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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

アーセナル、チェルシー…1億ポンドと報じられたイヴァン・トニーを獲得するのは結局どこ?

プレミアリーグの夏のトランスファーマーケットは、ストライカーの争奪戦が大きな話題になるでしょう。アフリカネーションズカップに出場しているヴィクター・オシムヘンが「いつの日か、間違いなくプレミアリーグでプレイする」と発言。ブレントフォードのトーマス・フランク監督は、「イヴァン・トニーはおそらく夏に売却される」といっています。

一方、ビッグ6の動向を見ると、ストライカー獲得をめざしているのはアーセナル、チェルシー、マンチェスター・ユナイテッド。ハーランドとフリアン・アルバレスがいるマン・シティと、リシャルリソンとソン・フンミンがゴールを量産するトッテナムは、別なポジションを優先するでしょう。リヴァプールはサラー次第ですが、昨年までの補強で前線は充実しています。

そんななかで昨日、「アスレティック」が「イヴァン・トニーと契約を結ぶべきクラブは?」と題した記事を配信しています。チャレンジする可能性があるクラブのリストにマン・シティは入っておらず、リヴァプールについては、アンディ・ジョーンズ記者が「サラーが去れば後任が必要となるけど、彼は今いる4人と比べるとユーティリティーに欠ける」と評しています。

やはり有力候補は3つのクラブですが、マン・ユナイテッドは1億ポンドといわれる移籍金に難色を示しているとのこと。「デイリー・スター」のジェレミー・クロス記者は、「サー・ジム・ラトクリフは、それほどの価値がある選手と考えていない」と伝えています。CL出場経験もイングランド代表のキャップもなく、契約終了時には30代で値段が激減するのも懸念材料のようです。

となると、アーセナルとチェルシーのロンドンダービー。ガブリエウ・ジェズスの決定力と高さがないエンケティアを前線に配するガナーズは、シーズン20発が期待できるイヴァン・トニーに魅力を感じるのか。チャンスにおけるミスが多いニコラス・ジョンソンに不満ありといわれるブルーズが、どんなタイプのストライカーを狙うのかが注目ポイントです。

ヴィクター・オシムヘンは、12月にナポリとの契約を延長したばかりで、ファブリツィオ・ロマーノさんは「1億3000万ユーロ(1億1100万ポンド=209億円)のバイアウト条項が付いている」とレポートしています。セリエAでの優勝争いやCLの経験値と、25歳という年齢を評価するなら、1000万ポンド程度を積み増してもこちらという判断もあるでしょう。

前線の流動性とチームプレー志向を重視するアーセナルは、イサクに再チャレンジという選択肢もあります。財政の状態が芳しくないニューカッスルは、欧州へのルートを閉ざされたら主力を売却する可能性があります。状況次第ではありますが、イヴァン・トニーやオシムヘンより格安で手に入れられるかもしれません。

以前に「アーセナルにイヴァン・トニー、いいんじゃない?」と書いたことがあるのですが、実績と年齢を考慮すると1億ポンドは厳しいですね…。イサクが無理なら、マジョラルやザークツィーなど欧州の若手狙いのほうがベターでしょう。チェルシーは予算が許せば、ずっと追いかけていたといわれるオシムヘン獲得を実現させたいところです。

果たしてイヴァン・トニーは…?「彼に興味を持つクラブが少なければ驚き」と語っていた指揮官は、来季もエースとともに戦えるかもしれません。「直近のプレミアリーグ11試合で2勝9敗のチームを立て直せれば」という条件付きではありますが。何はともあれ、ビッグクラブでのプレイを熱望するストライカーが、今後の戦いで自らの価値を証明できるかに注目しましょう。


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