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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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祝★契約延長!プレミアリーグ21年めの鉄人ミルナーは、どこまで走る!?

誕生日が同じというご縁があり、ずっと静かに応援していた選手です。36歳になったジェームズ・ミルナーが、リヴァプールとの契約を延長しました。プレミアリーグデビューは、2002年11月。その1ヵ月後のサンダーランド戦で、16歳356日というプレミアリーグ最年少ゴール記録を打ち立てています。

以来、そろそろ20年。プレミアリーグ588試合出場は、ギャレス・バリー、ライアン・ギグス、フランク・ランパードに続く歴代4位。センターフォワードとゴールキーパー以外ならどこでもこなしてしまうオールラウンダーは、サッカーセンスの塊という表現がぴったりです。

リーズ、ニューカッスル、アストン・ヴィラ、マンチェスター・シティでプレイした後、2015年にリヴァプールへ。入団して間もなく、ブレンダン・ロジャースが解任となり、ユルゲン・クロップの下で戦うことになりました。

マン・シティでSBだったミルナーが、レッズを選んだ理由のひとつは、中盤で起用してもらえるからです。最初のシーズンは、公式戦45試合7ゴール15アシスト。チームをヨーロッパリーグのファイナルに導く活躍を見せたのに、アルベルト・モレノが不振に陥ったため、2年めからはレフトバックをまかされることになってしまいました。

2017年のアンディ・ロバートソンの入団は、ミルナーにとって個人的な朗報だったのではないでしょうか。2017-18シーズンのレッズがチャンピオンズリーグでファイナルに辿り着いたのは、サラー・フィルミーノ・マネの爆発力に加えて、大会レコードとなる9アシストを記録したミルナーの奮闘があったからでしょう。

2018-19シーズンにビッグイヤー獲得、2019-20シーズンにはプレミアリーグ制覇。30歳を過ぎてからの彼は、どんなポジションでも淡々とこなすチームプレーヤーとして価値を発揮すると思い定めたようです。36歳になった昨季も、公式戦39試合に出場しており、アレクサンダー=アーノルドが不在のゲームは右のSBで起用されています。

「もう1シーズン、ここにいられることをとてもうれしく思う。このクラブでプレイすることを、当たり前と思ったことは一度もない。これからもそうだろう。監督が自分の考えをはっきりいってくれたことが、契約延長の大きな要因だった」

「家族の支えもあって、決断を下した。ベースにあるのは、チームメイト、監督やコーチなど、クラブにいる人々のクオリティに対する評価だ。加えて、アクサの中枢となっている素晴らしいトレーニンググラウンドのスタッフたち、メディカルルーム、スポーツサイエンス、キット部門、栄養管理、食堂、オフィススタッフ…すべての人々がチームを作り上げている」

レッズがいかにユニークで、素晴らしいクラブであるかを語り尽くしたベテランMFは、「自分の役割を果たせるなら、簡単に辞めるわけにはいかない」と付け加えています。

プレミアリーグ最多出場まで65試合。最年少ゴールに始まり、最年長ゴールで終わるには、テディ・シェリンガムの40歳226日を超えなければなりません。彼なら、あっさりやってのけそうな気もします。もしかするとその日は、レフトバックで…。(ジェームズ・ミルナー 写真著作者/Werner100359)


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