ポグバ、ララナ、ロス・バークリー…プレミアリーグ復帰間近と伝えられる3人のキーマンに期待!
イヘアナチョ、ヘスス・ナバス、ノリートを手離したチームは、前線の戦力の単純計算ではマイナスですが、何しろレギュラー陣が凄すぎてまったく気になりません。10試合7ゴールのガブリエウ・ジェズス、8試合8ゴールのアグエロは甲乙つけがたく、9試合7ゴールのスターリングと11試合6ゴールのレロイ・サネがいれば、ベルナルド・シウヴァに先発出場が3試合しかまわってこないのも納得です。ダヴィド・シルヴァ、デブライネはフェルナンジーニョはプレミアリーグ全試合先発出場。彼らが最後まで皆勤賞を続ければ、ペップのチームは独走で優勝するのではないでしょうか。今後のマンチェスター・シティの最大の敵は、主力を襲う負傷なのかもしれません。
一方、ライバルクラブはキーマンの負傷や出遅れに苦しんでいました。アレクシス・サンチェスがわずか1ゴールでエジルもようやく活躍し始めたアーセナル、一時はワニャマとデンべレが両方いなかったトッテナム、アザールやカンテ不在に苦しんだチェルシー。とりわけ厳しかったのがモウリーニョ監督とクロップ監督で、アンタッチャブルな存在を欠いたために攻撃のオプションに乏しく、苦しい戦いを強いられていました。そんな彼らも、そろそろキーマンが復帰するようです。ポール・ポグバとアダム・ララナ。イギリスメディア「デイリー・ミラー」は、ポグバがインターナショナルマッチウイーク明けのニューカッスル戦でベンチ入りする可能性があると報じ、「テレグラフ」はララナがリハビリの最終ステージに入ったと伝えています。
プレミアリーグ開幕から2試合連続ゴールと好スタートを切ったポグバは、9月12日に行われたチャンピオンズリーグのバーゼル戦でハムストリングを負傷。彼がいた4試合は1試合あたり3ゴールだったチームは、9月末にマルアン・フェライニも欠くと、上位対決が続いた直近のプレミアリーグ4試合で2ゴールしか決められませんでした。数人に囲まれてもボールをキープでき、前線に的確なロングフィードを通せるポグバがいれば、あっさり敗れたハダースフィールド戦や劣勢のままゴールを奪えなかったチェルシー戦は、ドローには持ち込めていたのではないかと思われます。6番の復帰は、ロメウ・ルカクの沈黙とムヒタリアンの孤立をダブルで解決してくれるのではないでしょうか。12月頭に、CLのCSKAモスクワ戦をはさんで行われるアーセナル、マンチェスター・シティとのシックスポインター2連発は、ベストな布陣で臨んでいただければと思います。
サディオ・マネがいれば、マンチェスター・ユナイテッド戦のノーゴールとトッテナム戦の惨敗は違う結果になっていたかもしれませんが、開幕前に負傷して公式戦18試合を棒に振ったララナの不在も負けず劣らず大きかったのではないかと思います。昨季プレミアリーグで31試合8ゴールという数字を残したオールラウンダーがいれば、中盤の連携やボックス手前での崩しのクオリティは格段に上がり、プレスもより機能するのではないかと思います。チャンピオンズリーグの勝負どころであるセヴィージャ戦の後、チェルシーとの大一番を控えるリヴァプールにとって、ララナの復活は心待ちにしていた最高のニュースです。
そしてもうひとり、近々復帰といわれているロス・バークリーも、チームを変えてくれるかもしれない選手のひとりです。昨季プレミアリーグで36試合に出場した司令塔は、夏にはトッテナムに移籍するといわれておりましたが、ハムストリングが癒えずに断念。ルカク移籍もさることながら、馬車馬のようなドリブルとパワフルなミドルシュートが魅力のMFの穴が埋まらなかったことも、エヴァートンが不振に陥った理由のひとつでしょう。苦境のチームを復活させる活躍を見せ、ワールドカップで真価を発揮した後にビッグクラブに移籍というのが、彼が描く最高のシナリオです。
プレミアリーグの再開までまだ1週間ありますが、3人の姿をピッチで確認する瞬間が今から楽しみです。ララナ、マネ、サラー、フィルミーノ、コウチーニョ、ヘンダーソン。ポグバ、マティッチ、ムヒタリアン、マルシアル、ラシュフォード、ルカク、ズラタン。これは、どちらも早く観たいですね!
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