プレミアリーグのピッチに戻ってきてほしい…サンティ・カソルラに退団報道!
最初の3年はプレミアリーグ106試合23ゴール、その後の3年は23試合2ゴール。2012-13シーズンにスペインのマラガからやってきたウインガーは、移籍初年度にプレミアリーグ全試合出場を果たし、12ゴールをゲットしました。「利き足がわからない…」とチームメートを絶句させるほどのオールラウンドなテクニックと、的確な状況判断。サポーターの心をつかんだのは、当初のサイドアタッカーとしてのプレイよりも、2013-14シーズンにメスト・エジルが加入した後のセントラルMFとしてのゲームコントロールでしょう。2014-15シーズンは、プレミアリーグ37試合7ゴール11アシスト。アレクシス・サンチェスやジルーを後方から操り、自らも大事なシーンでゴールを重ねたこのシーズンが、フットボーラーとしてのサンティ・カソルラのピークでした。
チェルシーとマン・シティに及ばず、3位に終わったクラブは、2015-16シーズンにはレスター、トッテナムと優勝争いを繰り広げます。カソルラは、14節のノリッジ戦を最後に長期離脱。最終節にようやく復帰したセントラルMFが、今までのように通年で活躍していれば、ヴェンゲル監督は久しぶりのプレミアリーグ制覇を実現していたかもしれません。翌シーズンは、8節で早々にリタイア。6勝1分1敗だったガナーズは1月から長いスランプに陥り、19年連続で出場していたチャンピオンズリーグのチケットを取り逃してしまいました。
アーセナルが下降線を辿っていったこの1年8ヵ月、カソルラはフットボール選手としての生命を賭けた戦いに明け暮れていました。副腎皮質ステロイドを使ったリスキーな手術がうまくいかず、感染症を患った右足首は、一時は切断が必要といわれるほど悪化。かかとは壊疽し、アキレス腱を8cmも失ったベテランMFは、ピッチに戻るどころか「歩けるのは幸運」とまでいわれていました。「何度もタオルを投げようと思った」…カソルラを支えていたのは、もう1度プレイしたいという一途な思いだけだったのでしょう。リハビリに耐え続けたMFは、試合前のピッチでランニングする姿にサポーターから声援を受けるところまで復活。あと一息でした。ヨーロッパリーグのリストに名を連ねていたカソルラが、ピッチに帰ってくる前に、ヴェンゲル監督の退任が発表されました。
68歳の指揮官が残り1年の契約を全うしていれば、カソルラにはチャンスがあったのだと思われますが、今はどうなるのか全くわかりません。彼にとって今季がガナーズにおける最後のシーズンになるのなら、5分でもいいので、プレミアリーグのピッチに戻ってきていただければと思います。カソルラがいれば…。この10年で、アーセナルが最も優勝に近づいた2015-16シーズンを思い出して、今もときどきつぶやいてしまいます。
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彼が居たなら。。。何度と思いました。
アーセナルの試合でサンティおじさんの笑顔が見たいです。
更新ご苦労様です。
カソルラがいれば・・・その不在を嘆いたことは一度や二度ではありません。
カソルラがピッチに立てるなら再契約すべきです。誰が新監督でもその新監督がいかなるコンセプトを採用しようと万全のカソルラならば何の問題もなく完璧に対応してくれるはずです。逆に言えば・・・そうでないのなら心から残念ですが再契約出来ないでしょう。重要なのはあくまでもカソルラの状態です。
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自分の足と交換したい。そう思って仕方ない名選手です。観ていてストレスのない滑らかなプレーを、ヴェンゲルの元でもっと…