イギリスメディアが話題にした2人の日本人DF。吉田麻也への期待と長友佑都の懸念
エヴァートンが正式なオファーを出してくるかどうかはわかりませんが、クーマン監督のチームを選ぶとなると、大きな懸念が2つあります。フィジカルの強さとスピードを武器にするサイドアタッカーが多いリーグであることと、チームに若手の成長株が多いこと。ハードマークを得意とせず、オーバーラップやカバーリングで評価されることが多い長友佑都は、プレミアリーグのクラブのサポーターには好まれないのではないかと思います。トップクラブはもちろん、中堅や下位にもアムラバト、ザハ、マイケル・アントニオ、シャキリなどやっかいな選手が揃うリーグだけに、日本代表SBは相当苦労を強いられるのではないでしょうか。
エヴァートンの左サイドは、昨季プレミアリーグで先発32試合のレイトン・ベインズが絶対的レギュラー。右のコールマンはしばらくいないものの、ここにはU-20ワールドカップで活躍したジョンジョ・ケニーという逸材がいます。積極的に若手を抜擢するロナルド・クーマン監督がケニーやギャロウェイを優先すれば、長友佑都はカラバオカップでもベンチが指定席となるかもしれません。最後となるであろうワールドカップを1年後に控えたSBは、どんな決断を下すのでしょうか。日本人選手が数多く定着しているドイツのほうが、彼のよさを理解してくれるような気がしてなりません。
一方、プレミアリーグで5シーズンを過ごした吉田麻也には、地元メディア「デイリー・エコー」から賛辞が送られています。「吉田の契約期間は残り1年。新シーズンのファン・ダイクのパートナーは、契約延長をしていない」と報じたメディアは、早急に新契約を締結すべきと主張。ファン・ダイクが負傷でチームを離れている間、若いスティーブンスをフォローしながら最終ラインで体を張ったCBについて、守備の中軸を担ったと絶賛しました。先頃、ペジェグリーノ新監督のチームはレフ・ポズナンの長身CBベドナレクを獲得しており、レギュラーポジションを約束されているわけではありませんが、サポーターは前年以上の活躍を期待しているでしょう。
キャプテンマークを巻いてプレイすることもあった吉田麻也が最も評価されたのは、ゴール前での落ち着きとビルドアップ時の視野の広さです。軽いタックルであっさりかわされるシーンはなくなり、左右にボールを振りながら空いているMFを探す姿は、アントニー・マルシアルにバックパスをさらわれたことをいじられ続けた2015-16シーズンとは別人でした。ヨーロッパリーグとEFLカップファイナルは、貴重な経験だったのではないでしょうか。8月に29歳になるCBは、サッカー選手としてのピークの時期をプレミアリーグのクラブのレギュラーメンバーとして過ごしてほしい。そして数年後、セインツのサポーターに惜しまれながらスパイクを脱ぐことになれば…プレミアリーグにチャレンジした日本人選手のなかで、吉田麻也は岡崎慎司と並んで初めて成功した選手としてその名を残すことになるでしょう。来季も、応援します。いいプレイを見せてください。
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吉田は、昨季巡ってきたチャンスを確実にモノにしましたね。イングランドで日本人CBがこれほど評価される日が来るとは思いませんでした。
長友については、どうでしょうね。トフィーズの興味がコールマン離脱期間における応急処置的なものにすぎないのであるならば、他の選択肢を考えたほうがいいと思います。
それにしても、エヴァートンが夏の市場でここまで話題をかっさらうとは、、、昨季のリベンジを狙っているだろうウエストハムも怖いですし、本当に戦国時代化しそうです。
吉田はフォンテやロヴレン、アルデルヴァイレルドにファンダイクと常にプレミアでも屈指のCBがチームにいた中で辛抱強く戦っていますね。
これまでも出番があればまずまずのパフォーマンスを見せていただけにチャンスがあればと思っていましたが昨シーズン後半の活躍はお見事でした。
特にパワープレーのシーンでは非常に迫力のある選手だと個人的には感心しています。EFLカップ決勝では何度肝を冷やされたことか・・・
どうしても日本のメディアによって軽率なイメージがついてしまう選手ですが、ロンドン五輪以降とても頼もしい日本人選手の一人だと評価しています。
siniさん>
吉田麻也は素晴らしいですよね。エヴァートンはヨーロッパリーグ出場権を持っており、レイトン・ベインズが高齢であることを考えると、左右ともできる長友の出場機会はそれなりにあるかもしれません。エヴァートンは、ジルーとルーニー、ホントにダブルでいくのでしょうか?
yutoさん>
EFLカップ決勝、そうでしたね。ヨーロッパリーグ最終節終盤のヘディングも惜しかったです。決まれば年を越せたのに…と今でも思います。
吉田選手はセインツ移籍後から追っていましたが、正直、懐疑的な気持ちもありスランプに落ちた辺りからお決まりの日本人選手のコースに落ち着くと思っていました。
しかし、そこからのストーリーと結果は^我々が知る通り、CBでキャプテン、私のサポートチームで言えばテリーマンさんです。このポジションでリーダーを張る。それ自体がチームメイト、サポーター、フロント、様々な角度からの信頼を勝ち得た証拠だと思います。チャレンジを諦めない姿勢が結実、そしてキャプテンになった時のチームメイトからの祝福、それまでの彼の苦難や心情を察すると目頭が熱くなります。そのメンタル、只々感服致します。
是非、今後もチームを鼓舞し続け、ゆくゆくは
キャプテン、リーダー、レジェンド、、、
と、勝手な妄想がノンストップです笑
兎に角、大好きなBPLの名脇役、是非今後とも末長くお付き合いをお願いしたいものです。
駄文失礼致しました。。。
Chihaartさん>
好かれるお人柄と語学力も大きいのでしょうね。頭が下がります。
同感です。私もインターナショナルのチームで仕事をしていますが、彼は好かれるお人柄だと思います。その上インタビューでの堂々とした受け答え、発音とその語学力は見ていて安心感があります。
取り敢えず待ち受けを吉田選手に変えました。笑
Chihaartさん>
そうですそうです。インタビューがいいんですよね。