2021.09.24 選手トピックス
オーバメヤンとハリー・ケイン。ダービーで激突するストライカーが不振に陥っている理由。
今週末のプレミアリーグは、2つのビッグマッチが注目されています。土曜日のランチタイムキックオフでチェルシーVSマンチェスター・シティ。日曜日には、ノースロンドンダービーが開催されます。
トーマス・トゥヘルのチェルシーに3連敗中のペップ・グアルディオラは、リベンジを果たせるのか。プレミアリーグ開幕から3連敗という最悪のスタートだったミケル・アルテタは、ロケットスタートを決めたヌーノのスパーズを6節という早いタイミングで捲れるのか。グーナーが最後にトッテリンガムデーを祝ったのは、2015-16シーズン。プレミアリーグでの直近10試合は、スパーズが4勝3分3敗と勝ち越しています。
さて、本稿でフォーカスするのは、ノースロンドンダービーを戦う不振のエースです。ピエール=エメリク・オーバメヤンとハリー・ケイン。昨季プレミアリーグで29試合10ゴールとペースダウンしたガナーズのゴールゲッターは、2021-22シーズンも4戦1ゴールと低調です。一方、35試合23ゴール14アシストで得点王とアシスト王のダブルを達成したイングランド代表のキャプテンは、マン・シティ移籍が破談となった影響があるのか、プレミアリーグ4試合ノーゴールと結果を出せていません。
あらためて、両者のスタッツを比較してみましょう。コロナウイルスに感染してしまい、開幕に間に合わなかったオーバメヤンは、途中出場だったチェルシー戦は29分でパス2本&シュート1本のみという厳しいパフォーマンスでした。5-0で完敗したマン・シティ戦では、シュートを打たせてもらえず。ニコラ・ペペがポストに当てたボールを押し込んだノリッジ戦は、6本のシュートを放ったものの、ベストメンバーで戦ったバーンリー戦は精度の低いミドル2本に終わっています。
出場4試合で、オンターゲットは3本のみ。パス成功数39本、キーパス5本、クロスとドリブルは成功ゼロで、いずれも好調のチームのエースが残すスタッツではありません。ティアニーのクロス頼みのサイドアタックと速攻のクオリティを高めなければ、オーバメヤンのパフォーマンスは改善しないでしょう。
対するハリー・ケインも、シュート4本&オンターゲット3本というプアなスタッツに留まっています。パス成功63本、キーパス4本、ドリブル成功4回といった数字よりも目を引くのは、敵陣のボックスでのタッチ数が10回しかないという事実です。彼の問題は、ボールをもらうために下がるシーンが多すぎて、いざアタックとなった際にベストポジションに入れないことでしょう。
「スカイスポーツ」が掲載しているチェルシー戦のタッチMAPを見ると、自陣で15回もボールに関与しているのに対して、ボックス内で触ったのは2回のみ。ファイナルサードに出した6本のパスのうち、味方に通ったのはたった1本です。ウルヴスと戦ったミッドウィークのカラバオカップ3回戦では、デル・アリのパスでラインの裏に抜けてゴールを決めています。オンターゲット3本とドリブル成功3回を記録したこの試合のように、前で勝負する時間を増やさなければなりません。
ガナーズとスパーズのリーグ戦勝利はすべて1-0。敗戦時の平均失点は3で並んでおり、抱えている課題は共通しているのではないでしょうか。プレミアリーグ通算118試合65ゴールの快足ストライカーと、249試合166ゴールの正統派ストライカーは、どちらが先に覚醒するのか。プレミアリーグ以外の試合を観る限りでは、ハリー・ケインのほうが早そうですが…。ノースロンドンダービーでは、彼らのプレーエリアにも注目したいと思います。
トーマス・トゥヘルのチェルシーに3連敗中のペップ・グアルディオラは、リベンジを果たせるのか。プレミアリーグ開幕から3連敗という最悪のスタートだったミケル・アルテタは、ロケットスタートを決めたヌーノのスパーズを6節という早いタイミングで捲れるのか。グーナーが最後にトッテリンガムデーを祝ったのは、2015-16シーズン。プレミアリーグでの直近10試合は、スパーズが4勝3分3敗と勝ち越しています。
さて、本稿でフォーカスするのは、ノースロンドンダービーを戦う不振のエースです。ピエール=エメリク・オーバメヤンとハリー・ケイン。昨季プレミアリーグで29試合10ゴールとペースダウンしたガナーズのゴールゲッターは、2021-22シーズンも4戦1ゴールと低調です。一方、35試合23ゴール14アシストで得点王とアシスト王のダブルを達成したイングランド代表のキャプテンは、マン・シティ移籍が破談となった影響があるのか、プレミアリーグ4試合ノーゴールと結果を出せていません。
あらためて、両者のスタッツを比較してみましょう。コロナウイルスに感染してしまい、開幕に間に合わなかったオーバメヤンは、途中出場だったチェルシー戦は29分でパス2本&シュート1本のみという厳しいパフォーマンスでした。5-0で完敗したマン・シティ戦では、シュートを打たせてもらえず。ニコラ・ペペがポストに当てたボールを押し込んだノリッジ戦は、6本のシュートを放ったものの、ベストメンバーで戦ったバーンリー戦は精度の低いミドル2本に終わっています。
出場4試合で、オンターゲットは3本のみ。パス成功数39本、キーパス5本、クロスとドリブルは成功ゼロで、いずれも好調のチームのエースが残すスタッツではありません。ティアニーのクロス頼みのサイドアタックと速攻のクオリティを高めなければ、オーバメヤンのパフォーマンスは改善しないでしょう。
対するハリー・ケインも、シュート4本&オンターゲット3本というプアなスタッツに留まっています。パス成功63本、キーパス4本、ドリブル成功4回といった数字よりも目を引くのは、敵陣のボックスでのタッチ数が10回しかないという事実です。彼の問題は、ボールをもらうために下がるシーンが多すぎて、いざアタックとなった際にベストポジションに入れないことでしょう。
「スカイスポーツ」が掲載しているチェルシー戦のタッチMAPを見ると、自陣で15回もボールに関与しているのに対して、ボックス内で触ったのは2回のみ。ファイナルサードに出した6本のパスのうち、味方に通ったのはたった1本です。ウルヴスと戦ったミッドウィークのカラバオカップ3回戦では、デル・アリのパスでラインの裏に抜けてゴールを決めています。オンターゲット3本とドリブル成功3回を記録したこの試合のように、前で勝負する時間を増やさなければなりません。
ガナーズとスパーズのリーグ戦勝利はすべて1-0。敗戦時の平均失点は3で並んでおり、抱えている課題は共通しているのではないでしょうか。プレミアリーグ通算118試合65ゴールの快足ストライカーと、249試合166ゴールの正統派ストライカーは、どちらが先に覚醒するのか。プレミアリーグ以外の試合を観る限りでは、ハリー・ケインのほうが早そうですが…。ノースロンドンダービーでは、彼らのプレーエリアにも注目したいと思います。
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