2021.11.27 選手トピックス
大丈夫か、冨安健洋!? プレミアリーグ3年めで凄みを増したサン=マクシマンに要注意!
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冨安健洋も、不本意だったレッズ戦の記憶を消し去りたいでしょう。しかしニューカッスルには、サディオ・マネとは違うタイプのやっかいなサイドアタッカーがいます。アラン・サン=マクシマン。2019年にニースからやってきた24歳のフランス人は、プレミアリーグ屈指のドリブラーです。
ニューカッスルで3シーズンめを迎えたサン=マクシマンのこれまでのスタッツを振り返ってみましょう。2019-20シーズンは、プレミアリーグ26試合3ゴール5アシスト。開幕当初はハムストリングの負傷の影響で、後半からの登場を余儀なくされていたのですが、8節のマンチェスター・ユナイテッド戦からレギュラーに定着。左サイドで大物感を発散していたテクニシャンは、ドリブル成功数121回でリーグ3位にランクインしています。
飛躍が期待された2020-21シーズンは、プレミアリーグ25試合3ゴール4アシスト。11月に痛めたふくらはぎがなかなか癒えず、ドリブル成功数は96回に留まりましたが、前年は2位だったザハのチャレンジが減り、4位のブエンディアが在籍していたノリッジがチャンピオンシップにいたため、アダマ・トラオレに次ぐ2位にランクアップしました。
そして、今シーズン。満を持して開幕を迎えたプレミアリーグ3年め。サン=マクシマンは、クリスタル・パレス戦を除く11試合でフル出場を記録しており、12試合3ゴール3アシストと過去2年のフルシーズンのスタッツに並ぶパフォーマンスを披露しています。
ドリブル成功数は50回で、アダマ・トラオレと9本差の2位。順位は同じですが、57本も引き離された前年よりも背中はくっきり見えており、このままのペースでいけば年間158本で昨季のTOPを上回ります。冨安健洋、大ピンチ!? イングランドに来た当初は縦志向が強かった10番は、カットインからシュートを狙うシーンが増えており、よりチェックしにくいプレーヤーに変貌を遂げているのです。
彼を背後からサポートするマット・リッチーも要注意。アルテタ監督がニコラ・ペペをウイングに配したら、冨安健洋は2人を相手にする苦しい時間が増えそうです。4-4-2にしてラカゼット、サカ、トーマス・パーティー、冨安でマクシマン無双を阻止するのが妥当な戦い方ではないでしょうか。
未勝利とはいえ、マグパイズの過去8試合は6分2敗で、ウルヴス戦とトッテナム戦は1点差の惜敗です。首位チェルシーと引き分けているチームゆえ、油断は禁物ですが、カラム・ウィルソンとサン=マクシマンを押さえられれば3ポイントをゲットできるはずです。冨安が真価を発揮するのか、稀代のドリブラーが担当エリアを制圧するのか。14時間後の注目カードは、ガナーズの右サイドの攻防に注目したいと思います。
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