新戦力も絶対的エースも揃ってゴール量産!今季のプレミアリーグは得点王争いも激戦必至!
ロンドンスタジアムのゲームは、0-3から同点寸前まで追い上げた終盤のハマーズのアタックが試合を盛り上げてくれたのですが、私のテンションが最も上がったのは「あの3人」で決めた前半の2ゴールでした。中央にいたエリクセンのスルーパスでデル・アリが右サイドを崩し、正確なクロスをハリー・ケインが頭でズドン。エリクセンの浮き球を受けたフェルトンゲンが、左からラインの裏を狙ったデル・アリにラストパスを通し、シュートはジョー・ハートに阻まれるもののフォローしたハリー・ケインが左足で流し込んで0-2。天才エリクセンのパスセンス、デル・アリの打開力、ハリー・ケインの決定力が十全に活かされた2発でした。例年通り8月はノーゴールだった昨季プレミアリーグ得点王は、4節のエヴァートン戦でも2発決めており、6試合4ゴールとエンジンがかかってまいりました。
ブックメーカー「ウィリアム・ヒル」の最新のオッズでは、ハリー・ケインには4倍のオッズがついており、3.75倍のロメウ・ルカクに次いで2位。しかし、現在のランキングでは、4ゴールを挙げていながらも6位となっています。上を見ると、ルカク、アグエロ、モラタが6戦6発でTOP。レスター戦以外のすべてのゲームでゴールを決めているルカクに対して、ワトフォード戦でハットトリックを達成したアグエロは直近3戦で5ゴール。最初の3つはヘディングだったモラタは、ストーク戦で技術の確かさを見せつけ、こちらもハットトリックを記録しています。
さらにその下には、スタメン3試合ながら5戦5ゴールのラヒム・スターリングと、レスターの絶対的エース、ジェイミー・ヴァーディが控えています。スターリングは、ガブリエウ・ジェズスやレロイ・サネ、ベルナルド・シウヴァと厳しいレギュラー争いを繰り広げながらも、エヴァートン戦では残り10分を切ったところで同点ゴール、ボーンマス戦ではラストプレーで決勝ゴール(&レッドカード…)と貴重なゴールを連発。ヴァーディーと岡崎慎司の2トップが8ゴールを決めているレスターが、1勝1分4敗でプレミアリーグ17位とはびっくりです。
ハリー・ケインと同じ4ゴールを挙げているのは、夏にリバプールに移籍したばかりのモハメド・サラーと、1月入団の最初のシーズンで10試合7ゴールと実力を見せつけた驚異の20歳FWガブリエウ・ジェズス。先ほど終わったばかりのWBA戦で2発ゲットしたアレクサンドル・ラカゼットも、ノースロンドンのライバルクラブのエースと肩を並べました。プレミアリーグデビューのストライカーが、ここまで揃って結果を出しているシーズンも珍しいのではないでしょうか。モラタがフィットするのに時間がかかるのではないかと考え、チェルシーの順位予想を下げた私は、既に震えております。
得点王レースの結果を占うのは時期尚早ですので、しばらくは素晴らしいストライカーたちのゴールシーンを堪能することといたしましょう。クリスティアン・ベンテケ、サロモン・ロンドン、アレクシス・サンチェス、アンディ・キャロルら出遅れ組の巻き返しにも期待しつつ。
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ウェイン・ルーニーをお忘れですよ!!
siniさん>
「出遅れ組」のお話ですか?ここに挙げたのは全員ノーゴールでして。
あ、なるほど。これは失礼いたしました!!