出番を待ち焦がれた6シーズン…ディヴォック・オリギはACミランと移籍合意寸前!?
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リヴァプール入団は2014年8月、最初の1年は古巣リールにレンタル。プレミアリーグ初年度は16戦5ゴール、2016-17シーズンには34試合7ゴール3アシストという数字を残しています。当時のオリギは21歳。要来を嘱望されるストライカーでした。
その後の5シーズンは、プレミアリーグ55試合9ゴール2アシスト。ロベルト・フィルミーノ、サディオ・マネ、モハメド・サラーが加わったチームで、なかなか出番が得られず、2017-18シーズンはヴォルフスブルクに貸し出されています。
2019-20シーズンの冬のマーケットで南野拓実が入団。2020-21シーズンの開幕直後に、ディオゴ・ジョッタ。昨季のオリギはフルタイム出場が1度もなく、公式戦17試合1ゴール2アシストという厳しい数字しか残せませんでした。
2021-22シーズンは、公式戦14試合5ゴール。プレミアリーグは、5試合69分という限られた出場機会で2ゴールをゲットしています。出番が増えるかと期待された矢先の筋肉トラブルは激痛でした。1月のルイス・ディアス入団は、オリギに対するお別れのメッセージのように映りました。
レッズで過ごした6年で、最も輝いたのは2018-19シーズンでしょう。開幕からの4ヵ月は出番なし。シーズン最初のゲームとなった12月のマージーサイドダービーでは、フィルミーノと代わってから12分後の96分に、ピックフォードのクリアミスを突く幸運な決勝ゴールを枠に収めています。
最大のハイライトは、バルセロナと激突したチャンピオンズリーグの準決勝です。ファーストレグを3-0で落としていたチームは、アンフィールドのサポーターの後押しを受けて4-0で大逆転。先制ゴールと決勝ゴールでチームを救ったオリギは、トッテナムとのファイナルでも勝利を決める2点めをゲットし、ビッグイヤー獲得の立役者となりました。
ゴールを背にして受けてから、振り向く速さはプレミアリーグでもトップクラス。左右どちらの足でも強く打てるのも魅力です。あまりにも素晴らしいフロントスリーを見つめながら、出番を待ち焦がれた男が、新天地で真価を発揮するのを期待したいと思います。(ディヴォック・オリギ 写真著作者/Mehdi Bolourian)
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