10月のプレミアリーグMVPは3戦5発の天才オーバメヤン、最優秀監督は若手抜擢のエディ・ハウ!
2018年1月にアーセナルに加わったオーバメヤンは、2017-18シーズンの後半戦だけで13戦10発と2ケタに乗せ、今季もここまで10戦7発とハイペースでゴールを重ねています。ラカゼットがサイドでは機能しづらいため、オーバメヤンが左にまわされることが多いのが今のアーセナルですが、机上で作ったフォーメーションの図面など関係ないとばかりにゴール前に侵入。ベジェリンやエジルが右サイドでチャンスを創ると、完璧なタイミングでもらえる位置に入り、狙い通りのフィニッシュを決めています。
香川真司がいたこともあって、ドルトムント時代から彼のプレイを見る機会が多く、類まれなるスピードとテクニックに目を奪われていたのですが、プレミアリーグで毎週追いかけるようになってからは、クレバーな選手という評価が加わりました。ファン・ニステルローイ以来のインパクト。天才です。どうしたら、あれだけ速くトラップからキックに移れるのか。左サイドとワントップで、いともたやすくプレースタイルを変えられるのはなぜか。入団以来、28試合19ゴールのストライカーには、できるだけ長くロンドンに留まってほしいと思っています。ゴールシーンに触れるたびに、プレミアリーグファンでよかったと心が震えます。
月間最優秀監督には、ボーンマスのエディ・ハウが選ばれています。9月末のバーンリー戦を4-0で惨敗し、11月頭のマンチェスター・ユナイテッド戦は1-2で惜敗しているのですが、10月の4試合は3勝1分で勝ち点10をゲット。表彰を狙ったかのような見事なプレゼンテーションです。中堅以下のクラブには珍しく、機能的なパスサッカーを追求するボーンマスは、例年のスロースタートが嘘のように序盤から勝ち続け、マンチェスター・ユナイテッドと勝ち点で並ぶ6位につけています。
エディ・ハウ監督のお手柄は、新戦力の活用でしょう。シェフィールド・ユナイテッドから来た21歳のブルックスは、トップ下からラインの裏に走り込むプレイが冴え、初めてのプレミアリーグで10戦3発と好スタート。レバンテから連れてきたジェフェルソン・レルマを中盤センターに据え、21歳で伸び盛りのルイス・クックとコンビを組ませています。アダム・スミスが左SBに入ったことで、フォローを受けるライアン・フレイザーの突破力が高まりました。これらの変化で、ベテランのサーマンとダニエルズが出番を減らしましたが、プレミアリーグは年末年始がとにかくタイトなので、彼らの安定感が必要になる機会が訪れるでしょう。
インターナショナルマッチウィーク明けに、ボーンマスとアーセナルが激突します。エディ・ハウの素晴らしいパスワークで崩壊寸前に追い込まれたマンチェスター・ユナイテッドのサポーターとしては、エメリ監督には「最初からフルスロットルでいかないとやばいです」と進言したいと思います。今季プレミアリーグで前半をリードして終えたことがないスロースターターが、出オチ覚悟のボーンマスの速攻をまともに喰らえば、オーバメヤンが2発決めても届かない状況に一気に持っていかれるかもしれません。攻め合い必至の好カード。必見です!
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我が事のように嬉しいです。
自信をつけて、更なる活躍を願います。
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オバメヤンはスーパーガールないんですけどね。
FWは点を取れるところにいることが重要なんだと感じさせられる選手ですね。
ラカゼットと量産して欲しいです
makotoさんからの「天才」嬉しいです。育て上げたのはドルトだけど…。
オーバメンの爆発なくしてCL権は獲れないです。ラカzとオーバが明るくていい雰囲気です。