脅威的なペースでゴールを量産中!記憶に残るストライカー、オリギの逆襲に期待!
冷静に考えれば、怖ろしいチームです。ディヴォック・オリギがFWの5番手とは…!サラー、フィルミーノ、マネの最強フロントスリーでプレミアリーグとチャンピオンズリーグを制したリヴァプールは、2020年9月にディオゴ・ジョッタを加え、欧州屈指の攻撃力を誇っています。2014年に入団したオリギは、初年度を古巣リールで過ごし、ユルゲン・クロップが就任する直前にレッズに合流しました。
以来、6年半。レギュラーといえる時期は、プレミアリーグで4戦連続ゴールを決めた2016-17シーズンのボクシングデーまでの1ヵ月と、最終盤の1ヵ月のみです。2015-16シーズンは、調子が上がってきたタイミングで2度の負傷リタイア。翌シーズンはプレミアリーグ34試合7ゴール3アシストというスタッツを残していますが、フィルミーノ、コウチーニョ、スタリッジに新加入のマネという錚々たるメンバーとのポジション争いを強いられ、先発出場は14試合に留まっています。
2017-18シーズンは、モハメド・サラーという最強のウインガーが降臨。あっさり弾き出された22歳のストライカーは、ヴォルフスブルグにシーズンローンとなりました。2018年の夏に戻ってくると、サラー・フィルミーノ・マネの最強フロントスリーは完成しており、最初の3ヵ月は出番ゼロ。メディアの扱いは、「伸び悩んだ売却候補」でした。
プレミアリーグ12試合出場、先発は4試合でトータル3ゴール。2018-19シーズンのリーグ戦のスタッツは凡庸ですが、多くのレッズサポーターがこのシーズンの彼を忘れていないでしょう。プレミアリーグの最初の出場は、12月のマージーサイドダービー。0-0だった84分にフィルミーノと代わったオリギは、96分に決勝ゴールをゲットしました。
ファン・ダイクのボレーがクロスバーの真上に浮いて、外に出すべきだったピックフォードのフィスティングがバーに当たって戻ってくると、諦めずに追ったベルギー代表のヘッドが無人のゴールに飛び込みました。その5か月後、最大のクライマックスとなるCL準決勝。初戦でメッシにやられ、3-0完敗でアンフィールドに戻ってきたレッズは、4ゴールを決めなければ敗退というピンチに追い込まれていました。
オリギの先制ゴールは7分、ヘンダーソンの左足シュートをシュテーゲンが弾いたところを難なくプッシュ。ワイナルドゥムの2発で2試合トータルイーブンとなると、79分にCKを蹴ろうとしたアーノルドは、バルサ守備陣がボールを見ずにポジションチェックをしていることに気づきました。ゴール前にいたオリギは、クイックというSBの判断を把握しており、決勝ボレーがゴール左に吸い込まれました。奇跡的な大逆転の立役者は、トッテナムとのファイナルでも、87分に欧州戴冠を決める2点めを決めています。
クラブがプレミアリーグ初制覇を果たした2019-20シーズンは、リーグ戦の先発は7試合だけでしたが、前年と同じ12月開催のマージーサイドダービーで前半に2ゴールを挙げ、5-2の圧勝に貢献。28試合4ゴールという前年からの巻き返しを図りたかった昨季は、ジョッタの加入で出場機会が激減し、公式戦トータルで17試合1ゴールに終わりました。
かつては将来を嘱望されたストライカーも、既に26歳。4人のワールドクラスがいるチームでくすぶり続けるかと思いきや、今季は驚異的なペースでゴールを重ねています。プレミアリーグ出場は3試合38分、しかしハマーズ戦とウルヴス戦で途中出場してゴールをゲット。南野拓実が2戦3発のカラバオカップでも、負けじと2戦連発です。
チャンピオンズリーグでは、最終節のミランとのアウェイゲームで逆転のヘッダー。10戦5ゴール2アシストという数字よりも、1ゴールあたりに要する時間が79分というハイペースをアピールすべきでしょう。今のオリギは、実は「隠れワールドクラス」で、どんなチームでプレイしてもゴールを量産する超一流に化けているのかもしれません。
この見立てが妄想か、慧眼かがわかるのは、サラーとマネがアフリカネーションズカップでいなくなる1月です。期間限定のレギュラーは、怒涛のゴールラッシュでユルゲン・クロップを悩ませることができるでしょうか。記憶に残るゴールシーンをレッズの歴史に刻んできたストライカーの華麗な逆襲を堪能できるのではないか…今から楽しみです。
以来、6年半。レギュラーといえる時期は、プレミアリーグで4戦連続ゴールを決めた2016-17シーズンのボクシングデーまでの1ヵ月と、最終盤の1ヵ月のみです。2015-16シーズンは、調子が上がってきたタイミングで2度の負傷リタイア。翌シーズンはプレミアリーグ34試合7ゴール3アシストというスタッツを残していますが、フィルミーノ、コウチーニョ、スタリッジに新加入のマネという錚々たるメンバーとのポジション争いを強いられ、先発出場は14試合に留まっています。
2017-18シーズンは、モハメド・サラーという最強のウインガーが降臨。あっさり弾き出された22歳のストライカーは、ヴォルフスブルグにシーズンローンとなりました。2018年の夏に戻ってくると、サラー・フィルミーノ・マネの最強フロントスリーは完成しており、最初の3ヵ月は出番ゼロ。メディアの扱いは、「伸び悩んだ売却候補」でした。
プレミアリーグ12試合出場、先発は4試合でトータル3ゴール。2018-19シーズンのリーグ戦のスタッツは凡庸ですが、多くのレッズサポーターがこのシーズンの彼を忘れていないでしょう。プレミアリーグの最初の出場は、12月のマージーサイドダービー。0-0だった84分にフィルミーノと代わったオリギは、96分に決勝ゴールをゲットしました。
ファン・ダイクのボレーがクロスバーの真上に浮いて、外に出すべきだったピックフォードのフィスティングがバーに当たって戻ってくると、諦めずに追ったベルギー代表のヘッドが無人のゴールに飛び込みました。その5か月後、最大のクライマックスとなるCL準決勝。初戦でメッシにやられ、3-0完敗でアンフィールドに戻ってきたレッズは、4ゴールを決めなければ敗退というピンチに追い込まれていました。
オリギの先制ゴールは7分、ヘンダーソンの左足シュートをシュテーゲンが弾いたところを難なくプッシュ。ワイナルドゥムの2発で2試合トータルイーブンとなると、79分にCKを蹴ろうとしたアーノルドは、バルサ守備陣がボールを見ずにポジションチェックをしていることに気づきました。ゴール前にいたオリギは、クイックというSBの判断を把握しており、決勝ボレーがゴール左に吸い込まれました。奇跡的な大逆転の立役者は、トッテナムとのファイナルでも、87分に欧州戴冠を決める2点めを決めています。
クラブがプレミアリーグ初制覇を果たした2019-20シーズンは、リーグ戦の先発は7試合だけでしたが、前年と同じ12月開催のマージーサイドダービーで前半に2ゴールを挙げ、5-2の圧勝に貢献。28試合4ゴールという前年からの巻き返しを図りたかった昨季は、ジョッタの加入で出場機会が激減し、公式戦トータルで17試合1ゴールに終わりました。
かつては将来を嘱望されたストライカーも、既に26歳。4人のワールドクラスがいるチームでくすぶり続けるかと思いきや、今季は驚異的なペースでゴールを重ねています。プレミアリーグ出場は3試合38分、しかしハマーズ戦とウルヴス戦で途中出場してゴールをゲット。南野拓実が2戦3発のカラバオカップでも、負けじと2戦連発です。
チャンピオンズリーグでは、最終節のミランとのアウェイゲームで逆転のヘッダー。10戦5ゴール2アシストという数字よりも、1ゴールあたりに要する時間が79分というハイペースをアピールすべきでしょう。今のオリギは、実は「隠れワールドクラス」で、どんなチームでプレイしてもゴールを量産する超一流に化けているのかもしれません。
この見立てが妄想か、慧眼かがわかるのは、サラーとマネがアフリカネーションズカップでいなくなる1月です。期間限定のレギュラーは、怒涛のゴールラッシュでユルゲン・クロップを悩ませることができるでしょうか。記憶に残るゴールシーンをレッズの歴史に刻んできたストライカーの華麗な逆襲を堪能できるのではないか…今から楽しみです。
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