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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

先発すれば無敗、不在なら勝利なし…カラバオカップ決勝は、ブルーノ・ギマランイスに注目!

アーセナルは、2月に入ってからエヴァートン、ブレントフォード、マン・シティに1分2敗。ペップ率いる最強チームも、1月中旬から3勝3敗と苦しい時期を過ごしました。マンチェスター・ユナイテッドも、ダービー勝利の後は1勝2分1敗。プレミアリーグの過密日程のなかで、勝ち続けるのは並大抵のことではありません。

20節のフラム戦まで順調だったニューカッスルも、直近のプレミアリーグ4試合は3分1敗と停滞モード。マン・ユナイテッドとトッテナムにかわされ、5位に転落しています。エディ・ハウ監督は、イサクが長期離脱となっていたCF以外をガチガチのレギュラー固定で戦っており、これまでのスタメン変更24人はアーセナル(18人!)の次に少ないリーグ19位です。

ここへきて選手たちに疲労が…と思いきや、彼らの不振はたったひとりのリタイアに起因している可能性があることに気づきました。中盤のコントロールタワー、ブルーノ・ギマランイス。彼が出場したプレミアリーグ17試合は10勝7分と無敗で、平均ポイントは2.18ですが、欠場した6試合は4分2敗で0,67にダウンします。

スコアを見ると、出場した試合で2失点以上を喫したのは、3-3という攻め合いとなったマン・シティ戦のみ。リヴァプールとのホーム&アウェイは、いずれも不在だったのですが、アンフィールドで2-1、セント・ジェームズ・パークでは0-2と複数失点で敗れています。

彼がいれば平均ゴール数1.82、いなければ0.67。国内カップまで視野を広げると、カラバオカップは全試合出場でファイナル進出を果たしています。出場した試合で唯一の敗戦となったシェフフィールド・ウェンズデー戦は、60分に登場して10分も経たないうちにゴールをゲット。ニューカッスルにはブルーノ・ギマランイスが欠かせないと証明した一戦でした。

今回の3試合欠場は、1発レッドによるものです。カラバオカップ準決勝セカンドレグのセインツ戦で、82分にエドジーの足首を削ってしまい、プロになってから初めて赤いほうをもらってしまいました。ということは、カラバオカップのファイナルは万全の状態で戻ってくる…!

先週末のリヴァプール戦では、絶対的守護神のニック・ポープがボックスから飛び出してボールを手で抱え込むというファールを犯し、1発レッド。マンチェスター・ユナイテッドでカラバオカップに出場しているドゥブラフカは起用できず、今季出場ゼロのギレスピーか、730日もピッチから遠ざかっているロリス・カリウスで何とかしなければなりません。

日曜日にウェンブリーで戦うマン・ユナイテッドのサポーターは、「ポープがアウトでロリス・カリウス?」と盛り上がっているのですが、マグパイズの躍進のキーマンがセンターに戻ってくるということを忘れてはいけません。

テン・ハフ監督は、ブルーノ・フェルナンデスをセンターにもってくるのか、カゼミーロに対応させるのか。マン・ユナイテッドが勝てば6年ぶり、ニューカッスルは68年ぶりの戴冠となるファイナルは、中盤の攻防に注目です。怖いですね…。(ブルーノ・ギマランイス 写真著作者/Segue o Baile)


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