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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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リヴァプールとの契約延長交渉は行き詰まり…どうする、ジョーダン・ヘンダーソン!

イブラヒマ・コナテが加わり、ジニ・ワイナルドゥムが退団。プレミアリーグの王座奪還を目論み、中盤の強化を急ぐかと思われたリヴァプールは、未だ2人めの新戦力を獲得できていません。レナト・サンチェス、サウール・ニゲス、フロリアン・ノイハウス、ニコロ・バレッラ、ミッケル・ダムスゴー。新しい名前が続々と出てくるものの、交渉の進展を伝えるレポートはありません。既にプレミアリーグになじんでいるユーリ・ティーレマンスを、じっくり釣り上げようとしているのでしょうか。プレーメイカーを奪われたくないレスターは、新たな契約を提示したと伝えられています。

そんななかで、レッズサポーターを動揺させる不穏なニュースが飛び込んできました。頼れる主将ジョーダン・ヘンダーソンとの契約交渉が暗礁に乗り上げているとのこと。2011年にサンダーランドから移籍し、アンフィールドで10年を過ごしたイングランド代表MFについて、3日前の「ミラー」は「リヴァプールが生涯契約を準備中」と報じていました。そこまでのオファーではなかったとしても、残り2年となった契約はすんなり延長されるものと思っていたのですが、話は前に進んでいないようです。

2年前からサラリーUPを要求していたワイナルドゥムに対して、フリーで手離すという結末を選んだフェンウェイ・スポーツ・グループ(FSG)のマイク・ゴードン社長は、レッズでプレミアリーグ290試合出場の功労者にも同様のジャッジを下す可能性があります。「ザ・タイムズ」は、「迅速な解決が見込めなかった場合、ヘンダーソンは自らを売りに出してくれることを望むはず」と主張しています。

FSGとマイケル・エドワーズSDにしてみれば、契約が満了となる2年後に33歳のベテランの状況をみて話し合うという形でも一向に構わないのですが、アトレティコ・マドリードやパリ・サンジェルマンから好条件のオファーが舞い込んでくると、一気に緊張感が高まります。「Goal.com」でリヴァプールを担当しているニール・ジョーンズ特派員は、「これまでのがんばりに応じて適切に報われたいスキッパーの願望を過小評価している」と警鐘を鳴らしています。

ヴィルジル・ファン・ダイク、モー・サラー、サディオ・マネ、ロベルト・フィルミーノ、ファビーニョ、アレックス・オックスレイド=チェンバレン、ナビ・ケイタ。2023年までの契約となっている選手を数多く抱えるリヴァプールは、ヘンダーソンとの交渉を後回しにして、彼らとの新契約締結を優先しそうな雲行きです。契約を3年も残しているアリソン・ベッカーは、新たな条件で2年延長すると伝えられています。

交渉再開の見通しが立たなかったとき、偉大なキャプテンは居場所を変えるという選択肢を真剣に検討するのでしょうか。最後に、今までのレジェンドたちが辿ったルートをトレースしてほしくないと願うクラブOBの叫びを紹介して、この稿を締めたいと思います。

「彼はクラブのレジェンド。今でも最高レベルのパフォーマンスを披露している。今どき、32~33歳のプレーヤーは、自身のケアさえできていれば全盛期だ。ヘンドは100%やれているといいたい。どうなるか、見てみよう。彼らが契約を更新しなかったら、ジニとスティーヴィーがそうだったように、大きな間違いを犯すことになる」(ホセ・エンリケ/インスタグラムにて)


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