デ・ヘア、エリクセン…契約が残り1年を切ったワールドクラスたち、去就はいかに?
チャンピオンズリーグの出場権を得られなければ、サラリー25%カット。マンチェスター・ユナイテッドが、最近の新契約に等しく乗せている条項ともいわれていますが、「いくら何でも削り過ぎ」と感じる選手もいるでしょう。デ・ヘアの代理人を務めるホルヘ・メンデス氏は、契約延長は1月まで保留とクラブに伝えたといわれています。2020年になれば、現在の契約が残り半年を切るデ・ヘアは他クラブと自由に交渉できるようになります。
オーレ・グンナー・スールシャール監督は、超絶セーブでチームを救ってきたワールドクラスにキャプテンマークを3回渡しており、朗報を心待ちにしているはずですが、マンチェスター・ユナイテッドはアトレティコ・マドリードのヤン・オブラク獲得を検討し始めたと報じられています。プレミアリーグで9シーズンめを迎えている28歳のGKを移籍金ゼロで持っていかれ、オブラク獲得のためにバイアウト条項にある1億ユーロ以上のビッグマネーを費やすというシナリオは、簡単に呑めるものではないでしょう。
1月に他クラブのレギュラーGKを獲得するのは至難の業。第2GKのセルヒオ・ロメロはプレミアリーグ出場が7試合しかなく、シェフィールド・ユナイテッドに貸し出しているディーン・ヘンダーソンはさらに少ない4試合です。デ・ヘアを手離すという最悪の事態は回避してほしいのですが…。サポーターとしては、年末までに何とかなりますようにと祈るしかありません。
移籍したいと明言していたクリスティアン・エリクセンも、1月の決断が注目されている選手のひとりです。「ザ・サン」は、マンチェスター・ユナイテッドとインテルが狙っていると伝えていますが、ダニエル・レヴィ会長は稀代のプレーメイカーを売りさばこうとするのでしょうか。新契約締結は望み薄。ポチェッティーノ監督が、夏に獲得したロ・チェルソをフィットさせることができれば、エリクセンの売却スキームが一気に加速する可能性が高まります。マンチェスター・ユナイテッドは、夏に7000万ポンド(約91億円)を用意していたといわれていますが、年明けのディールとなれば格安の移籍金で手に入れることができそうです。
やり手と評されるレヴィ会長は、既に「いかに高く売るか」にシフトしているのではないでしょうか。マン・ユナイテッドに来ていただければ盛り上がるのですが、スペインから声がかかれば、ご本人はプレミアリーグを去るという決断をするものと思われます。スパーズでは、アルデルヴァイレルトとフェルトンゲンも今季限りです。静かな夏が続いていたスパーズは、冬のマーケットで主役になるかもしれません。
ウィリアン、ペドロ、ジルー、マティッチ、バイリー、ライアン・フレイザー、ミルナー、ナサニエル・クライン、フェルナンジーニョ、ベンテケ…デ・ヘアとエリクセンの去就についてレポートした「スカイスポーツ」は、次の夏で契約満了となる選手をリストアップしています。ミルナーを除く全員がクラブを離れるように思えるのですが、果たして…!新契約か放出か、泣くも笑うも交渉の残り時間は4ヵ月です。
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エリクセンのコメントを見る限りでは契約延長は望めないでしょう。
移籍はやむを得ませんがこれほどの選手がフリーでとなるともったいないと感じてしまいます。
とはいえスパーズに多大なる貢献をしてくれたのは間違いありません。
最後に何かしらのタイトルを獲得して有終の美を飾ってもらいたいものです。