今やレギュラーはノニ・マドゥエケ…ポチェッティーノ監督がスターリングを起用しない理由。
選ばれたのはフィル・フォーデン、コール・パルマー、デクラン・ライス、オリー・ワトキンス。プレミアリーグが2023-24シーズンの年間最優秀選手候補を発表すると、イングランド人選手の当落が議論になりました。34試合16ゴール9アシストのブカヨ・サカが入っていないのはなぜか。18ゴールのソランケと16ゴールのボーウェンは、もっと評価されてもいいのではないか…。
プレミアリーグ2023-24シーズンのゴールランキングを見ると、TOP10のなかでイングランド人は6人。アシストランキングは1位のオリー・ワトキンスの下に、キーラン・トリッピアー、アンソニー・ゴードン、コール・パルマー、ブカヨ・サカの名前があります。スリーライオンズのガレス・サウスゲート監督は、既に前線の選考に悩まされているはずです。
そしておそらく、イングランド代表監督の最新リストに彼の名前はないでしょう。ユーロ2020で3ゴールを決めたラヒム・スターリング。プレミアリーグ通算376試合121ゴールという輝かしいスタッツを誇る29歳のウインガーは、パフォーマンスを評する記事も移籍に関するゴシップも激減しています。2年前のチェルシー移籍という決断は、失敗と見做されるのでしょうか。
リヴァプールからマンチェスター・シティに移籍したのは、2015年の夏。以来7シーズンで、プレミアリーグ225試合91ゴールという数字を残しており、ペップ就任2年めの2017-18シーズンからは5年連続で2ケタゴールを記録していました。退団を決意した理由を聞くと「考え方の違い」「必要とされたかった」。しかしロンドンで過ごした2年で、出場機会はさらに減っています。
ウェストロンドンでの1年めは、プレミアリーグ28試合6ゴール3アシスト。トゥヘル、ポッター、ランパードと指揮官が代わったカオスの年であり、ハムストリングの痛みに悩まされたシーズンでもありました。ポチェッティーノ監督の下で復活を期した今季は、前半戦はレギュラーとしてプレイし、18試合5ゴール3アシストというスタッツを残しています。
決定機を逃すシーンが増えて非難されながらも、再構築中のチームでまずまずのプレイという評価もあったのですが、年が明けてから彼を取り巻く環境は激変しました。後半戦のプレミアリーグは、10試合出場のうち先発は5試合で1ゴール1アシスト。格下のチームとの対戦が多かったカラバオカップとFAカップでも、9試合1ゴール4アシストというもの足りない数字です。
食中毒と軽傷があったとはいえ、3月以降の先発は1試合のみ。スパーズとのロンドンダービーを制した後のプレスルームのやり取りは、彼の出場機会が減った理由が語られているように感じられます。右サイドのノニ・マドゥエケが、SBのギルクリストを必死にサポートしていたことについて聞かれた指揮官は、「信じられないほど素晴らしかった」と絶賛し、こう続けています。
「それこそが、われわれに必要なこと。ビッグプレーヤーやビッグネームがいたとしても、今日のように守備でチームを助けようとするプレイがなければ、こういう戦い方は実現不可能だ」
スターリングはチェルシーの復活に不要に見えるという「スカイスポーツ」のニック・ライト記者は、根拠を数字で示しています。今季プレミアリーグにおける90分あたりの走行距離を見ると、前線の1位はコナー・ギャラガーで11.7km。コール・パルマー、ノニ・マドゥエケ、ムドリク、ニコラス・ジャクソンは10km台で、7番は彼らより1kmも少ない数字に留まっています。
プレスの回数は、1位のニコラス・ジャクソンが90分あたり30.6回。コナー・ギャラガー、コール・パルマー、ノニ・マドゥエケは23回を超えており、18.3回のスターリングより少ないのは16.7回のムドリクだけです。最も決定的な数字は、「歩いている時間の比率」。コナー・ギャラガーのみが60%以下で、4人は66~69%。75%のスターリングはぶっちぎりのワーストです。
チェルシーでの最初のシーズンを終えたとき、ハムストリングの負傷に悩まされた原因を聞かれたベテランウインガーは、「体を強くしようと思って食生活を変えたら、体重が増えてしまった」といっています。全盛期の走力は戻ってこないのか。コナー・ギャラガーが放出候補と騒がれていますが、指揮官に人選を託したら違う答えが返ってくるでしょう。
現地メディアの最新ゴシップのネタは、イアン・マートセン、トレヴォ・チャロバー、アルマンド・ブロヤですが、スターリングにも「クリスタル・パレスのオリーズを獲る際のスワップの候補」という噂があります。本人は残留希望。話が具体化すると、週給32万5000ポンドがネックになりそうです。もう1年チャンスがあるのか、中小クラブか、あるいはサウジアラビアか…!
プレミアリーグ2023-24シーズンのゴールランキングを見ると、TOP10のなかでイングランド人は6人。アシストランキングは1位のオリー・ワトキンスの下に、キーラン・トリッピアー、アンソニー・ゴードン、コール・パルマー、ブカヨ・サカの名前があります。スリーライオンズのガレス・サウスゲート監督は、既に前線の選考に悩まされているはずです。
そしておそらく、イングランド代表監督の最新リストに彼の名前はないでしょう。ユーロ2020で3ゴールを決めたラヒム・スターリング。プレミアリーグ通算376試合121ゴールという輝かしいスタッツを誇る29歳のウインガーは、パフォーマンスを評する記事も移籍に関するゴシップも激減しています。2年前のチェルシー移籍という決断は、失敗と見做されるのでしょうか。
リヴァプールからマンチェスター・シティに移籍したのは、2015年の夏。以来7シーズンで、プレミアリーグ225試合91ゴールという数字を残しており、ペップ就任2年めの2017-18シーズンからは5年連続で2ケタゴールを記録していました。退団を決意した理由を聞くと「考え方の違い」「必要とされたかった」。しかしロンドンで過ごした2年で、出場機会はさらに減っています。
ウェストロンドンでの1年めは、プレミアリーグ28試合6ゴール3アシスト。トゥヘル、ポッター、ランパードと指揮官が代わったカオスの年であり、ハムストリングの痛みに悩まされたシーズンでもありました。ポチェッティーノ監督の下で復活を期した今季は、前半戦はレギュラーとしてプレイし、18試合5ゴール3アシストというスタッツを残しています。
決定機を逃すシーンが増えて非難されながらも、再構築中のチームでまずまずのプレイという評価もあったのですが、年が明けてから彼を取り巻く環境は激変しました。後半戦のプレミアリーグは、10試合出場のうち先発は5試合で1ゴール1アシスト。格下のチームとの対戦が多かったカラバオカップとFAカップでも、9試合1ゴール4アシストというもの足りない数字です。
食中毒と軽傷があったとはいえ、3月以降の先発は1試合のみ。スパーズとのロンドンダービーを制した後のプレスルームのやり取りは、彼の出場機会が減った理由が語られているように感じられます。右サイドのノニ・マドゥエケが、SBのギルクリストを必死にサポートしていたことについて聞かれた指揮官は、「信じられないほど素晴らしかった」と絶賛し、こう続けています。
「それこそが、われわれに必要なこと。ビッグプレーヤーやビッグネームがいたとしても、今日のように守備でチームを助けようとするプレイがなければ、こういう戦い方は実現不可能だ」
スターリングはチェルシーの復活に不要に見えるという「スカイスポーツ」のニック・ライト記者は、根拠を数字で示しています。今季プレミアリーグにおける90分あたりの走行距離を見ると、前線の1位はコナー・ギャラガーで11.7km。コール・パルマー、ノニ・マドゥエケ、ムドリク、ニコラス・ジャクソンは10km台で、7番は彼らより1kmも少ない数字に留まっています。
プレスの回数は、1位のニコラス・ジャクソンが90分あたり30.6回。コナー・ギャラガー、コール・パルマー、ノニ・マドゥエケは23回を超えており、18.3回のスターリングより少ないのは16.7回のムドリクだけです。最も決定的な数字は、「歩いている時間の比率」。コナー・ギャラガーのみが60%以下で、4人は66~69%。75%のスターリングはぶっちぎりのワーストです。
チェルシーでの最初のシーズンを終えたとき、ハムストリングの負傷に悩まされた原因を聞かれたベテランウインガーは、「体を強くしようと思って食生活を変えたら、体重が増えてしまった」といっています。全盛期の走力は戻ってこないのか。コナー・ギャラガーが放出候補と騒がれていますが、指揮官に人選を託したら違う答えが返ってくるでしょう。
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