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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

トーマスの代役問題、スミス・ロウ&ヴィエイラ活用法…何かと悩ましいアーセナルの中盤を考える。

先週の木曜日、ヨーロッパリーグの開幕節を観て愕然としました。マンチェスター・ユナイテッドはレアル・ソシエダにホームで0-1の苦しいスタート。チューリヒと戦ったアーセナルは、1-2で3ポイントをゲットしています。結果は対照的ですが、勝った負けたでため息が漏れたわけではありません。注目ポイントは、アーセナルの選手層の厚さでした。

欧州の初戦は、両者ともにプレミアリーグで出番がない選手を起用。アルテタ監督のリストには、マット・ターナー、冨安健洋、ティアニー、ホールディング、ファビオ・ヴィエイラ、マルキーニョス、エンケティアの名前があり、テン・ハフ監督は、リンデロフ、マグワイア、カゼミーロ、フレッジを先発させています。

マンチェスター・ユナイテッドは、CBを入れ替えたとはいえ、SBはレギュラーのダロト&マラシア。アーセナルの両サイドには、冨安健洋とティアニーがいました。いや、昨季プレミアリーグで絶対的レギュラーだったのは重々承知しているのですが、冨安とティアニーはやっぱり素晴らしいですね。ベン・ホワイトとジンチェンコを含む4人を上回るSBは、今のわれわれにはひとりもいないのだと思い知らされました。

さて、後方充実のアーセナルですが、悩ましいのは中盤です。ウーデゴーアとマルティネッリが凄すぎて、ファビオ・ヴィエイラとエミール・スミス・ロウはプレミアリーグの先発ゼロ。ダブついているように見える2列めに対して、中盤センターはトーマス不在時のオプションが不安です。

ジャカがいないときは、ジンチェンコをまわすという手があるのですが、ガーナ代表の代役となるエルネニーは前線を動かすボールが少なく、サンビ・ロコンガは守備時の判断ミスが気になります。今のスカッドなら、彼ら以外の選手を活用するオプションも機能しそうですが、アルテタ監督はプランC・プランDを用意しているのでしょうか。

守備を重視するなら、ベン・ホワイトを中盤で起用。ヴィエイラやスミス・ロウを活かす攻撃的な布陣として、ウーデゴーアを3列めに下げる「マン・ユナイテッド型」も考えられます。ジンチェンコをアンカー、ウーデゴーアとジャカをインサイドに配する「レッズ&マン・シティ型」は、全員レフティだと厳しいでしょうか。そういえばファビオ・ヴィエイラも…アーセナルはレフティが増えましたね

トップ下に入ったときのスミス・ロウが好きな私としては、ウーデゴーアを下げる布陣にトライしてほしいのですが、効果的な攻め上がりを見せるようになったジャカのよさを消してしまいそうです。トーマスがいるときに、左にウーデゴ…いや、攻撃的な布陣にするなら、4-3-3のほうが適材適所に見えます。

イーブンの展開でリスクを取らないアルテタ監督がやりそうなのは、ベン・ホワイトの活用ぐらいで、スミス・ロウとファビオ・ヴィエイラは、あくまでもウーデゴーア、サカ、マルティネッリとのターンオーバーとなりそうです。

そんな妄想をしているうちに、トーマスが戻ってきました。既にトレーニングを開始しており、インターナショナルマッチウイークのガーナ代表で実践に復帰するという噂も流れています。昨季プレミアリーグ10ゴールのスミス・ロウと、プリメイラリーガで27試合6ゴール14アシストのヴィエイラの無双状態を観たいのですが…。彼らの次の先発は、プレミアリーグではなく、ヨーロッパリーグのボデ・グリムト戦でしょうか。いやー、もったいない…。


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