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クリスティアーノ・ロナウドを越えた!デル・アリのゴール数はMFとして史上最高のハイペース!

フランク・ランパードは15、ポール・スコールズは14。スティーブン・ジェラードは13でデヴィッド・ベッカムが12。レジェンドといわれるプレイメイカーやセントラルMFが、21歳までにプレミアリーグで決めたゴール数です。イングランド代表で主軸だった先輩たちが平均13.5ゴールという数字を残しているのに対して、2015-16シーズンに彗星のように現われた20歳は何と26ゴール!トッテナムのデル・アリを手離しでリスペクトしているのは、イギリスメディア「デイリー・ミラー」です。「Dele Alli involved in as many goals by age of 21 as Beckham, Gerrard and Lampard COMBINED (and he’s better than Ronaldo!)」という見出しで、25ゴールのクリスティアーノ・ロナウドをも上回っていることを強調しているメディアは、「Wow. That’s unbelievable, no?」と興奮気味のマウリシオ・ポチェッティーノ監督のコメントを紹介。「great kid」「lovely person」「his potential is massive」と稀代のアタッカーを称える指揮官も、メディアに負けず劣らずの親バカ状態です。

2014-15シーズン、リーグ1のミルトン・キーンズ・ドンズで39試合16ゴールと結果を残したデル・アリは、翌シーズンの夏に満を持してスパーズのトレーニングに合流しました。ポチェッティーノ監督の期待を背負ったMFのプレミアリーグ初お目見えは、マンチェスター・ユナイテッドと激突した開幕戦。3試合めのレスター戦で早くも初ゴールをゲットしており、プレミアリーグ33試合10ゴール9アシストと10代デビューのMFとしては出色の数字を叩き出しました。2シーズンめの今季は、さらにパワーアップ。30試合16ゴール5アシストは、ジエゴ・コスタ、ズラタン・イブラヒモヴィッチといったワールドクラスのストライカーとアシストは同数、積み上げたゴール数もひとつしか違いません。昨日が21歳のバースデーだったデル・アリは、トッテナムで過ごした1年8ヵ月で26ゴール14アシスト。32節のワトフォード戦で決めた先制スーパーミドルは、レアル・マドリードのエースの上に立つメモリアルな一撃でした。

プレミアリーグにおける中盤の選手の最多ゴールは、フランク・ランパードの177発。「インディペンデント」は、チェルシーのレジェンドが「デル・アリは私の記録を破るだろう」と語っていると伝えています。

「デル・アリはスペシャルなプレーヤー。私が20歳だったときよりも上だね。間違いない!ワトフォード戦のようにも決めるが、6ヤードのボックスのなかからもゴールを挙げられる。あまりにも多くのアタッキングMFが、ペナルティスポット付近で止まってしまい、余分なマイルを走っていないからね。われわれは、エデン・アザールをリーグのベストプレイヤーだと話すけど、デル・アリは彼とそんなに遠くないよ」(フランク・ランパード)

この言葉を聞いて思い出すのは、トッテナムとしてもデル・アリ本人にとっても今季プレミアリーグのベストバウトといえるチェルシー戦の2ゴールです。高さがないアスピリクエタを狙い撃ちしようと考えたポチェッティーノ監督は、エリクセンに3バックの背後にクロスを入れさせ、走り込んだデル・アリは指揮官の望みどおりに2発のヘディングを叩き込みました。20歳のMFが、同じプレイメイカータイプであるエジルやデブライネ、マタをゴール数で引き離しているのは、セカンドストライカーとして前線に飛び出すプレイを得意としており、チャンスとみると必ずGKの前までスプリントするからにほかなりません。

デル・アリには、2009-10シーズンにランパードが記録したプレミアリーグのMFの年間最多ゴールである22発をめざしていただきたいのですが、ゴールと同じぐらい大事なのは、自らの感情をコントロールすることです。昨季は35節のWBAでヤコブの腹にパンチを見舞い、出場停止を喰らってひと足先にシーズンを終了。彼がいれば、スパーズは連敗を喫してアーセナルにかわされることもなく、「セント・トッテリンガムズデイを祝おう。今からラザニアだ」などというポドルスキのツイートを見なくても済んだはずです。22をめざすなら、残り7試合で6ゴール…厳しい条件ではありますが、今のデル・アリならあっさり達成してしまうかもしれません。何しろ最近のプレミアリーグ6試合で、5本決めているのですから。

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“クリスティアーノ・ロナウドを越えた!デル・アリのゴール数はMFとして史上最高のハイペース!” への2件のフィードバック

  1. NORI より:

    自チームながら、数字で見ても恐ろしい選手ですね
    近年現れたイングランド選手としては間違いなくトップクラスでしょう

    先日の記事で、僕はまだメガクラブへの移籍は無いとコメントしましたが
    あながち遠い将来でも無いように思えて来ます^^;

    とは言え、デレアリにとって今必要なものは
    間違いなくコンスタントな出場機会とさらなる成長であるとは信じて疑っていないので
    もうしばらくはスパーズに身を置いてほしいですね

    願はくばあと3年、それこそかのガレス・ベイルと同じように……

    —–
    アリはあの負けん気の強さがあってこそ、この若さでこれだけの結果を残せていると思うので、彼のメンタルは長所であり短所でもあるのでしょうね。
    むぁそれもポチェッティーノの元であと2、3年過ごせば改善されると信じていますが。
    (ファンも当然親バカです)

    プレーを見てるとほんとセンスの塊だなぁと思うので、どれほどの選手に成長するのか楽しみです。

  2. makoto より:

    スパーズ推しさん>
    ずっといてほしい選手ですよね。監督とともに。

    NORIさん>
    同感です。センスの塊ですね。気持ちが強い選手が、ときどきやってしまうのは仕方がないですね。そんも瞬間は「冷静でいてほしかった」と思いますが、長い目で見れば「ハートが強くていい選手だ」という気持ちが残ります。ロイ・キーン、ジェラードなど。

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