2022.03.28 選手トピックス
バーンリー戦でアシスト、オランダ戦で復帰初ゴール!あの素晴らしいエリクセンが帰ってきたと実感!
プレミアリーグに復帰…いや、フットボールの世界に帰ってきたのは、2月26日のニューカッスル戦。0-2でリードされていた52分、8ヵ月ぶりにピッチに立ったクリスティアン・エリクセンに対して、ホームサポーターたちは大きな拍手でリスペクトの意を表しました。38分の出場で、通したパスは13本のみ。キーパス1発しか見せ場がなかったプレーメイカーは、ボールの感触とチームメイトの動きを慎重に確認しているように見えました。
2021年6月12日、コペンハーゲンで開催されたユーロ2020グループステージ第1戦。フィンランドとのゲームに出場したエリクセンは、43分に左サイドでスローインを受けた瞬間、前のめりに倒れ込んでしまいました。すぐに異変に気づいたメーレが仲間に知らせ、駆けつけたメディカルスタッフが迅速に対応。危険な状態に陥っていた10番は、心肺蘇生法(CPR)によって一命を取り留めました。
再発防止のために、植え込み型除細動器(ICD)を装着したエリクセンは、セリエAでのプレイは認められないという通達を受けました。コンディションに留意し、多数の検査によって問題がないと確認したデンマーク代表MFに、獲得の意志を表明したのはブレントフォードでした。同郷の指揮官トーマス・フランクは、「ワールドクラスを連れてこられるなんて、信じられない」と大興奮。本人も、「キャリアを再開できるなんて、奇跡のようだ」と喜びを隠しませんでした。
スパーズで輝かしい日々を過ごしたロンドン、勝手知ったるプレミアリーグ。慣らし運転を終えたエリクセンは、ノリッジとのアウェイゲームで先発メンバーに名を連ねます。最初のハイライトは32分。21番が蹴った左からのCKがアイエルの頭にピタリと合い、ファーに流れたボールをイヴァン・トニーが右足で押し込みました。
52分の2点めも、エリクセンのCKがきっかけでした。ヤンソンが頭で触った瞬間、ベン・ギブソンが高く上げた足が首筋に入り、ジャッジはPK。イヴァン・トニーが落ち着いて決め、リードは2点に広がります。さらに6分後、ベン・ギブソンに足をすくわれたイヴァン・トニーが自ら2度めのPKを決め、0-3。ホームチームは追加タイムに1点を返すのみに留まり、エリクセンは初のフルタイム出場を勝利で飾りました。
調子を上げてきたニューフェイスが、真価を発揮したのは13日に行われたバーンリー戦でした。16分のショートカウンターで、左隅に飛ぶきわどいシュートをポープにセーブされたプレーメイカーは、86分に左足の完璧なクロスをイヴァン・トニーに合わせ、ヘディングシュートをお膳立てしました。
さらに92分、ドリブルでカウンターを仕掛け、右からスプリントしたイヴァン・トニーにラストパスを通すと、ネイサン・コリンズが後ろから倒してレッドカード。エースがPKを決め、残留争いのライバルを2-0で下しました。チームの連勝に貢献し、インターナショナルマッチウィークに入ったエリクセンは、復帰後4戦めで初ゴールをゲットします。
オランダとのフレンドリーマッチは、前半を終えて3-1でオランダがリード。後半から登場したエリクセンは、47分にワンツーで右サイドを突破したアンドレアス・スコフ・オルセンの折り返しを右足で叩き、ボールは左のサイドネットに届きました。ファーストタッチの1発は、昨季セリエA最終節のウディネーゼ戦以来、10ヵ月ぶり。カタールへのチケットを手に入れている母国に、団結をもたらす一撃だったのではないでしょうか。
アシストを決めたバーンリー戦の次節、レスター戦ではベンチから外れています。クラブもご本人も、細心の注意をもってプレイを続けられるようにしているのだと思われます。どうか、無事にシーズンを終え、来季のプレミアリーグとワールドカップで元気な姿を見続けられますように。スパーズ時代から大好きだった彼のゴールシーンと、仲間に祝福された際の笑顔に触れて、あらためてあの日のメディカルスタッフのみなさんに感謝の気持ちを伝えたいと思います。
2021年6月12日、コペンハーゲンで開催されたユーロ2020グループステージ第1戦。フィンランドとのゲームに出場したエリクセンは、43分に左サイドでスローインを受けた瞬間、前のめりに倒れ込んでしまいました。すぐに異変に気づいたメーレが仲間に知らせ、駆けつけたメディカルスタッフが迅速に対応。危険な状態に陥っていた10番は、心肺蘇生法(CPR)によって一命を取り留めました。
再発防止のために、植え込み型除細動器(ICD)を装着したエリクセンは、セリエAでのプレイは認められないという通達を受けました。コンディションに留意し、多数の検査によって問題がないと確認したデンマーク代表MFに、獲得の意志を表明したのはブレントフォードでした。同郷の指揮官トーマス・フランクは、「ワールドクラスを連れてこられるなんて、信じられない」と大興奮。本人も、「キャリアを再開できるなんて、奇跡のようだ」と喜びを隠しませんでした。
スパーズで輝かしい日々を過ごしたロンドン、勝手知ったるプレミアリーグ。慣らし運転を終えたエリクセンは、ノリッジとのアウェイゲームで先発メンバーに名を連ねます。最初のハイライトは32分。21番が蹴った左からのCKがアイエルの頭にピタリと合い、ファーに流れたボールをイヴァン・トニーが右足で押し込みました。
52分の2点めも、エリクセンのCKがきっかけでした。ヤンソンが頭で触った瞬間、ベン・ギブソンが高く上げた足が首筋に入り、ジャッジはPK。イヴァン・トニーが落ち着いて決め、リードは2点に広がります。さらに6分後、ベン・ギブソンに足をすくわれたイヴァン・トニーが自ら2度めのPKを決め、0-3。ホームチームは追加タイムに1点を返すのみに留まり、エリクセンは初のフルタイム出場を勝利で飾りました。
調子を上げてきたニューフェイスが、真価を発揮したのは13日に行われたバーンリー戦でした。16分のショートカウンターで、左隅に飛ぶきわどいシュートをポープにセーブされたプレーメイカーは、86分に左足の完璧なクロスをイヴァン・トニーに合わせ、ヘディングシュートをお膳立てしました。
さらに92分、ドリブルでカウンターを仕掛け、右からスプリントしたイヴァン・トニーにラストパスを通すと、ネイサン・コリンズが後ろから倒してレッドカード。エースがPKを決め、残留争いのライバルを2-0で下しました。チームの連勝に貢献し、インターナショナルマッチウィークに入ったエリクセンは、復帰後4戦めで初ゴールをゲットします。
オランダとのフレンドリーマッチは、前半を終えて3-1でオランダがリード。後半から登場したエリクセンは、47分にワンツーで右サイドを突破したアンドレアス・スコフ・オルセンの折り返しを右足で叩き、ボールは左のサイドネットに届きました。ファーストタッチの1発は、昨季セリエA最終節のウディネーゼ戦以来、10ヵ月ぶり。カタールへのチケットを手に入れている母国に、団結をもたらす一撃だったのではないでしょうか。
アシストを決めたバーンリー戦の次節、レスター戦ではベンチから外れています。クラブもご本人も、細心の注意をもってプレイを続けられるようにしているのだと思われます。どうか、無事にシーズンを終え、来季のプレミアリーグとワールドカップで元気な姿を見続けられますように。スパーズ時代から大好きだった彼のゴールシーンと、仲間に祝福された際の笑顔に触れて、あらためてあの日のメディカルスタッフのみなさんに感謝の気持ちを伝えたいと思います。
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