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日曜日の大一番でヒーローになれるか?「スカイスポーツ」がルカクVSモラタを徹底チェック!

ピョンチャンオリンピックが閉会式を迎える日曜日は、カラバオカップ決勝でアーセナルとマンチェスター・シティが激突しますが、これに負けず劣らず楽しみなのがプレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドVSチェルシーです。2位のマンチェスター・ユナイテッドから5位トッテナムまで4差という大激戦の椅子取りゲーム。シックスポインターに敗れれば、マンチェスター・ユナイテッドはこれまでキープしていたアドバンテージを吐き出し、チェルシーはトッテナムにかわされて5位に落ちる可能性大です。

「スカイスポーツ」のアダム・ベイト記者は、注目の一戦のキーマンはストライカーと考えているようです。「Romelu Lukaku and Alvaro Morata facing up to massive expectations(ロメウ・ルカクとアルバロ・モラタは大いに期待されている)」。今季プレミアリーグでロケットスタートを決めながら、その後ペースを落とした2人のストライカーについてのアナライズをチェックしてみましょう。

プレミアリーグで27試合12ゴール。ハリー・ケイン、サラー、アグエロが次々と20発の大台に乗せるなか、ルカクのゴール数はもの足りなく見えますが、公式戦すべてをカウントすると39試合21ゴールと印象が変わります。チャンピオンズリーグで4発、FAカップで4発決めているベルギー人ストライカーは、昨季エースだったズラタン・イブラヒモヴィッチの28ゴールを超えるのではないかと思われます。「スカイスポーツ」の記事は、「ルカクはエヴァートン時代と変わらないペースでゴールを決めている」と指摘。エヴァートンではプレミアリーグ141試合68ゴール23アシスト、130.5分で1ゴールというペースで決めていたルカクは、12ゴール5アシストのマンチェスター・ユナイテッドでは132.4分で1ゴール。昨季は上位対決で4発、今季はゼロと内容を見るとツッコミどころもあるのですが、全体的には決して悪い数字ではありません。

片やモラタは、6戦6発の好スタートの後は、プレミアリーグ15試合4ゴール。個人的な事情でチームを離れていたスペイン人は、2ヵ月もゴールから遠ざかっているものの、ベイト記者は「スペインやセリエAで体験していない試合数をこなしており、フィジカルもメンタルも疲れているように見えるが、彼のレコードは決してプアではない」と擁護しています。155.1分に1ゴールというペースはルカクには劣るものの、優勝チームの大黒柱だったジエゴ・コスタの154.1分とさほど変わりません。

ルカクとモラタに共通しているのは、それぞれ7500万ポンドと7000万ポンドという高額の移籍金で加入したために合格ラインが高く、前の所属チームとの比較でゴール数が増えると予想されていたことです。エヴァートンよりもいいサポートが得られるといわれていたルカクに対して、モラタのほうはレギュラー起用で出場時間が増えればゴール数も伸びると思われていました。机上の計算通りにはいっていないものの、両者とも2ケタに乗せており、1年めとしてはまずまずなのではないでしょうか。「スカイスポーツ」の記事は、「ルカクとモラタはクラブを次のレベルに押し上げるほどではないが、イブラヒモヴィッチとジエゴ・コスタのリプレイスはできている」と結んでいます。「ハリー・ケインの半分ではないか」という批判には、ベイト記者の記述を引用して切り返しましょう。

「2ヵ月前、ルカクが(プレミアリーグ通算)65ゴールだったときに、ハリー・ケインは98ゴールを決めていた。しかしおそらく、それこそがベルギー人の7500万ポンドに対してハリー・ケインの価値が2億ポンドに近づいている理由だろう」

ルカクVSモラタ。明日の直接対決が楽しみです。

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