イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

プレミアリーグのスタッツで再確認…今季のダヴィド・シルヴァ&デブライネはやっぱり凄い!

インターナショナルマッチウィークになると、必ず一度は話題になるのが「FIFAウィルス」です。代表チームにおける激戦で負傷する選手のニュースが現地メディアの見出しを飾り、クラブやサポーターが落胆するのは毎回恒例のイベントとなっており、この10月もプレミアリーグの複数の選手がウィルスに襲われたと報じられました。

ボスニア・ヘルツェゴビナ戦の前半にピッチを去ったマルアン・フェライニに靭帯損傷の怖れがあるという報道は、リヴァプール戦を控えるモウリーニョ監督にとって最大の心配事でしょう。ポール・ポグバがハムストリングを痛め、いつ復帰できるかわからないなかでその穴を完璧に埋めてくれていた選手です。今季プレミアリーグで6試合3ゴール。類まれなるスタミナを武器に中盤で相手のキーマンを追いかけ回し、セットピースでは高さを武器に貴重なゴールを決めていたセントラルMFを失えば、リヴァプール、トッテナム、チェルシーと強豪クラブとの試合が続くマンチェスター・ユナイテッドは、苦しい戦いを強いられそうです。

ベルギー代表といえば、この男もウィルス感染かと騒がれました。マンチェスター・シティの司令塔ケヴィン・デブライネ。火曜日にベルギー人MFが代表のトレーニングを休むと、地元紙がハムストリングを痛めた可能性があると報じましたが、大事をとっただけに過ぎず、来週末のストーク戦出場は問題ないようです。現在、プレミアリーグで最も素晴らしいプレーメイカーは誰かと問われれば、ダヴィド・シルヴァか彼を推す方が多いのではないでしょうか。「いや、デル・アリだ」「今季のムヒタリアンは凄い」と異を唱えたい方も、プレミアリーグの公式サイトでスタッツを見れば矛を収めるでしょう。アシスト数No.1は6本決めたダヴィド・シルヴァ。アンカーやCBが上位を占めるパス本数では、ダヴィド・シルヴァが558本で4位、デブライネは503本で8位と攻撃的な選手のワンツーです。スルーパス本数はデブライネが8本で1位。ベルギー代表のテクニシャンは、クロス本数でもクレスウェル、シャキリ、エリクセンに次ぐ4位にランクインしています。

昨季プレミアリーグで36試合6ゴール18アシストと出色の数字を残したデブライネは、受け手に優しい柔らかいパスが目立つダヴィド・シルヴァに対して、点で合わせる速いボールが魅力です。課題があるとすれば、ボックス内の打てるスペースに入ってこないことと、シュートの精度でしょうか。ミドルレンジからのシュートはチームの武器ではあるのですが、昨季プレミアリーグではバーやポストに当ててしまう「Hit Woodwork」を9本も記録しており、2位ポグバの6本を抑えてぶっちぎりの1位でした。チェルシーをアウェイで下した決勝ゴールのようなミドルシュートがコンスタントに枠に飛ぶようになれば、アグエロやガブリエウ・ジェズスを怖れる下位クラブもゴール前にこもってばかりはいられなくなるでしょう。

ポグバとフェライニを欠きながら上位対決を3つ戦うライバルに対して、マンチェスター・シティはストーク、バーンリー、WBAと書き入れ時。12月頭のマンチェスターダービーまでは、やっかいな相手とのゲームはアーセナルしかなく、勝ち点で優位に立ってオールド・トラフォードでのシックスポインターを迎えたいところです。やはりキーマンはダヴィド・シルヴァとデブライネ。彼らに負傷がなければ、今季プレミアリーグを制するのはペップのチームなのではないかと思います。彼らもアグエロとメンディを失っているのは重々承知で、FIFAウィルスを嘆いても仕方がないのですが、フェライニ不在は痛い…。「ポグバが順調に回復」「フェライニの膝は異常なし」といったポジティブなニュースが入ってこないかと祈るばかりです。

おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


“プレミアリーグのスタッツで再確認…今季のダヴィド・シルヴァ&デブライネはやっぱり凄い!” への4件のフィードバック

  1. yuto より:

    ユナイテッドが好きな私でもデブライネとダヴィド・シルヴァの2人のプレーの素晴らしさはプレミアリーグ1だと断言できます。
    守備の足を止めるような柔らかいパスを出すシルヴァ、圧巻のパススピードで縦パス、クロスを通すデブライネとタイプの異なる2人がいるチームの攻撃はとてもワクワクします。
    これまでのシティはアグエロ、シルヴァ、デブライネ、コンパニの誰か一人でも抜けると脆さを見せていましたがジェズスによってアグエロの穴はカバーできていますね。
    それでもデブライネ、シルヴァ、コンパニの代えはなかなかいないでしょうし、この3人のコンディションがリーグ優勝の鍵を握っているのでしょうね。

  2. プレミアリーグ大好き! より:

    デブライネは守備でも貢献度が高いですよね
    シティの攻撃は選択肢が多く守る側の判断をより難しくさせます
    基本的にボールを大切にしますがカウンターもなかなかです
    それを可能にする事が出来るのは間違いなくこの2人のおかげによる所が大きいです

  3. ルイコスタ より:

    デブライネとシルバの存在を見ると、なぜベルナルドを取る必要があったのか不思議です。長いシーズンなので彼の見せ場は来ると信じますが、若い選手が強豪で失敗して失意の都落ちをされぬよう、頑張ってほしいところです。

  4. プレミアリーグ大好き! より:

    ペップも確か言ってましたが先を見据えて補強してるからベルナルドを取ったと思いますよ
    シルバは今もテクニックはリーグ随一ですが以前ほど運動量はなくなった気がします
    この夏の移籍も若返りを図りましたし
    遠くない未来にヤヤ、コンパニ、シルバもシティから退団するでしょう

コメントを残す