イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

プレミアリーグのスター競演!ワールドカップ予選、有力国の明暗(後篇)

「プレミアリーグのスター競演!ワールドカップ予選、有力国の明暗(前篇)」から続きます。本大会出場を決めたドイツ、スイス、ベルギーに続き、次戦でほぼ決まりなのがスペイン、ロシア。そして、モンテネグロ、ウクライナと三つ巴の激戦を繰り広げていたイングランドも、当面のライバルだったモンテネグロを予選敗退ほぼ確定に突き落とし、ウクライナとのマッチレースに持ち込みました。最終戦、ホームでポーランドに勝てば出場決定です。

スペインは、ホームでベラルーシに2-1と勝ち、残り1試合で2位フランスと3勝ち点差。最終戦、ホームでグルジアに負けるわけもなく、1位での本大会出場は堅いでしょう。ベラルーシ戦は、マンチェスター・シティのネグレドと、ベテラン・シャビのゴールで勝ちましたが、このゲームのトピックスは、スウォンジーのミチュの代表デビューでしょう。初召集にもかかわらずスタメンに起用されたミチュは、前半からチャンスを決めきれず、代わって入ったネグレドがスペインの2点めを決めてしまうという、やや苦いデビューでしたが、何しろ世界チャンピオンの一員です。まずは、大きな一歩を踏み出せたことに拍手を送りたいと思います。

ロシアも最終戦を残して勝ち点3差と突破をほぼ手中にしていますが、このグループではむしろ、ポルトガルのつまづきのほうが気になります。リカルド・コスタ、ナニ、ペペ、クリスティアーノ・ロナウドと、おなじみのメンバーを揃えて、ホームでイスラエルに1-1のドロー。予選開始当初からアップアップだったポルトガルは、ここにきても調子が上がらず、来月、プレーオフに顔を出すことになりそうです。2位通過のプレーオフ参加組も錚々たるメンバーで、このままだとウクライナ、スウェーデン、トルコ、フランスなどがまわってくる可能性が高く、彼らと直接対決となると一気にピンチ。毎年、バロンドール候補の常連であるクリスティアーノ・ロナウドを擁するポルトガルは、欧州予選で姿を消してしまうのでしょうか。(10/15追記:ポルトガルはFIFAランク上位でシードされるので、フランスはともかく、スウェーデン等とは当たりませんね。失礼しました)

一方、イングランドは踏ん張りました。ウェンブリーにモルドバを迎え、前半から押しまくっての4-1。ジェラード、ランパード、ルーニーを中心に、今季プレミアリーグで好調をキープしているスタリッジ、トッテナムで頭角を表してきたタウンセンド、運動量豊富なウェルベックを配し、とにかく攻めるというホジソン監督の意志は明確です。前半はボールを支配しながらも力が入り過ぎ、しばしばカウンターを喰らうシーンもあったイングランド。ジェラード、スタリッジのミドルは決まらず、タウンセンドの強烈な左足シュートのこぼれをルーニーが枠を外すなど、焦り気味だったホームチームも、後半開始早々にエース・ルーニーが決めると、後は自分たちのサッカーを貫徹。ボスコビッチのオウンゴールで追加点を奪い、タウンセンドの右足ミドル、スタリッジのPKと着実に点を重ね、圧勝です。ウォルコットやレノンを欠き、直前にクレヴァリーがケガでリタイアするという不安材料はありましたが、バークリー、デフォー、キャリックとサブにも調子がいい選手が多く、この試合を観る限り、最終戦で目標を失ったポーランドに負けることはないでしょう。

欧州以外では、アメリカとコロンビアが本大会出場を決めた一方で、ウルグアイがストレートイン圏内の4位から脱落するという大苦戦。何とかパナマに勝って4位に浮上した北中米カリブのメキシコともども、地力があるにもかかわらず、次戦の結果次第ではプレーオフにまわる可能性があります。

ウルグアイが4位に入るためには、自チームの勝利は必須で、3位エクアドル、4位チリいずれかの大敗が条件なのですが、チリとエクアドルは直接対決でスコアが大きく動く可能性はほぼゼロ。では自らが大量得点…と気合を入れたとて、相手が首位アルゼンチンでは望み薄です。スアレス、カバーニ、フォルラン、ルガーノがいながら、なぜここまでフラフラしてたのかわかりませんが、彼らの本大会出場のニュースは、来月、アジア5位ヨルダンとのプレーオフ後ということになりそうです。7月に日本を子ども扱いしたチームが、ヨルダンには負けないでしょう。いや、まさか、ねえ。

おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


“プレミアリーグのスター競演!ワールドカップ予選、有力国の明暗(後篇)” への1件のコメント

  1. Atapupef より:

    teu does anastrozole cause hair loss <a href=http://wgiziyvtfeg.com>generic anastrozole same arimidex</a>, anastrozole cancer

コメントを残す