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レスター戦も不発…ビッグチャンスミスが最多のダルウィン・ヌニェスはゴールを量産するのか?

「フライデーナイトのリヴァプール対レスターで、ダルウィン・ヌニェスはヴァウト・フォエスのフィニッシュをうらやましそうに見ていたかもしれない」

オウンゴール2発のCBと、チャンスを逃しまくったストライカーをダブルでいじったのは「BBC」のガリー・ローズ記者です。プレミアリーグ18節のレスター戦で、センターフォワードとして起用されたダルウィン・ヌニェスは、7本のシュートを放ちながらノーゴールに終わりました。

オンターゲット2本は、いずれもヘッダー。44分のGKウォードとの1対1は、左足のシュートを右のポストに当ててしまい、ファエスのオウンゴールに救われました。サラーとのワンツーでボックス右に流れた66分のチャンスは、右足のダイレクトショットがミスキック。78分の速攻は、ナビ・ケイタのパスをトラップするまではOKで、枠に収めるだけでよかった右隅への一撃が浮いてしまいました。

ワールドカップが終わった後だけでも、フリーのチャンスを何度逃したことか。マン・シティと激突したカラバオカップ4回戦では、前半の終盤に2度の決定機を外し、72分のオルテガとの1対1も右足のシュートが左にアウト。前節のアストン・ヴィラ戦でも、74分のオルセンとの1対1で空いていたニアでなくファーを狙い、ボールは右に逸れていきました。

「BBC」の記者によると、今季の欧州のTOP10リーグで500分以上プレイした選手のうち、ダルウィン・ヌニェスは90分あたりのシュート数6.0がNo.1。しかし90分あたりのゴール数0.57は、99位だそうです。プレミアリーグのビッグチャンスミス14回は1位。「Hit woodwork」、すなわちバーやポストに当てたシュート5本も1位です。

記事のテーマは、「Are Liverpool striker’s missed chances a blip or cause for concern?(リヴァプールのストライカーのミスは一過性のものなのか、懸念材料か)」。裏に抜ける際の一瞬のスピード、左サイドからのドリブル突破、打てるエリアを嗅ぎ分ける力はワールドクラスのストライカーは、フィニッシュにおけるミスを減らせるのでしょうか。

彼のプレイを見ていると、ミスのパターンは大きく2つです。ひとつは、「ラストタッチが雑になり、フィニッシュで足に当たる位置がずれる」。もうひとつは、「サイドから外側の足で打つ際に、インフロントに引っかけて外に逸らしてしまう」。技術的な問題もあるものの、決めなくてはという力みのほうが大きいのではないかと思います。

レスター戦の後、ヌニェスのプレイについて「スカイスポーツ」に問われたクロップ監督は、「素晴らしいパフォーマンスだった」と絶賛。「みんなスタッツやら何やらを見るけど、最終的にオウンゴールとなったあのゴールは、最近の状況からは明らかに改善されていたね。とてもいいチップキックだった」と続け、「特別だった」「満足している」といっています。

試合前には、ブレイクする前のロベルト・レバンドフスキのようだと語っていた指揮官は、いずれ量産モードに入ってくれると期待しているのでしょう。私も、そう思います。フリーになるシーンを創るセンスは抜群なので、サウサンプトン戦で決めた柔らかいタッチのボレーを思い出せば、ゴールの数は飛躍的に増えるでしょう。

次節は、TOP10では最多失点のブレントフォード。チャンスは必ず来るはずです。足首の固定やインパクトの位置が問題にならないヘディングとスライディングのゴールが目立つヌニェスが、サイドネットにまっすぐ突き刺したら、ゴールラッシュが始まるサインと受け取っていいのではないでしょうか。


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“レスター戦も不発…ビッグチャンスミスが最多のダルウィン・ヌニェスはゴールを量産するのか?” への1件のコメント

  1. グッチ より:

    外し方といい動きの期待感は半端ないので見ていて不安はありません。本人が疑心暗鬼にさえならなければスケールに見合った数字を残してくれると思います。

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