経つのに競争の仕方をわかっていない」と事あるごとに槍玉に挙がり、ともに戦った2年半のプレミアリーグ出場は33試合に留まりました。
選手たちとの確執が噂され、解任となってからも、モウリーニョさんのSB批判は止まりません。解説者だった2019年の夏には「マグワイアはルーク・ショーをカバーしなければならない。今シーズンは、幾度となくそうする必要があると認識しないと。彼らはボックス内のスペースを埋めていない」とコメント。スパーズでも解任となった指揮官は、スールシャール監督の下で成長を遂げたという事実を認めたくないのかもしれません。
「正直にいえば、彼の発言は以前とは比べものにならないぐらいマシになっている。今となっては、(彼にとって)過去の人間だからね。僕は大きく成長した。彼と過ごした3年で、多くのことを学んだ。彼を無視するのは簡単だし、笑い話にもできる。でも、無視するよりは、自分の人生を前に進めたほうがいい」
ルーク・ショーは、マンチェスター・ユナイテッドになくてはならない存在です。そして今、イングランド代表にとってもキープレーヤーになりつつあります。ドイツ戦勝利、おめでとう。あのグラウンダーは、50年後も語り継がれるプレイとなるかもしれません。そう、前へ前へ。この夏、あと3つ勝てば、かつてのボスを完全に沈黙させることができるでしょう。私の頭の中では、少し前に流行ったボカロP発のヒットソングの替え歌が鳴り響いています。
はあ?うっせぇうっせぇうっせぇわ、あなたが思うより順調です…!
ジョゼ・モウリーニョ、来季はローマの指揮官。現在の肩書きは「Talksport」のユーロ2020解説者です。
マンチェスター・ユナイテッドの元監督は、イングランドVSチェコのラジオ解説を務めた際に、ルーク・ショーのセットピースを徹底的にこき下ろしました。「very poor(非常に貧弱)」「dramatically bad(著しく悪い)」。試合を観戦していた多くのプレミアリーグファンが、そこまで悪しざまにいわなくてもと訝しんだのではないでしょうか。
昨季プレミアリーグで2位フィニッシュに貢献し、PFAのチーム・オブ・ザ・イヤーに選出されたSBは、元ボスのアタックについて問われると、「代表のチームメイトもいっているよ。What’s his problem?」と返しました。意訳すると「アイツ、何なん?」。その後のコメントが挑発的だったのは、不当な評価をスルーするつもりはないと心に決めていたからでしょう。
「Clearly I am in his head a lot and he clearly thinks about me a lot(彼の頭の中に僕がたくさんいるのは間違いない。僕のことばかり考えているのは明らかだね)」
「僕たちがうまくいってなかったのは隠しようがない。彼は素晴らしい監督だったけど、過去は過去だ。そうだろう?前に進む時が来た。僕は前に進もうとしているけど、明らかに彼はできてない」
「彼はしょっちゅう僕のことを話題にする。不思議だね。何人かの選手が、『彼は何なの?』『何であんなことを言い続けるんだ?』といってるよ」
とにかく気に入らない、あるいは気になって仕方がないのでしょうね…。モウVSショーの最初の事件は、2014年7月。チェルシーを率いていた頃、10代だったルーク・ショーの争奪戦に敗れたポルトガル人マネージャーは、マンチェスター・ユナイテッドがセインツに支払った移籍金2700万ポンドと、週給10万ポンドを非難しています。
「19歳の若者が求めてきたものを支払ったら、われわれは死んだ。ファイナンシャル・フェアプレーの下で実現する安定を殺し、ロッカールームの安定も殺したはずだ。19歳にそんな大金を払ったら、次の日に選手たちにいわれるだろう。ここで200試合もプレイし、あれこれ勝ち取った自分より、クラブに来たばかりの19歳が多くもらえるなんてありえない、と。バランスを失うわけにはいかなかった」
チェルシーを離れ、マンチェスター・ユナイテッドにやってきたときは、既に色眼鏡で見ていたのでしょう。「トレーニング時の態度や集中力、情熱を他の選手と比べたくない」「ユナイテッドに来て2年も経つのに競争の仕方をわかっていない」と事あるごとに槍玉に挙がり、ともに戦った2年半のプレミアリーグ出場は33試合に留まりました。
選手たちとの確執が噂され、解任となってからも、モウリーニョさんのSB批判は止まりません。解説者だった2019年の夏には「マグワイアはルーク・ショーをカバーしなければならない。今シーズンは、幾度となくそうする必要があると認識しないと。彼らはボックス内のスペースを埋めていない」とコメント。スパーズでも解任となった指揮官は、スールシャール監督の下で成長を遂げたという事実を認めたくないのかもしれません。
「正直にいえば、彼の発言は以前とは比べものにならないぐらいマシになっている。今となっては、(彼にとって)過去の人間だからね。僕は大きく成長した。彼と過ごした3年で、多くのことを学んだ。彼を無視するのは簡単だし、笑い話にもできる。でも、無視するよりは、自分の人生を前に進めたほうがいい」
ルーク・ショーは、マンチェスター・ユナイテッドになくてはならない存在です。そして今、イングランド代表にとってもキープレーヤーになりつつあります。ドイツ戦勝利、おめでとう。あのグラウンダーは、50年後も語り継がれるプレイとなるかもしれません。そう、前へ前へ。この夏、あと3つ勝てば、かつてのボスを完全に沈黙させることができるでしょう。私の頭の中では、少し前に流行ったボカロP発のヒットソングの替え歌が鳴り響いています。
はあ?うっせぇうっせぇうっせぇわ、あなたが思うより順調です…!
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