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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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イングランド代表OBが語る「ジャック・グリーリッシュがマン・シティに行かないほうがいい理由」

リヴァプールからやってきたラヒム・スターリングは、先制&決勝ゴール3発。トッテナムから移籍して4シーズンを過ごしたカイル・ウォーカーは、完璧な守備でファイナル進出の立役者となりました。ルベン・ディアスの入団とともにレベルアップしたジョン・ストーンズは、シュートコースを消し続け、イングランドの最終ラインに安定をもたらしました。国民を歓喜させたユーロ2020準優勝という快挙は、マンチェスター・シティの選手たちを抜きにして語れないでしょう。

4シーズンで3度のプレミアリーグ制覇を成し遂げたペップ・グアルディオラは、イングランドの躍進への貢献を理由に、FAにボーナスを要求してもいいのではないでしょうか。いや、あるいは、「来年のワールドカップを制覇したらビッグマネー」という確約を取りにいくほうがいいのかもしれません。

この夏、彼のスカッドには、イングランド代表の主力メンバーが加わるのではないかと噂されています。ジャック・グリーリッシュとハリー・ケイン。より確度が高いのはグリーリッシュといわれていますが、「彼はマンチェスター・シティにいかないほうがいい」と警鐘を鳴らしている人物がいます。

ジョン・バーンズさんは、既に57歳。プレミアリーグが創設された1990年代を知る古いファンなら、リヴァプールで10年を過ごした彼のドリブルを覚えているはずです。ジャック・グリーリッシュにとって、マンチェスター・シティに加わわるのは賢明なムーブではないかもしれない」と話し始めた彼の主張を伝えているのは、「ミラー」です。その理由を問われると、「ケヴィン・デブライネとフィル・フォーデンがいる。別の10番は必要ない」と答えています。

バーンズさんは、昨季プレミアリーグ王者が獲得するのは、グリーリッシュではなくハリー・ケインと予想。アストン・ヴィラのキャプテンが、イングランド代表でレギュラーとして活躍できないのは、「10番のプレイだけが求められているわけではないから」と指摘し、マン・シティでも同じように評価されるリスクがあるとしています。

「シティには、デブライネ、ベルナルド・シウヴァ、フォーデン、スターリングといった攻撃的な選手がいるけど、彼はそのチームの中で、どんなポジションを取るのか?彼らがいるために先発できないなら、マン・シティに行く必要があるのか?」

「イングランド代表では、彼がプレイすべきだといわれていたけど、われわれがファイナルに進出できたのは、デクラン・ライスとカルヴァン・フィリップスという2人のホールディングMFがいたからだ」

「メイソン・マウントが彼の代わりにプレイしたのは、ハードワークするアタッキングプレーヤーであり、後方でディフェンシブに働いてくれるからだ。グリーリッシュは、マウントほどはできない。だからマウントが彼を差し置いて先発していたのだ」

移籍の噂があるベルナルド・シウヴァがいなければ、4-3-3や4-2-3-1の左サイドで出場機会を確保できそうですが、バーンズさんがいうように5人で3つのポジションを争うとなると、弾き飛ばされる可能性があります。

ペップの下でプレイしてからレベルアップした3人が、ユーロ2020で活躍したように、グリーリッシュも守備力やパスワークのスピードを高めてワールドカップの主役となるのか。あるいは、ロス・バークリーのようにビッグクラブチャレンジを失敗に終わらせ、ガレス・サウスゲート監督の視界から外れるのか。私は、「グリーリッシュはペップとの出会いでセカンドブレイクに成功する」ほうに賭けたいのですが、果たして…!?


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