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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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ロリスは年俸3倍、デ・ヘアは大幅ダウン…ミスが増えたベテランGKに好対照のオファー!

かつてプレミアリーグのトップクラスと評された2人のGKが、クラブを去る可能性があるといわれています。ダヴィド・デ・ヘアとウーゴ・ロリス。ウェストハム戦でベンラーマのシュートを後逸した32歳のスペイン人は、契約延長交渉が難航。鼠径部の負傷でシーズンアウトとなった36歳のフランス人には、サウジアラビアから好条件のオファーが舞い込んでいるようです。

現在の彼らをワールドクラスと表現するジャーナリストはいないでしょう。ビルドアップでたびたびミスを犯すデ・ヘアは、キャッチミスからの失点が公式戦トータルで4つ。ロリスはプレミアリーグのみで失点直結のエラーを4回記録しており、こちらはリーグワーストです。今季プレミアリーグのセーブ率を見ると、デ・ヘアの70.0%は12位。ロリスは67.5%で14位です。

ショットストッパーとして高評価だった2人のベテランは、いずれも自らの看板を傷つけるパフォーマンスが目立っています。デ・ヘアがミスをするたびに擁護していたテン・ハフ監督は、キックの精度に加えて、前に出るプレイが少ないのも不満のようです。マンチェスター・ユナイテッドは1年の契約延長オプションを行使せず、大幅な減俸となる新たな契約書を用意しています。

「デイリー・メール」によると、現在は両者の主張にギャップがあり、着地が想定できる状況ではないそうです。指揮官は残留希望といわれる一方で、現地メディアは後継者候補の名前を続々と挙げています。「TyC Sports」のガストン・エドゥルさんが挙げたターゲットは、ヴィラのエミリアーノ・マルティネス。「ミラー」がオファーの準備中と報じたのはピックフォードです。

エヴァートンが降格となれば、イングランド代表GKを引き入れるためのハードルは下がるでしょう。アンデルレヒトでプレイする20歳のGKフェルブリュッヘンを狙っていると伝えた「マンチェスター・イブニングニュース」は、「デ・ヘアはユナイテッドと新たな契約を結ぶと見られているが、来季のファーストチョイスの役割は保証されていない」と添えています。

ピックフォードは、トッテナムも検討しているとのこと。「フットボールロンドン」は、ブライトンのロベルト・サンチェスやブレントフォードのダヴィド・ラヤもスパーズの候補といっています。新監督が誰であろうと、今季プレミアリーグでセーブ率2位のラヤならOKでしょう。

セービングもさることながら、ユルゲン・クロップ監督が「10番のシャツを着てもいい」と絶賛したパスワークが最大の魅力です。ロリスが持っていない武器は、スパーズの最終ラインの負担を軽減してくれるでしょう。16歳でブラックバーンに加わったため、ホームグロウンとしてカウントできるのも彼を獲るメリットのひとつです。

スパーズのキャプテンがサウジアラビアからのオファーを呑めば、520万ポンド(約8億8000万円)の年俸は3倍になるとのこと。この話が事実なら、キャリアの終わりが見えつつあるGKは断れないでしょう。片やデ・ヘアは、クラブが折れなかったら退団するのでしょうか。サラリーを最優先とするなら、残留が賢明ですが…!


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