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モー・サラーを完封!現地メディアが絶賛した冨安健洋の採点&評価コメントまとめ!

「BBC」のMVP投票は、7.46で6位。最も高評価だったのは「ザ・サン」と「Squawka」で、いずれもマルティネッリに次ぐ「8」でした。プレミアリーグ10節のリヴァプール戦で、モー・サラーを完封した冨安健洋について、多くの現地メディアが絶賛しています。

「ザ・サン」のキーラン・ヒューズ記者は、「モー・サラーに決定的なチャンスを与えなかった」とレポート。「キーラン・ティアニーではなく、日本人を先発させるというアルテタの大胆な選択を正当化した」と続けています。高いスコアを付けながらも、「他の対戦相手に対しては、もっと攻撃的な姿勢を見せる必要があるが、マルティネッリが前で飛んでいた今日はその必要がなかった」と、次戦以降の課題も添えています。

「Squawka」のベン・グリーン記者は、「この男、何というパフォーマンスだ!」と手離しで称賛。Twitterで「デュエル7勝、クリア6本、空中戦4勝、タックル3勝」とチーム最高の数字を列挙したメディアは、いかにもイギリスらしい表現で守備の素晴らしさを伝えています。

「サラーは、デヴィッド・ベッカムがウィンブルドンでポケットチーフを使うように扱われ、きちんと片づけられてしまった。エジプト人はゴールの匂いをかぐことができず、最後はクロップに退場させられた。冨安のおかげで、彼は静かな午後を過ごすことができた」

彼らに次いで高い点数を付けたのは、「スカイスポーツ」のシニアフットボールジャーナリスト、ピーター・スミスさんで、マルティネッリ、サカ、ジェズスに続く「7」としています。「勝者と敗者」と題したコラムを書いた「ミラー」のマーク・ジョーンズ記者は、ガナーズの7番と11番、ダルウィン・ヌニェスとともにウィナーに選出。「ティアニーの先発を予想していた」という書き出しの寸評は、他のメディアに負けず劣らず激賞モードです。

「普段は右サイドにいる冨安は、両方のサイドでプレイできる能力を発揮し、他のゲームでも不本意な出来にがっかりしていたモハメド・サラーを沈黙させた。ジンチェンコやティアニーのような攻撃的な選手ではないかもしれないが、この試合ではパーフェクトだった」

ほめちぎるメディアが多数を占めるなかで、「デイリー・メール」は「6.5」と及第点で、「フットボールロンドン」は「6」に留めています。カヤ・カイナック記者の講評は、「前半は、リヴァプールが徹底して右サイドから侵入してくるのを止めるのに苦労した。しかし彼の両足使いは、ビルドアップ時のプレス回避に役立った」。守備について、ややネガティブなコメントを残したのは、地元メディアだけではないでしょうか。

「左利きか右利きかわからない」と指揮官をうならせたSBは、マフレズとデブライネがいるチームとのシックスポインターでも、同じミッションを託されるかもしれません。メディアの評価もさることながら、胸が熱くなるのは「スーパートム」のチャントですよね…!

昨季は4冠をすべて制覇しようとしていた最強クラブとの対戦で、プレミアリーグNo.1のウインガーを完封する選手が日本から出るとは思いませんでした。グーナーでもないのに、チャントを聞くと涙腺が緩んでしまいます。好きなチーム同士の対戦だったので、どちらが勝っても盛り上がれたのですが、タイムアップ直後に見せた疲労困憊の微笑にやられてしまいました。

プレミアリーグの優勝候補との大一番で先発、サラーとマッチアップという大役、勝ててよかったですね!


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“モー・サラーを完封!現地メディアが絶賛した冨安健洋の採点&評価コメントまとめ!” への1件のコメント

  1. 4 より:

    スーパートム。もうグーナーで良かった感が何倍にもなってて楽しくてしょうがないです。
    いつも楽しく読ませて頂いてます。相方様にもありがとうございます。

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