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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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現地メディアの見解も二分…負傷が続くガレス・ベイルのプレミアリーグ復帰はあるのか?

南米王者のチリが最終節でチケットを取り逃がし、序盤でつまずいたオランダはスウェーデンに届かず。強豪国・伝統国が相次いで散ったロシアワールドカップ予選の最後に、驚愕のサプライズが待ち構えていました。イタリア、敗退。ファーストレグのリードを守り切ろうとゴール前を固めるスウェーデンに対して、シュート26本を浴びせたイタリアは、最後までゴールラインを越えられずにサンシーロに集まったサポーターを落胆させてしまいました。彼らの最大の敗因は、ヴェントゥーラ監督の采配だったと思います。

なぜ、ガッビアディーニを代えてしまったのか。プレミアリーグではラインの裏を狙い続ける点取り屋は、インモービレとのコンビではセカンドストライカー。サイドに流れたり引いてもらったりと、自在なポジショニングでうまく拠点を作っていました。ところが63分、ベロッティを入れた際にセインツのストライカーを外すと、スウェーデンの守備陣を振り回す存在がいなくなってしまいます。この交代は、守りやすくなったアウェイチームのベタ引きを誘発。せっかくのエル・シャーラウィにスペースは与えられず、最後はゴール前に放り込むのみでした。追加タイムの2回のCKで、ゴール前に上がってきたブッフォンの背中が今も脳裏をよぎります。ストックホルムでの失点は、デ・ロッシの足に当たってコースが変わった不運な一発でしたが、180分間ノーゴールでは、どんな釈明もファンの耳には届きません。

プレミアリーグファンとしては、イタリアのアタッカーたちよりもアレクシス・サンチェスやワイナルドゥムの不在が残念ですが、視線を最終ラインに移すと、最後のワールドカップとなる名守護神ブッフォンとボヌッチ、バルザーリ、キエリーニの「BBC」が見せる堅守を大会から失うのは寂しい限りです。「BBC」といえば、スペインにもワールドカップで観たかった大物がいます。ガレス・ベイルのウェールズは、カーディフでの最終戦に勝てば無敗でプレーオフ進出が決まるという有利なポジションにいながら、アイルランドに敗れて予選敗退。GKヘネシー、ベン・デイヴィス、アシュリー・ウィリアムズ、ジョー・アレン、サム・ヴォークスなどプレミアリーグでおなじみの選手を揃えたクリス・コールマン監督にとっては、ラムジーとベイルを欠いたのが致命的でした。

ガレス・ベイルをワールドカップで観たかったという思いは残りますが、もしウェールズが出場を決めていても彼はロシアに辿り着けなかったかもしれません。左足ふくらはぎを痛め、9月に開催されたチャンピオンズリーグのドルトムント戦以来ピッチを離れていたベイルは、今度は内転筋を痛めてリタイア。2013年の夏に1億ユーロでレアル・マドリードに入団して以来、今回が19度めの負傷となります。レアル・マドリードが放出を決めたと報じられるほど負傷が多いエースが、夏にどうなっているかは誰にもわかりません。

リーガ・エスパニョーラでプレイした4年3ヵ月で、159試合70ゴール55アシスト。この間の欠場は73試合に及び、全日程の2/3しか出場していない計算になります。イギリスメディア「デイリー・ミラー」は、ウェールズ代表監督クリス・コールマンのコメントを紹介。「彼がマドリードで幸せでないなら、ハッピーになれる場所に行かなければならない」。若き指揮官は移籍という選択肢もあると主張しています。プレミアリーグ復帰となれば、いの一番にマンチェスター・ユナイテッドの名前が取り沙汰されそうですが、「契約を延長しない」と語ったとされるクリスティアーノ・ロナウドがクラブを離れる場合は、エル・ブランコは2人を同時に手離すというギャンブルは回避するのではないかと思います。スペイン紙「アス」はガレス・ベイル放出決定と報じ、「マルカ」は夏までは保留としており、現地メディアの見立てもひとつの方向にまとまっているわけではありません。

ポルトガルのレジェンドの里帰りという物語の実現をめざすか、ウェールズの天才の復活に賭けるか。3試合に2試合しか出場できないベイルの現状を気にするか、5試合中4試合でゴールに絡んでくれることを評価するか。ユニフォームが売れるのは間違いない「BBC」の一角を手繰り寄せられそうとなれば、7番が空いているマンチェスター・ユナイテッドは興味を示しそうではあるのですが、蠱惑的な高額のお買い物はいずれもハイリスクです。…おお、ダブリンで行われている決戦でクリステンセンとエリクセンのプレミアリーグコンビがゴールを決め、デンマークがアイルランドをリードしています。マドリードにビッグイヤーを3回もたらした英雄たちに思いを巡らせるのをしばし中断して、最後の欧州予選プレーオフに没頭することとしましょう。

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