スウェーデン戦で2ゴール1アシスト!絶好調のガクポは、リヴァプールで復活できるのか?
昨シーズンのリヴァプールで不振に陥ったアタッカーたちが、世界の頂点をめざす舞台で真価を発揮しています。とりわけ目を引くのはガクポで、プレミアリーグのトロフィーを獲得した2024-25シーズンを思い出させるパフォーマンスを披露しています。彼はなぜ、苦しい1年を過ごすことになったのか?アンドニ・イラオラの下で復活を遂げるのか…?
あらためて、過去2年のガクポの足跡を振り返ってみましょう。アルネ・スロットの初年度だった2024-25シーズンは、公式戦49試合18ゴール7アシスト。リヴァプールが5位に沈んだ2025-26シーズンは、52試合9ゴール6アシストと決定力が落ちています。アンフィールドには、彼が左サイドから斬り込もうとするたびに、ため息をつくサポーターもいました。
プレミアリーグとチャンピオンズリーグのショットMAPを見ると、2つのシーズンの違いが見えてきます。レッズが優勝したシーズンのガクポは、ゴールエリア付近で8発を決めており、ミドルレンジからも2ゴールを記録しています。対して昨季はゴール前から4ゴールで、ミドルはゼロ。ボックスの外からのオンターゲットは、リーグとCLを足しても4つしかありません。
ガクポのゴールが減ってしまった原因は、2つでしょう。ひとつは、右サイドの停滞。アレクサンダー=アーノルドを失い、サラーが自由になるシーンが減ったため、サイドからのフィードの質が落ちてしまったのです。もうひとつは、左サイドの連携不足。プレミアリーグの90分あたりのスタッツを比較すると、シュートやデュエルなど個人に紐づく数字は、むしろ上がっています。
減ってしまったのは、パス本数とクロス、ビッグチャンスクリエイトといった「周囲と絡む数字」です。最大の変化は「Defensive contributions(守備的な貢献)」で、2024-25シーズンは90分あたりで2.74だったのですが、昨季は5.01と激増しています。フルバックやMFと連携できずに孤立したため、強引なシュートの比率が高まり、守備にまわる機会も増えてしまったようです。
アレクサンダー=アーノルドとアンディ・ロバートソンの重要度がわかるというべきか。フリンポンやケルケズ、ヴィルツを活かしきれなかった指揮官を咎めるべきか。いずれにしても、イラオラ監督の戦術と連携構築によって、ガクポは復活するのではないかと思われます。スウェーデン戦の2ゴール1アシストは、彼の真骨頂でした。
ブロビーの先制ゴールのアシストは、縦に突破してからの高速グラウンダー。ダンフリーズのクロスをゴール前でタップした最初のフィニッシュも、左から仕掛けてラガービエルケを振り切った2点めも、調子がいいときの得意技です。不甲斐ないプレイにストレスを溜めたレッズサポーターのみなさんは、新監督の下でリフレッシュする18番に期待していいのではないでしょうか。
ヴィルツやケルケズとの連携の質が上がり、ガクポのプレイが多彩になれば、中央のイサクの負担も減るでしょう。右サイドの破壊力を高めるのはヴィクトル・ムニョスか、ディオマンデか。さらに中盤センターとCB、右のSBを補強できれば、強いリヴァプールが戻ってくるはずです。チュニジア戦もゴールラッシュ…いや、まずい。オランダは2位通過でお願いします。(コーディー・ガクポ 写真著作者/Timmy96)
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