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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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ハーランドのペースダウンで混戦に突入?プレミアリーグで得点王を争う上位7人の最新トピックス!

どうせハーランドの独走と決めつけ、得点王争いから目を切っていたのですが、優勝争いと同様にこちらも混戦ムードとなってきました。昨季プレミアリーグで35戦36発と、驚異的なペースでゴールを重ねたノルウェーのストライカーは、11月までは13戦14発の平常運転でランキングのTOPを爆走していました。

ところが12月に入ると、8戦3発と失速。骨折による1ヵ月の離脱で、フォームが崩れたのでしょうか。土曜日のボーンマス戦はビッグチャンスミス3回を記録し、珍しく75分にフリアン・アルバレスと交代となりました。0-1の接戦でペップがエースを外したのは、入団以来初めてではないかと話題になっています。

ハーランドのペースダウンで、後続が追いついてきました。今季のプレミアリーグで2ケタゴールを決めた選手は11人ですが、コール・パルマー、リシャルリソン、イサク、ファン・ヒチャンがハーランドとの7発差を詰めるのは難しいでしょう。15発で2位のサラー、14発を決めたボーウェン、オリー・ワトキンス、ソランケ、13のサカ、12のソン・フンミンまでを候補としましょう。

最初に取り上げたいのは、先ほど終わったブレントフォード戦でハットトリックを達成したボーウェンです。5分の先制ゴールは一見、地味ですが、実は超絶テクニックのスーパーゴールでした。ルーカス・パケタ、ウォード=プラウズ、エメルソンと縦につながり、グラウンダーがボックス左のエースへ。左足のアウトにかけ、アイエルの外を抜いてニアポストすれすれとは…!

7分には、ツォウファルの右からのクロスを左足でプッシュし、あっという間の2-0。クドゥスが右から浮かしたボールを押し込んだ63分のヘッダーは、アイエルの視界から消えてフリーになる動きが決め手でした。7戦ノーゴールから、突然の大爆発。センターでワンタッチもミドルもあるレフティは、ハーランドと3ゴール差ですが、ELとの両立が課題となりそうです。

現状を見ると、ボーウェンと並ぶ14ゴールのオリー・ワトキンスとソランケのほうが、より期待できるのではないかと思われます。ヴィラの最前線で体を張るオリー・ワトキンスは、直近のプレミアリーグ5試合で5ゴールと絶好調。ボーウェンと同様にホーム7発&アウェイ7発で、10アシストはパスカル・グロス、トリッピアーと並ぶリーグTOPです。

レオン・ベイリーとジェイコブ・ラムジーが調子を上げているのも追い風で、今のヴィラならビッグ6と5試合残しているのは問題にならないでしょう。ボーンマスで得点力が開花したソランケは、彼に決めさせようとする周囲との連携が取れており、3試合以上連続のノーゴールが1度もありません。次節からの19位、20位、18位との3連戦で荒稼ぎしたいところです。

ボクシングデーまで5ゴールだったブカヨ・サカは、年末からの7試合で8ゴールと無双状態に突入しており、アジア大会に出場していたソン・フンミンを一気に抜き去りました。ノースロンドンの対決は、プレミアリーグに集中できる2021-22シーズンの得点王が再逆転か。あるいは今季プレミアリーグで1位のPK8発をゲットしているチームが有利なのか…?

マン・シティのエースと2ゴール差のサラーは、次節のノッティンガム・フォレスト戦で復帰予定。3月10日のハーランドとの直接対決が楽しみです。ビッグ6とのゲームでは、ハーランドは6戦5発で、サラーはアーセナル戦の1ゴールのみ。アンフィールドを味方にできるウインガーは、ライバルを引き離す3ポイントと、ライバルに詰め寄るゴールを同時にゲットできるでしょうか。

以上、プレミアリーグ2023-24シーズンの得点王レースの現状をお伝えしました。ちなみにPKを抜くと、1位はハーランド、オリー・ワトキンス、ボーウェンの14発で、1ゴール差の4位にソランケとなります。欧州でも健闘しているヴィラとハマーズのエースに肩入れしたくなりますが、ハーランドを上回るとなると…!


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